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ITエンジニアの副業事情とは?おすすめの仕事・探し方・注意点を解説

ITエンジニアの副業事情とは?おすすめの仕事・探し方・注意点を解説

ITエンジニアとして「本業のスキルを活かして月数万円の収入を増やしたい」「将来のフリーランス独立に向けた経験を積みたい」など多くのITエンジニアが副業に興味を持っていますが、本当に稼げるのか、何から始めればいいのかお悩みではございませんか?

この記事では、ITエンジニアの副業事情を徹底解説します。案件の種類から仕事内容、失敗しないための注意点、そして最も効率的に案件を獲得する方法を解説していきます。

目次

ITエンジニアが副業を始めるなら「フリサポ」

BIGDATA NAVI

ITエンジニアとして副業を始めるには、「フリサポ」がおすすめです。

「フリサポ」とは、フリーランスへの独立や、副業からのスタートをサポートするサービスです。

IT・Web系の副業を始めてみたい人や、フリーランスとして独立を目指す人を完全無料で支援しており、連携先のフリーランス求人媒体から、非公開案件も含めた副業案件の情報提供をしてもらうこともできます。

キャリアカウンセラーによる無料カウンセリング、スキルアップのための講座を無料・格安で受けられるなどのサービスも充実しています。

応募にはIT・Web領域における実務経験が半年以上必要となりますが、これから副業を始めようと考えている人、副業を始めたものの職種や案件の変更を検討している人は、まずはエントリーしてみましょう。

ITエンジニアの副業事情

ITエンジニアの副業は、近年ますます広がりを見せています。ここでは会社員のITエンジニアが副業できるのか、どのように時給や単価が決まるのか、働き方の選択肢について解説します。

会社員のITエンジニアでも副業は可能

就業規則で禁止されていなければ、会社員のITエンジニアであっても副業は可能です。ITエンジニアの仕事がリモートワークに適していることや、納期ベースで成果を求められるケースも多いところが、副業として取り組みやすい理由です。

平日の夜に数時間だけコードを書く案件や、土日にまとめて作業できる案件であれば、会社員でも空いた時間を活用しやすいでしょう。スキルを活かして短時間でも成果を出せる仕事も多いので、ITエンジニアは副業を始めやすい職種といえます。

職種やスキル・経験によって時給・単価も変化

ITエンジニアの副業は、職種やスキル・経験によって大きく単価が変わります。高度なスキルを持つ人ほど単価は高くなり、未経験に近い人は低単価から始めることが一般的です。

これは、クライアントが求める技術レベルや責任の範囲によって報酬が変わるからです。システム設計や上流工程を任される場合は高単価になりやすく、簡単な修正作業やコーディングだけの場合は低単価になりやすい傾向があります。

土日のみや週1稼働、フルリモート可能な案件も多い

働き方の自由度が比較的高いITエンジニアの副業では、土日のみ・週1回だけの稼働といった案件も珍しくありません。さらに、フルリモートで取り組める案件が多く存在しており、地方在住でも都市部の案件に参画できるというメリットもあります。

具体例としては、週末だけ稼働するWebアプリの改修案件、夜間に数時間だけ対応するシステム保守案件などがあげられます。自分のライフスタイルにあわせて柔軟な働き方ができるのは、ITエンジニアの副業における大きな魅力です。

ITエンジニア副業の始め方

副業を始めたいITエンジニアにとって、大切なのは「準備」と「最初の1歩」です。やみくもに案件を探すのではなく、自分のスキルを整理し、適した案件を見つけ、無理なく始めることが成功につながります。

本章では、ITエンジニアが副業を始めるときの準備と最初の1歩について解説します。

自分のスキル・経験や強みを整理する

まずは副業を始める前に、自分のスキルや経験・強みを整理しましょう。「何ができるのか」を明確にしておくことで、自分に適した案件を探しやすくなるからです。

具体的には、Webサイトのフロントエンド開発が得意なのか、システム設計に強いのか、あるいはインフラの運用に詳しいのかといった点を洗い出します。経験年数や実績がある分野を書き出すだけでも、自分の強みを理解でき、案件の獲得率を高めることにもつながります。

自分に合った副業案件を探す

スキルや経験を整理したら、次に自分に合った副業案件を探してみましょう。ここで大事なのは、「稼ぎやすさ」だけでなく「続けやすさ」という視点も持っておくことです。

短時間で対応できる案件であれば、本業に支障を出さずに取り組めますし、スキルアップを目的にするなら、新しい技術を使う案件に挑戦してみるのも良いでしょう。案件の種類や働き方は幅広いので、目的に応じて選ぶことが、長く副業を続けるコツです。

短期・単発の案件から始めてみる

副業が初めての人であれば、まず短期や単発の案件から始めるのがおすすめです。その理由は、小さな案件であればリスクが少なく、仕事の流れを一通り体験しやすいからです。

例えば、1週間程度で終わるテスト業務・限定的な機能追加のような小規模な開発案件であれば、負担が軽く挑戦しやすいので、学びながら取り組めます。そのなかで、納期管理やクライアントとのやり取りといった経験を積み重ね、より大きな案件へ進む準備を整えましょう。

ITエンジニア向けの副業を探す方法

ITエンジニアが副業を始める際に大きな課題になるのが「どうやって案件を見つけるか」という点です。現在は案件の探し方が多様化しており、専門エージェントを通じて紹介を受ける方法や、オンライン上で案件を直接受注する方法などがあります。

ここからは、代表的な5つの方法を紹介していきます。

  • 副業・フリーランスエージェント
  • クラウドソーシングサービス
  • スキルシェアサービス
  • ビジネスSNSの活用
  • 友人・知人からの紹介

副業・フリーランスエージェント

副業・フリーランスエージェントは、個人では見つけにくい高単価の案件や、希望条件にあった案件を紹介してくれるサービスです。自分で探す手間を大きく減らせるうえ、契約や報酬の交渉を代行してくれる場合も多く、トラブル防止にもつながります。

ここでは、安心して副業を始めるために利用したい、代表的な副業・フリーランスエージェントを2つ紹介します。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランス

引用元:『レバテックフリーランス』

レバテックフリーランスは、ITエンジニア向けの案件紹介に強みを持つエージェントです。Web系・アプリ開発・インフラ構築などの分野で豊富な案件を扱っており、高単価で継続的に働ける案件が多いのが特徴です。

専任の担当者が案件紹介から契約・稼働後のフォローまで対応してくれるので、クライアントとのやり取りに不安がある人でも安心できます。副業として短時間から始めたい人や、将来フリーランスを考えている人にとって心強いサービスといえます。

BIG DATANAVI

BIGDATA NAVI

引用元:『BIGDATA NAVI』

BIG DATANAVIは、データ分析やAI分野に特化した案件を多く扱うエージェントです。ビッグデータ解析・機械学習モデルの開発・データ基盤の構築など、高度な専門性を求められる案件が中心で、その分高単価の案件も豊富にそろっています。

最先端の技術に触れられる案件も多いため、実務を通じてスキルアップできる点も魅力です。スキルを活かして効率よく収入を得たい人や、AI・データ領域のスキルを磨きたい人にとって、頼れるサービスになるでしょう。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスは、副業を始めたいITエンジニアにとって身近で取り組みやすい方法の一つです。オンライン上のプラットフォームを通じて、企業・個人が募集している案件に応募でき、自分のスキルや時間にあわせた仕事を選べるのが大きな特徴です。

ここでは、初心者でも安心して利用できるクラウドソーシングサービスを2つ紹介します。

クラウドワークス

クラウドワークス

引用元:『クラウドワークス』

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスの一つで、幅広い案件を取り扱っている点が特徴です。ITエンジニア向けの案件としては、Webサイト制作・アプリ開発・システム改修といった実務系のものから、コーディングやテスト業務など初心者でも取り組みやすい案件まで多彩にそろっています。

発注者と受注者のやり取りはクラウドワークス上で完結し、支払いも運営を通じて行われるため安心感があります。エンジニア経験の浅い人でも実績を積み上げやすく、スキルアップを目指しながら副業を進められるのが強みのサービスです。

ランサーズ

ランサーズ

引用元:『ランサーズ』

ランサーズは、クラウドワークスと並んで知名度が高いクラウドソーシングサービスです。ITエンジニア向けには、Web開発・アプリ制作・システム運用など幅広い案件がそろっており、リモートで対応できる仕事が多いのが特徴です。

案件の形式も、コンペ形式や直接依頼など複数用意されており、プロフィールとポートフォリオを充実させることで、クライアントからの直接オファーが届く仕組みも整っています。信頼関係を築きながら長期的に仕事を続けやすい環境であるため、副業を本格的に軌道に乗せたいエンジニアに適したサービスです。

スキルシェアサービス

スキルシェアサービスは、自分の得意分野・経験を商品として提供できる仕組みで、ITエンジニアの副業としても人気があります。「自分のスキルを出品する」という形で仕事を得られる点が特徴で、プログラミングやWeb制作のような専門的なスキルはもちろん、学習サポートや相談といったサービスも提供できるため、幅広いニーズに対応できます。

ここでは代表的なスキルシェアサービスを2つ紹介します。

ココナラ

ココナラ

引用元:『ココナラ』

ココナラは、自分の得意分野を自由に出品できるスキルシェアサービスで、ITエンジニアにとっても利用しやすい環境が整っています。プログラミングの相談やWebサイトの改善・コードレビューなど、自分のスキルを「商品」として登録することで、興味を持った依頼者から購入される仕組みです。

また、購入されるのを待つだけでなく、自分からの提案も可能で、積極的に動けば仕事の幅を広げられます。価格は数千円から設定でき手軽に始めやすいので、自分の得意分野を活かしつつ、無理なく副業をスタートしたいと考えている場合は、ココナラの利用を検討してみましょう。

シューマツワーカー

シューマツワーカー

引用元:『シューマツワーカー』

シューマツワーカーは、週末や短時間の稼働を前提とした副業案件を紹介するサービスで、忙しい会社員のITエンジニアに特化しています。本業に支障を出さずに副業を続けられるよう設計されており、週1回や土日だけの稼働で取り組める案件が豊富にあります。

くわえて、契約・条件調整を行なってもらえるサポートも受けられるため、安心して案件に集中できる点も魅力です。限られた時間で効率よく副収入を得たい人や、初めて副業に挑戦する人に向いているサービスといえます。

ビジネスSNSの活用

ビジネスSNSは、副業案件を探すうえで有効な手段の一つです。クラウドソーシングやエージェントとは違い、SNSを通じて人脈を広げられるため、信頼関係を築きながら仕事を得やすいという特徴があります。

専門スキルを明確にアピールすれば、思いがけない依頼や紹介につながることもあるので、ここで紹介する2つのビジネスSNSをぜひ使ってみてください。

LinkedIn

LinkedInは、世界中で利用されているビジネス特化型のSNSで、ITエンジニアにとっても多くの機会を得られる場です。自分の職務経歴とスキルをプロフィールに登録することで、企業の採用担当者やプロジェクト責任者から直接アプローチを受けられるからです。

海外の企業や外資系の案件も多く、リモートワークで国際的な仕事を請け負うチャンスが広がるとともに、業界関係者とつながれば、最新の技術情報やキャリアアップのヒントを得られる点は大きなメリットといえるでしょう。公開情報を充実させ、積極的にネットワークを広げることで、収入だけでなくキャリア全体を成長させられるSNSです。

リンク先:『Linkedin』

YOUTRUST

YOUTRUSTは、日本国内で注目されているビジネスSNSで、副業や転職を前提としたつながり作りに強みがあります。友人・知人を通じて「信頼できる人材」として紹介される仕組みがあり、安心感のあるやり取りをできるのが特徴です。

SNSを通じてカジュアルにつながれるので、企業が「副業で手伝ってほしい」という形で直接依頼してくるケースもあり、堅苦しい手続きなしで副業を始めやすいのも魅力です。信頼をベースにしたマッチングが中心となるため、単なる案件獲得にとどまらず、長期的なキャリアや人脈づくりにも役立ちます。

リンク先:『YOUTRUST』

友人・知人からの紹介

友人・知人からの紹介は、ITエンジニアが副業を始めるうえで信頼性の高い方法です。なぜなら、もともと人間関係がある相手からの依頼は安心感があり、仕事のやり取りもスムーズに進みやすく、報酬の交渉や作業範囲の確認もしやすい傾向にあるからです。

くわえて、エージェントやクラウドソーシングサービスを通さずに直接つながれるので、仲介手数料がかからない点もメリットの一つといえます。人脈を大切にし、普段から自分のスキルと得意分野を発信しておくことで、新しい副業のチャンスを広げられます。

ITエンジニア向け:職種別のおすすめ副業案件

一口にITエンジニアといっても、職種によって求められるスキルや副業案件の内容は大きく異なります。そのため、自分の専門分野にあった案件を選ぶことが、副業を無理なく続けるための重要なポイントです。

ここからは、6つの主要な職種別におすすめの副業案件を詳しく説明していきます。

  • システムエンジニア向けの副業案件
  • プログラマー向けの副業案件
  • Webエンジニア向けの副業案件
  • インフラエンジニア向けの副業案件
  • AIエンジニア向けの副業案件
  • データサイエンティスト向けの副業案件

システムエンジニア向けの副業案件

システムエンジニアは、要件定義や設計、開発から運用まで幅広い工程に携わるため、副業の選択肢も多い職種です。なかでも上流工程の経験を持っている人は、設計や構築といった高度な案件に参画でき、高い報酬を期待できます。

ここでは、システムエンジニアが取り組みやすい代表的な副業案件の種類と特徴を詳しく見ていきましょう。

システム設計・構築の副業案件

システム設計・構築の副業案件は、企業の業務フローを分析し、それをもとに適したシステムを設計する仕事です。新規システム導入や既存システムの改修プロジェクトに携わることが多く、要件定義や設計書の作成、システム全体の構造を考えるスキルが求められます。

なかでも企業の基幹システムや業務管理システムなどにおいては需要が高く、近年ではクラウド環境への移行支援といった案件も増えつつあります。要件定義から携わるため責任は大きいですが、その分やりがいと報酬も大きいのが特徴です。

システム開発の副業案件

システム開発の副業案件は、設計された内容を実際に動くシステムとして形にする仕事です。副業としても案件数が多く、短期的な開発依頼から長期的なプロジェクト参画まで幅広く存在します。

プログラミングスキルを活かして、Webサービスや業務アプリケーションを開発することが中心で、顧客管理システムの新規開発・既存システムへの機能追加などの案件があります。開発経験が豊富なエンジニアはもちろん、特定の言語やフレームワークに強みを持つ人にとっても案件を獲得しやすい分野です。

WEB・モバイルアプリ開発の副業案件

WEB・モバイルアプリ開発の副業案件は、ユーザーが直接触れる部分を作る仕事です。企業や個人事業主がサービス展開を行う際に必要となるため、新規開発や改善案件が募集されていることが多く、需要も安定している分野です。

代表的な業務内容としては、ECサイトの構築・予約アプリの開発・既存アプリのUI改善などがあげられ、案件によっては短期的な実装だけでなく、リリース後の運用まで担当することもあります。最新の開発技術を取り入れる機会も多く、スキルアップを図りながら収入を得られるのが特徴です。

システム運用・保守の副業案件

システム運用・保守の副業案件は、既存システムを安定的に稼働させるための仕事です。サーバーやネットワークの監視・障害対応・定期的なバックアップといった作業がおもな内容になります。

ECサイトのシステムを24時間安定させるための監視業務や定期メンテナンスなど、開発スキルがなくても取り組める案件もあり、比較的参入しやすいのが特徴です。緊急時に対応が必要な場合もありますが、リモートで行える案件も多いため、本業と両立しやすい点がメリットです。

プログラマー向けの副業案件

プログラマーは、実装やコーディングのスキルを活かして副業に取り組みやすい職種です。案件の幅が広く、初心者から経験豊富な人まで自分にあった仕事を見つけやすいのが特徴です。

ここでは、プログラマー向けの代表的な副業案件を紹介します。

HTML/CSSコーディングの副業案件

HTMLやCSSを使ったコーディングの副業案件は、Webサイトのデザインをもとに正しく表示されるページを作る仕事です。企業サイトやブログ・キャンペーンページの制作で需要があり、比較的シンプルな作業が多いので、初心者でも挑戦しやすい分野です。

納期は短めのことが多いですが、スキマ時間を活用しやすく、副収入を得ながら実務経験を積めます。小さな案件を積み重ねればポートフォリオにもなるため、次の案件獲得につながりやすい点もメリットの一つです。

Webライティングの副業案件

プログラマーが副業として、Webライティングの案件に取り組むケースも実は増えています。実務経験を持つエンジニアが書くことで信頼性が高まるため、技術記事や開発に関する解説記事において需要があるからです。

文章を書く力を磨きながら自分の専門知識を広められ、記事を公開することで、ほかの副業やキャリアにつながることもあります。報酬は文字単価や記事単位で支払われることが多く、短期間で収入を得られる点も副業として取り組みやすい特徴です。

ゲームやツール開発の副業案件

ゲームやツール開発の副業案件は、プログラマーにとって高い専門性を発揮できる仕事です。小規模なブラウザゲーム・会社内の業務を効率化するツールなど、多様なニーズがあります。

開発には時間とスキルが必要ですが、その分報酬も高めに設定されることが多く、完成した成果物を実績として活用できるのも大きなメリットです。挑戦のハードルは少し高いですが、経験を積んだプログラマーにとっては、魅力的な副業分野といえるでしょう。

プログラミング講師の副業案件

プログラミング講師として活動する副業案件は、自分のスキルを教えることで収入を得られる仕事です。初心者向けの基礎講座から、特定の言語やフレームワークに特化した講座まで幅広く存在します。

プログラミングスクールでの指導や、学生や社会人に向けたオンライン講座など、対面・オンラインと柔軟な働き方ができるのも強みです。実務経験を活かしながら人に教えることで、自分の理解を深められるとともに、社会的な信頼や発信力を高めるきっかけとしても期待できます。

Webエンジニア向けの副業案件

Webエンジニアは、インターネット上のサービスやシステムを開発する専門家として、副業でも幅広い案件に挑戦できます。フロントエンド・バックエンドなど分野ごとに求められるスキルは異なりますが、需要は高く、リモート対応可能な案件も多いのが特徴です。

ここでは、Webエンジニア向けの代表的な副業案件を紹介します。

フロントエンド開発の副業案件

フロントエンド開発は、ユーザーが直接触れるWeb画面を作る仕事で、Webエンジニアの副業案件として人気があります。HTMLやCSS・JavaScriptといった基本スキルにくわえ、ReactやVueといったフレームワークを使えると対応できる案件の幅が広がります。

デザインを正しく反映させる・使いやすい画面を提供するといったことが求められるため、UIやUXの知識があるとさらなる強みになるでしょう。短期案件も多く存在しており、本業との両立がしやすい点も魅力です。

バックエンド開発の副業案件

バックエンド開発は、Webサービスの裏側を支える仕組みを作る仕事です。データベースやサーバー・APIの開発に携わることが多く、システム全体の安定性を担う重要な役割を担います。

会員制サイトのログイン機能や、ECサイトの決済システムを開発する案件などがあり、言語としてはPython・Java・PHP・Rubyがよく使われます。責任が大きくなりやすい分、単価も比較的高く、継続案件に期待できるのが特徴です。

フルスタック開発の副業案件

フルスタック開発は、フロントエンドとバックエンドの両方を担当する仕事で、小規模な企業やスタートアップからの需要が高いです。新しく立ち上げるサービスのシステム一式を開発したり、既存のサイトに大幅な機能追加を行なったりする案件があり、幅広いスキルを活かせます。

開発の流れをすべて理解している必要があるため、経験豊富なWebエンジニア向けですが、その分単価は高く設定される傾向にあります。裁量が大きく、自分のスキルを総合的に活かせるので、やりがいのある副業の一つです。

Web・モバイルアプリ開発の副業案件

Web・モバイルアプリ開発の案件は、スマートフォンやタブレットで使うアプリを作る仕事で、近年需要が高まっている分野です。iOS・Android向けのネイティブアプリ開発にくわえ、Webアプリをスマートフォンで利用できる形に最適化するといった案件も存在しています。

複数のプラットフォーム向けに開発するため、React NativeやFlutterといったクロスプラットフォームの技術を使えると、クライアントから重宝される存在になれるでしょう。アプリ開発は開発期間が長めであることが多いですが、完成すれば大きな実績になり、その後の案件獲得に大きく役立ちます。

インフラエンジニア向けの副業案件

インフラエンジニアは、システムやサービスを安定して動かすための基盤づくりにかかわる職種で企業のニーズが高く、さまざまな案件が存在しています。いずれも専門知識が求められる分、報酬は高めに設定されやすく、本業の経験を活かして効率よく収入を得られるのが特徴です。

ここでは、インフラエンジニア向けの代表的な副業案件を紹介します。

オンプレミスのインフラ構築の副業案件

オンプレミス環境でのインフラ構築副業案件は、サーバーやネットワークを企業内に設置して運用するための基盤づくりにかかわる仕事です。ハードウェアの選定から設置・OSやミドルウェアの設定・ネットワーク設計など幅広い知識が求められます。

クラウドが主流になりつつあるものの、特定の業種ではオンプレミスの需要が根強く残っているため、対応できるエンジニアにも需要があります。高い専門性を活かすことで高単価が期待でき、経験豊富なインフラエンジニアに適した副業です。

クラウド型でのインフラ構築の副業案件

クラウド環境でのインフラ構築副業案件は、AWS(Amazon Web Services)やGoogle Cloud、Microsoft Azureといったクラウドサービスを利用し、企業システムの基盤を整える仕事です。多くの企業がクラウドへの移行を進めていることから、既存の社内システムをクラウド環境へ移す案件や、新規サービスのためにクラウド上でインフラを設計・構築する案件があります。

セキュリティとコスト最適化を意識した設計が求められるため、専門知識がある人ほど重宝されます。また、リモートで対応できる案件が多いので、副業として柔軟に取り組みやすい分野です。

インフラの運用・保守の副業案件

インフラ運用・保守の副業案件は、既存のシステムを安定して稼働させるための仕事です。おもにサーバーやネットワークの監視・障害対応・定期的なメンテナンスやセキュリティアップデートなどが含まれます。

トラブルを未然に防ぐ正確な作業と障害発生時の迅速な復旧対応が求められるため、責任感があるエンジニアに向いているといえるでしょう。長期的な契約につながることが多いので、副業として継続しやすく、安定した副収入を得られる点が魅力です。

WEBサイト改善の案件

WEBサイト改善の案件は、既存サイトの表示速度やセキュリティを向上させたり、アクセス集中に耐えられるように環境を整備したりする仕事です。インフラエンジニアとしての知識を活かして、負荷分散設定・キャッシュの最適化・SSL化などを行うケースが多いです。

比較的短期間で成果が出やすい案件も多いので、技術力を活かしながら素早く副収入を得るのに適しています。サイト改善の実績を積むことで、より大きな規模の案件獲得や長期的な保守契約につながる可能性も高まります。

AIエンジニア向けの副業案件

AIエンジニアは、データやアルゴリズムを駆使してシステムに学習・判断させる技術を持っているため、副業でも多様な案件に挑戦できます。また、AI関連の副業案件はリモートで対応できるものが多く、限られた時間で効率よく働ける点も特徴です。

ここでは、AIエンジニア向けの代表的な副業案件を紹介します。

AIを使用した開発の副業案件

AIを使用した開発の副業案件は、機械学習・深層学習の技術を活用して新しいアプリケーションやシステムを作る仕事です。顧客の購買データをもとにおすすめ商品を表示するレコメンドシステムや、チャットボットを開発するといった案件があります。

実装には、PythonやPyTorch・TensorFlowなどの知識と一定の経験が求められるので、単価は高く設定されている傾向にあります。副業としてはプロジェクト単位で依頼されることが多く、成果が明確なため安定して報酬を得やすいのが特徴です。

データ分析の副業案件

データ分析の副業案件は、膨大なデータを整理し、ビジネスの意思決定に役立つ情報を導き出す仕事です。ExcelやSQLなど基本的なツールを使う案件も多くあることから、比較的取り組みやすいのが特徴です。

一方で、統計学や機械学習を使った高度な分析が求められる案件では、より高い報酬が期待できます。実務において、データの傾向を見つけたり、改善案を提案したりと分析経験を積めるため、キャリア全体の価値を高めることにもつながります。

自然言語処理の副業案件

自然言語処理の副業案件は、人間の言葉を理解・処理する技術を活かす仕事です。文章を要約するシステムや、質問に答えるチャットボットの開発案件などがあり、プログラミングスキルにくわえて、言語モデル・テキストマイニングの知識が必要です。

業務効率化やサービス改善に直結する技術であるため、AI分野のなかでも需要が高く、企業からの依頼も増加しています。副業を通じて最新の自然言語処理技術に触れられるケースもあることから、スキルアップの大きなチャンスになります。

画像認識の副業案件

画像認識の副業案件は、カメラや画像データを解析して特定の対象を検出・分類する技術を使う仕事です。自動運転や製造業・医療分野など、幅広い分野で利用が進んでいる技術であるため、案件の種類も多岐にわたります。

深層学習を活用することが多く、高い技術力が求められるので難易度は高いですが、その分高単価案件が多いのも特徴です。リモート対応が中心で副業として取り組みやすく、実績を積めばキャリアの幅を大きく広げられる分野です。

データサイエンティスト向けの副業案件

データサイエンティストは、データから価値を引き出す専門家として需要が高まっている職種で、副業案件の幅も広がっています。高度な分析スキルや統計知識にくわえて、ビジネスへの理解も求められるため案件の難易度は高いですが、その分高単価で提供されるケースが多いです。

ここでは、データサイエンティスト向けの代表的な副業案件を紹介します。

データ収集・加工・分析の副業案件

データ収集・加工・分析の副業案件は、膨大なデータを整理し、ビジネスの意思決定に役立つ情報を導き出す仕事です。必要とされるスキルは、SQLやPythonを使ったデータ処理や統計学の知識などがあげられます。

くわえて、分析結果をわかりやすく説明する力も重要で、クライアントの意思決定を直接支えるやりがいがあります。比較的短期の案件も多く、本業と両立しやすい副業の分野といえるでしょう。

コンサルティングの副業案件

コンサルティングの副業案件は、クライアントが持つデータを活用し、事業課題を解決に導く役割を担う仕事です。単なる分析だけにとどまらず、どのデータをどう使えば成果につながるかを提案する力が求められます。

例えば、売上が伸び悩む小売業に対して購買データをもとにマーケティング施策を提案する、製造業において不良率を下げるためのデータ戦略を立案するといった案件があります。高度な知識と実務経験が必要ですが、経営層に近い立場で働けるため大きな信頼を得やすく、高額報酬につながることも多いです。

データダッシュボード構築の副業案件

データダッシュボード構築の副業案件は、複雑なデータを誰でも理解できる形で表示する仕組みを作る仕事です。具体的には、BIツールや専用のフレームワークを用いて、売上や在庫状況・ユーザーの動きをリアルタイムで可視化します。

エンジニアではない経営層やマーケティング担当者であっても、すぐに状況把握できる必要があるため、技術的なスキルと同時に、利用者の立場を考えた設計力も重要です。成果が目に見えてわかりやすいので、クライアント満足度が高くなりやすく、継続的な依頼が期待できる案件です。

ITエンジニアが副業をする際の注意点

ITエンジニアが副業を始める際には、自由に働ける反面、気を付けるべき点がいくつもあります。特に会社員としての立場を保ちながら副業を行う場合は、ルールを守らずに始めてしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。

ここでは、副業を安全に、そして長く続けるために押さえておきたい4つの注意点を見ていきましょう。

  • 勤務先で副業が禁止されていないか確認する
  • 本業に支障がない範囲で行う
  • 単価の安すぎる案件は避ける
  • 副業で20万円を超える収入がある場合は確定申告をする

勤務先で副業が禁止されていないか確認する

副業を始める前に確認すべきなのは、勤務先の就業規則で副業が許可されているかどうかです。もし、規則に違反して副業を行なってしまうと、信用を失ってしまったり、懲戒処分につながったりする恐れがあるからです。

また、会社が副業を認めていても、事前に申請が必要なケースもあるため、必要なら正式に申請しておきましょう。事前の確認を怠ると、せっかくの副業がキャリアに悪影響を与えるリスクがあるので、最初に必ずチェックしておくことが欠かせません。

本業に支障がない範囲で行う

副業はあくまで本業がある前提で行うものなので、本業に支障がない範囲で行うことが重要です。副業に時間を使いすぎて本業のパフォーマンスに影響が出てしまうと、評価を下げてしまう可能性があるからです。

例えば、納期直前の副業案件に追われて作業時間が増えてしまい、寝不足から本業の業務に集中できなくなるケースが考えられます。自分の体力や集中力も考え、無理のないペースで進められるよう、余裕を持ってスケジュールを管理しましょう。

単価の安すぎる案件は避ける

副業を始めたばかりのエンジニアに多いのが、単価の安い案件を受けてしまうことです。一見すると仕事の経験が積めるように思えますが、労力に見合わない報酬しか得られず、時間だけを消耗してしまうことが考えられます。

数十時間かかる開発作業にもかかわらず、数千円しか報酬が得られないような案件も存在しており、このような案件を繰り返しても収入の向上やキャリア形成にはつながりにくいです。実績作りとして短期間なら意味はありますが、長期的にはスキルや経験に見合った報酬が得られる案件を選ぶことが大切です。

副業で20万円を超える収入がある場合は確定申告をする

副業で年間20万円を超える収入を得た場合は、確定申告が必要になります。怠ってしまうと追徴課税やペナルティの対象になる可能性があり、せっかくの副収入が減ってしまうこともありますので注意しましょう。

クラウドソーシングやエージェント経由で継続的に案件を受けていると、気付かないうちに年間20万円を超えることがよくあります。確定申告では、副業で得た収入にくわえて経費として認められる出費を差し引くことも可能であるため、収入や経費を日頃から整理しておくと申告もスムーズに行えます。

ITエンジニアが高単価の副業案件を獲得するポイント

副業を始めたITエンジニアにとって、安定した収入を得るだけでなく、より高い単価の案件を獲得することは大きな目標の一つです。単価の高い案件は求められるスキルや責任が重くなりますが、その分やりがいやキャリアの成長にもつながりやすいからです。

そこで本章では、ITエンジニアが高単価の副業案件を獲得するためのポイントを5つにまとめて紹介します。

  • ポートフォリオを作り実績をアピールする
  • 上流工程の案件に参画する
  • 対応できる業務範囲や技術を増やす
  • 固定報酬制の副業案件を選ぶ
  • フリーランスとして独立を目指す

ポートフォリオを作り実績をアピールする

高単価の案件を受けるには、クライアントに自分のスキルをわかりやすく示すことが大切です。ポートフォリオは、これまでに担当したシステム開発やWebサイト制作などの成果をまとめたもので、自分の強みと得意分野を視覚的に伝えることができるので有効です。

例えば、学習用に作ったアプリや実務でかかわったプロジェクトを整理し、画面イメージ・役割・成果などを具体的に記載することで信頼度が高まります。副業を始めたばかりの人でも、小規模な成果を積極的にまとめて発信すれば、案件獲得のチャンスを広げられます。

上流工程の案件に参画する

高単価案件を狙うなら、要件定義や設計といった上流工程にかかわることが重要です。なぜなら、上流工程はシステム全体の方向性を決める重要な役割であり、依頼者は費用を出してでも信頼できる人に任せたいと考えるからです。

ここではクライアントの要望を整理し、全体の仕組みを計画するため、高度な知識とコミュニケーション能力が必要ですが、その分報酬も高額になる傾向があります。上流工程に参画できる人材は少なく、希少性が高いので、実績を積んで自ら提案できる立場になることができれば高単価案件獲得の近道になります。

対応できる業務範囲や技術を増やす

幅広い技術を身に付け、対応できる業務範囲や技術を増やすことも高単価案件の獲得につながります。その理由は、依頼者が「1人で多くのことを任せられる人」に高い価値を感じるからです。

フロントエンドとバックエンドの両方に対応できるフルスタックエンジニアや、開発にくわえてインフラ構築・運用もできる人であれば、重宝される可能性は高まります。新しい技術やツールを積極的に学び、業務範囲を広げていくことで、クライアントから「頼れるエンジニア」として継続的に高単価案件を獲得できるようになります。

定報酬制の副業案件を選ぶ

副業案件には、時間単価制と固定報酬制の2種類があり、高単価を目指すなら、成果に応じて報酬が決まる固定報酬制を選ぶのがおすすめです。時間単価制では働いた時間に応じて収入が増えますが、効率的に作業を進めても報酬は変わらない一方、固定報酬制なら、納品物の質とスピードによっては実質的な時給を上げられます。

具体例をあげてみると、Webサイト1つを作成する案件で30万円の固定報酬が設定されている場合、短期間で完成させればその分効率的に稼げます。もちろん品質を落とすことはできませんが、効率的に作業を進められるスキルがある人にとっては高収入を得やすいため、自信があれば固定報酬制の案件を積極的に選んでみましょう。

フリーランスとして独立を目指す

最終的に高単価案件を安定して獲得したいなら、フリーランスとして独立を視野に入れることも選択肢の一つです。独立することで、自分の得意分野に特化した案件を選べたり、直接クライアントと契約して中間マージンを減らせたりするので、単価を大きく上げられる可能性があるからです。

一方で、営業活動・契約管理・税務対応など自己管理が必要になるため、事前の準備や計画が欠かせません。将来的に「本業を超える収入を得たい」と考えるなら、実績作りやポートフォリオ作成、信頼できるクライアントとの関係構築など、副業のうちからフリーランスを視野に入れて行動することが重要です。

ITエンジニアが副業を行うメリット

ITエンジニアにとって副業は、収入を増やすだけでなく、自分のキャリアを広げる大きなきっかけになります。日々の業務で得られる経験は限られていますが、副業を通じて異なる業界・職種に触れることで、新しいスキルを身に付けたり考え方を広げたりすることができるからです。

ここでは、ITエンジニアが副業を行ううえで得られる具体的なメリットを4つ解説します。

  • 給与以外の収入源となる
  • エンジニアとしての実績・スキルや経験を増やせる
  • 自社以外の人脈を広げられる
  • スキマ時間を有効活用できる

給与以外の収入源となる

副業を行う大きなメリットの一つは、本業の給与以外に収入源を確保できる点です。本業の収入に依存せずに収入を得られるので、生活の安定感が増すだけでなく、貯蓄や投資に回せるお金も増えます。

平日は会社員として働きながら、週末にリモートで小規模な開発案件をこなすことで月に数万円から十数万円の追加収入を得ることが可能です。副業は収入面でのリスクを分散し、安心して働き続けるための有効な手段となります。

エンジニアとしての実績・スキルや経験を増やせる

副業は、エンジニアとしての成長を加速させる場にもなります。本業ではかかわれない分野の案件を受けることで、新しい技術に挑戦したり、異なる業務フローを学んだりできるからです。

例えば、本業では社内システムの開発が中心のエンジニアであれば、副業でWebアプリやAI関連の案件に取り組むことでスキルの幅が広がります。副業を継続すれば、多様な実績が積み重なり、エンジニアとしての市場価値を高められるので、将来のキャリアチェンジや高単価案件の受注にもつながります。

自社以外の人脈を広げられる

普段の職場以外の人とかかわれるのも、副業の大きなメリットといえるでしょう。本業だけに集中していると社内の人脈に限られがちですが、副業では企業・個人・フリーランスなど幅広い層とかかわるチャンスがあります。

また、信頼関係を築けば、次の案件紹介や独立後の仕事につながることも期待できます。人脈の広がりは仕事の紹介や継続的な収入にとどまらず、自分のキャリアの選択肢を増やす大きな財産になるはずです。

スキマ時間を有効活用できる

スキマ時間を活かして、効率的に働ける点も副業の魅力です。多くの副業案件はリモートで行えるため、本業が終わったあとの夜の空き時間・休日の数時間などを、収入や学びの機会に変えられます。

短期や単発の案件も多くあるので、生活のリズムにあわせて無理のない範囲で挑戦できるところも安心です。副業は限られた時間を有効活用できる手段として、忙しいITエンジニアにとって相性の良い働き方といえるでしょう。

まとめ

ITエンジニアが副業に取り組むことは、収入を増やすだけでなく、スキルの向上や人脈拡大といった多くのメリットがあります。本記事で紹介した注意点や高単価案件を獲得するポイントを実践すれば、副収入を得ながら成長できる環境をつくることが可能です。

副業を始めたいと考えているなら、まずは始めるための準備として、自分のスキルや強みを洗い出し、ポートフォリオを整えることから始めてみましょう。そのうえでクラウドサービスやエージェントに登録して、少しずつ経験を積んでいくのがおすすめです。

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