DXのフリーランス人材として活躍する方法|必要スキルや将来性を解説

「DXに関わる仕事をしてみたいけど具体的にどのような仕事なのか」「ITに非常に詳しくならないとできない?」というような不安を抱えて、DXのフリーランスとして働くことに躊躇してしまう人は少なくありません。「DX」という言葉だけが広まり、企業での実際の仕事内容や、必要とされるスキルがわかりにくいです。
さらに、DXが進んでいかないと2025年以降に最大で年間12兆円規模の経済損失が起こりうるという指摘があるほど、DXに関わる人材というのは期待されています。これは、フリーランスとして働くチャンスが多いということです。
本記事では、DXの基本から、フリーランスDX人材としての働き方、そして案件の種類や相場、さらには活躍するために必要なスキルを解説します。
目次
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、売上・利益の増加、新しいビジネスの立ち上げなど、デジタルを活用して企業や組織の変革を通じた成長を目指すものです。 DXのフリーランスとして仕事をする場合に重要な基本をまずは整理します。
DXの目的
DXの目的は、デジタル技術を使用して企業が持続的に成長する仕組みを作ることです。多くの企業で、労働人口の不足、同業界の競争の激化、顧客ニーズの多様化といった問題を抱えています。そこで、AI、クラウド、データ分析といったデジタル技術を活用しながら、
- 業務プロセスを根本から見直す
- 新しいサービスやビジネスモデルを生み出す
- 意思決定をデータを基に行う
というような改革を行う必要があります。
DXはコスト削減や効率化のためだけの施策ではなく、「企業価値を高めるための経営戦略の一部」という位置づけで進められるケースが多いです。そのため、DX案件では単なる作業者ではなく、「なぜ変えるのか」「変えると何が良くなるのか」を説明できる人材が求められます。
DXとIT化の違い
Xと混同されやすい言葉にIT化がありますが、この2つは全く異なるものです。
IT化は、既存の業務を効率化するためにITツールを導入することです。例えば、紙の書類を使っていたのをExcelに置き換えたり、手作業のデータ集計をシステム化したりする取り組みが該当します。業務が楽になるのはもちろんですが、仕事の進め方自体を大きく変えるものではありません。
一方、DXは、業務やビジネスモデルそのものを変えることを目的とします。同じITやデジタル技術を使用しても、
- 顧客との接点をオンライン中心に再設計する
- データを活用して、新しい収益源を作る
- 組織構造や評価制度までデータを使用し見直す
といったより広い改革を行います。フリーランスDX人材として活躍していくためには、ITツールに詳しいだけではなく、ITツールをどのように用いてDXにつなげるのかという視点が重要になります。
フリーランスDX人材の働き方
フリーランスDX人材としての働き方は、「ITエンジニアの延長」というイメージとは少し異なります。システム開発だけに関わるケースもありますが、実際には経営や業務の上流から関与する役割を担うことが多いです。フリーランスDX人材がどのような仕事をし、どのような立場で企業と関わるのかを説明します。
DXの主な仕事内容は?
DXの仕事内容は幅広く、企業の課題やプロジェクトのフェーズによって大きく異なります。代表的な例として以下のようなものがあります。
- DX推進に向けた現状分析・課題整理
- デジタルを活用した業務改革の企画立案
- 新しいシステムやツール導入の検討・選定
- DXプロジェクト全体の推進・マネジメント
- データ活用やAI導入の支援
重要な点は、ツールを作ること自体が目的ではないという点です。あくまでも企業の課題を解決し、事業を成長させる手段としてデジタルを活用します。そのため、DXフリーランス人材には、何を作るかよりも、「なぜやるのか」「どう変えるのか」ということを考える必要があります。
DX領域における職種
DX領域には、様々な職種が存在します。フリーランスとして関わることが多い代表的な職種を紹介します。
- DXコンサルタント
- IT/DX戦略コンサルタント
- プロジェクトマネージャー(PM)
- プロダクトマネージャー
- データ分析・AI活用支援
これらの職種は完全に分かれているわけではなく、1人で複数の役割を兼ねるケースも珍しくありません。特に、フリーランスの場合は、「戦略立案と推進支援」など、横断的なスキルを持つ人材ほど重宝される傾向があります。
DX領域でのフリーランスの基本的な働き方
DX領域でのフリーランスは、プロジェクト単位で会社や部署の支援をする働き方が主流です。契約形態としては、業務委託契約が多く、週3〜5日稼働の準常駐やリモートワークを組み合わせた案件も増えています。
特徴的なのは、社内のDX担当者や経営層と近い距離で仕事をする点です。現場の意見を吸い上げながら、経営目線も踏まえて全体を調整する立場になることも少なくなく、外部の専門家としての視点が強く求められます。そのため、単に言われた作業をこなすだけではなく、自ら提案し、意思決定をサポートする姿勢が重要になります。
フリーランスDX人材の市場価値と需要
DX人材は、正社員・フリーランスを問わず不足しています。特に、「DXを理解し、現場で実際に推進できる人材」は希少性が非常に高く、高い需要があります。
「2025年の壁」問題
2025年の壁とは、複雑なシステムやブラックボックス化したIT環境を放置したままでは、DXが実現できないのみならず、2025年に最大12兆円/年(現在の3倍)の経済損失が生じる可能性があるという問題のことです。
このような背景から、現在DX人材の需要が高まっています。
多くの企業では、古い基幹システムの使用を続けている、システムの保守運用を行っていた人材が退職しているという課題を抱えています。これらを社内人材のみで短期間で解決するのは非常に難しいのが現実です。
そこで期待されているのが、外部からDXを推進できるDXフリーランス人材です。特定の企業文化に囚われず、客観的な視点で改革を進められる点はフリーランスの一番の強みといえます。今後もこのようなフリーランスへの期待は続くと考えられており、DXフリーランス人材は、中長期的に求められる働き方として注目されています。
フリーランスのDX案件の種類と単価相場
DX領域のフリーランス案件は、関わるフェーズや役割によって内容も単価も大きく異なります。戦略立案から実行支援、教育に至るまで幅広い案件が存在します。ここでは、代表的なDX案件の種類と、それぞれの単価相場について述べます。
DXの戦略立案
DXの戦略立案は、企業の経営課題や事業戦略を踏まえ、どのような形でDXを進めるべきかを設計する案件です。現状分析から将来像を描き、ロードマップを作成する役割を担います。主な業務内容としては、
- 事業・業務プロセスの現状分析
- DXの目的やKPIの設定
- 中長期のDXロードマップ策定
- 投資対効果や優先順位の整理
などが挙げられます。経営層と直接やり取りするケースも多く、コンサルティング色が強い案件です。単価は比較的高く、月額160万を超える場合もあります。DX全体を俯瞰できる視点と経営理解が求められるため、一定の経験が前提となることが多いです。
DX推進支援と進捗管理
戦略に基づいて、それを実際に形にしていくのがDX推進支援です。計画倒れにならないように、現場と連携しながら、プロジェクトを前に進める役割を担います。具体的には、
- DX施策の実行支援
- プロジェクトの進捗管理
- 関係部署との調整
- 課題発生時の対応・改善提案
などが中心です。PMに近い立ち位置になるケースも少なくありません。単価相場は、週3、4日の稼働で月収70万〜80万円程度になります。現場感覚とマネジメント力の両方が求められるため、戦略だけ、実務だけといった偏りがなく、橋渡し役になれる人材が重宝されます。
DX関連の新規事業立ち上げ支援
DX案件の中でも、特にやりがいが大きいのが新規事業立ち上げ支援です。デジタル技術を活用した新しいサービスや、プロダクトの企画・検証・立ち上げを支援します。主な業務内容は、
- 新規事業アイデアの検討・検証
- サービス設計や要件定義
- 開発チームやベンダーとの連携
などです。スピード感が求められる一方、意見を基に改善を繰り返す柔軟さも必要になります。月額報酬単価の平均は、170万円程度です。
DX案件の技術コンサルティング
技術コンサルティングは、特定の技術領域に強みを持つフリーランスが活躍しやすい案件です。AI、クラウド、データ基盤など専門性の高いテーマで企業を支援します。業務内容としては、
- 技術選定やアーキテクチャ設計のアドバイス
- 既存システムの課題整理
- 技術的な実現可能性の検証
- 開発チームへの技術支援
などが挙げられます。技術的な意思決定を支える立場として関わることが多いです。単価相場は週に3〜5日の稼働で月収80万〜100万円程度ですが、スキルや分野の違いによって異なります。特定の分野での実績があるほど高単価につながりやすい案件です。
DXに関する教育・トレーニング
DX人材不足を背景に、社内人材を育成するための教育・トレーニング案件も増加しています。フリーランスが社員への講師やメンターとして関わるケースです。主な業務内容は、
- DXやデジタル基盤に関する研修
- 管理職向けのDX理解促進プログラムの作成
- 実践型ワークショップの設計・実施
などがあります。月額報酬単価の平均は、129万円です。教育案件は、これまでの経験を体系化して伝える力が求められますが、実務経験を活かしやすい分野です。
DXのフリーランス向けの案件紹介サービスとして、BIGDATA NAVI(ビッグデータナビ)があります。ビッグデータ関連の求人サイトでは業界最大級の案件数を誇り、機械学習・AIなどの先端案件が豊富であることが魅力です。
ITエンジニアやプログラマー、データサイエンティスト、コンサルタント・PM・PMOといったIT系人材は一度登録して案件紹介を受けてみるとよいでしょう。
DX人材のフリーランス案件例
実際にどのようなDX人材のフリーランス案件があるのか、気になる人もいるでしょう。ここからは、フリーランスの 案件例をいくつかご紹介していきます。
案件例|製造業向けDX支援
| 内容 | |
|---|---|
| 職種 | エンジニア |
| 単価目安 | ~¥650,000/ 月 |
| 業務内容 | 設備ステータス表示のダッシュボード画面、製造指示画面、トレーサビリティ画面、マスタ関連画面の開発 |
| 必須スキル |
・React, Vue, Angularなどのモダンなフレームワークを用いた開発経験 ・REST APIを用いたフロントエンドの開発経験 ・TypeScriptを用いた開発経験 ・RDBを利用したシステムの開発経験 |
案件例|経営課題解決を目的としたDX推進
| 内容 | |
|---|---|
| 職種 | プロデューサー |
| 単価目安 | ~¥750,000/ 月 |
| 業務内容 | ・経営課題解決を目的とした課題抽出ならびにゴール策定 ・プロジェクト立ち上げ期における戦略立案ならびにロードマップ策定 ・プロジェクト推進における進行ディレクション ・作成物等のクオリティディレクション ・プロジェクト推進結果分析ならびに結果報告、次回施策立案 |
| 必須スキル |
・広告/マーケティング業務経験 ・2社以上を横断したPJディレクション業務 |
案件例|需要予測案件におけるチームリード
| 内容 | |
|---|---|
| 職種 | DXコンサルタント |
| 単価目安 | ~¥500,000/ 月 |
| 業務内容 | ・需要予測案件におけるチームリード ・特定業務における需要予測ソリューションの検討・開発 |
| 必須スキル | 需要予測を中心とした予測系プロジェクトでのリーダー経験 |
DX領域でフリーランスになるために必要なスキル・経験
DX領域でフリーランスとして活躍するためには、単一のスキルだけでは不十分です。DXは、デジタル・業務・組織を横断する取り組みであるため、複数のスキルを組み合わせて価値を出せる人材が求められます。ここでは、DXフリーランス人材として案件を得るために重要になるスキルや経験を紹介します。
デジタル戦略を策定する能力
DXフリーランスに最も求められやすいのが、デジタル戦略を描く力です。単に、新しい技術を導入するのではなく、事業や業務のどこに、何を使うべきか、ということを考える視点が必要になります。
例えば、企業の経営課題を理解する力や、現状と理想を整理する力、そしてそこからDXの優先順位や進め方を設計していく力が当てはまります。このスキルやコンサルティング会社にいた人や、企画担当者経験がある人が身につきやすく、DXの企画立案や戦略策定のような上流フェーズで重宝されます。
プログラミングスキル
DXフリーランスに必ずしも高度なコード実装能力が求められるわけではありませんが、プログラミングに対する基礎理解は大きな武器になります。自らコーディングする場合はもちろんですが、開発チームやベンダーとやり取りをする際にも、技術的な前提を理解できているかどうかは提案の質に大きく関わります。
AIや機械学習・プログラミングなど最新テクノロジースキル
DX領域では、AIやデータ活用、クラウドといった最新のテクノロジーへの理解があると案件の幅が広がります。全てを深くまで理解する必要はありませんが、どの技術がどのような課題に対して効果的なのかを知ることが重要です。最近では、クラウドサービスは特に注目されているため、AWSやGCPなどがどの業務に使用できるのか、どのように業務に活かせるのかを勉強しておくと、より市場価値が高まります。
社会人向けのAI教育講座【AIジョブキャンプ】
「AIジョブキャンプ」では、AIにおいて欠かせない機械学習を学べるオンライン講座を受講できます。 AIジョブキャンプは社会人向けの「AI教育講座」と業務委託の案件紹介をする「エージェント」サービスがセットになった無料の研修プログラムです。 機械学習の講座も現役のデータサイエンティストによるもので、充実した内容となっています。 将来的に独立を検討している人なども、スキルアップ支援としてAIジョブキャンプを活用できます。
優れたコミュニケーションスキルと調整スキル
DXは部署全体、ひいては会社全体といったたくさんの人々を巻き込む取り組みです。そのため、コミュニケーション能力と調整スキルは必須の能力です。特に重要なのは、
- ITが得意ではない人にもわかる言葉で説明する力
- 現場と経営層の両方への意見をもつ力
- 利害が異なる関係者の間に立って調整する力
の3点が挙げられます。フリーランスDX人材は、外部から会社を改革できる立場だからこそ、客観的に話をまとめられる役割を期待されます。
システム設計・開発経験
DX案件では、システムの新規構築や、既存システムの刷新を行うことも多く、システム設計や開発の実務経験があると案件の獲得も容易になります。
過去にエンジニアとして勤務していた経験や、要件定義、設計に関わった経験は大きな強みです。実務経験があることで、現実的なスケジュールやコスト感を認識し、説明することができるというメリットがあります。さらに、上層部からの技術的に難しい要求についても見極めることができます。
UI/UXの理解・スキル
DXは業務効率だけでなく、ユーザーの体験をどう変えるかというところにも関わることがあります。そのため、UI/UXへの理解があると、より実践的な提案をすることが可能です。例えば、今後使われないシステムにならないためのUIの設計や、ユーザー目線に立った業務フローの改善の提案ができるようになります。
業界・業務に関する知見
DXは業界や業務によって進め方が大きく異なります。そのため、特定の業界や業務に関する知見があると、即戦力として評価されやすくなります。例えば、
- 製造業の業務フロー
- 小売・物流の現場課題
- 金融や医療など規制の多い業界特性
についての理解や実際経験があると、提案の説得力が非常に高まります。全ての業界や業務を知る必要はなく、自分ならではの得意業界・業務を持っておくとフリーランスとしての強みになります。
チェンジマネジメントのスキル
DXは技術の問題だけでなく、人や組織の変化が最大の課題になる場合が多いです。そのため、変化に対する障壁をどう乗り越えるか、というチェンジマネジメントの視点が欠かせません。現場の不安や反発を理解する力や、DX戦略を段階的に進める設計力が必要です。チェンジマネジメントのスキルは、DXを机上の空論で終わらせないために重要なスキルです。
BPRの経験
BPR(業務改革)の経験もDXフリーランスにとって大きな武器になります。DXはデジタル導入と同時に業務プロセスそのものを見直すことが前提となるからです。無駄な業務の洗い出しや標準化・自動化の検討のような業務の経験がある人は、DX推進の実行段階で高く評価されます。
DX領域の仕事に資格は必要?取得すると有利な資格はある?
DX領域で、フリーランスとして働く上で必須の資格はありません。実際の案件では、資格よりも実務経験や過去の実績が重要視されることが多いです。しかし、DXは比較的新しい領域というのもあり、企業側がDX人材のスキルを判断しづらいという問題もあります。そのため、資格はスキルや知識を客観的に裏付けるものとして有効です。DX領域で評価されやすい代表的な資格を紹介します。
DX検定
DX検定は、DXに関する基礎知識から実践的な考え方までを幅広く問う検定です。デジタル技術だけでなく、ビジネスや組織変革の視点も含まれている点が特徴です。
DXとは何か、どのように企業変革につなげるのか、といったDXの全体像を体系的に理解していることの証明になります。そのため、DX領域にこれから関わっていきたい人や、DXについての基礎を身につけたい人に向いています。実務経験が浅い段階でも取得しやすく、DXフリーランスとしての土台作りに役立つ資格です。
データサイエンティスト検定
データサイエンティスト検定は、データ分析やデータ活用に関する知識を評価する資格です。
DXでは、データを基に意思決定を行うことが重要になるため、データ活用の理解がある人材は高く評価されやすいです。この資格は統計や分析手法だけでなく、ビジネス課題をデータでどう解決するのかという視点が問われます。データ分析自体を専門にしない場合でも、DX案件でデータ活用を扱う可能性のある人にはこの資格の取得は有効です。
応用技術者試験
応用技術者試験は、ITエンジニア向けの資格の中では、比較的レベルが高く、システム全体を理解していることを示すことができます。システム設計、開発、運用、マネジメントと幅広い知識が問われる資格です。DX案件では、技術的な判断やシステム全体を俯瞰した視点が求められることも多いため、技術的な基礎知識の裏付けとして評価される資格です。
ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は、ITを活用した経営戦略や事業戦略を設計する力を問う資格です。DXの戦略立案のフェーズと親和性が高く、経営の視点でDXを考えられる人材であることを示すことができます。難易度は高めですが、その分、取得していると、コンサルティングや戦略立案などの案件での信頼性が高まります。
プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、大規模なIT・DXプロジェクトを管理、推進する能力を評価する資格です。DX案件では、複数の部署や関係者を巻き込みながら進めるケースが多く、進捗管理やリスク管理のスキルが重要です。DX推進の支援や、PM・PMO系の案件を狙う場合、この資格は有効です。実務経験と組み合わせることで、マネジメントよりのDXフリーランスとしての市場価値を高めることができます。
DX人材がフリーランスとして独立するメリット・デメリット
DX人材としてフリーランスになることは、大きなチャンスを生み出す一方で、リスクもあります。ここでは、DXフリーランスとして独立する際に理解しておきたいメリットとデメリットをそれぞれ説明します。
メリット
DX人材がフリーランスとして独立するメリットは以下の5点です。
仕事の成果やスキルが収入に直結する
フリーランスDX人材の大きな魅力は、成果やスキルがそのまま収入に反映されやすい点です。企業に雇用されている場合と異なり、年功序列や社内評価に左右されにくく、個人の専門性や実績がそのまま案件の単価に反映されます。 特に、DXのような高度なスキルが求められる分野では、経験を積むほど高単価案件を獲得しやすくなります。
自身の得意分野を活かして活躍できる
フリーランスになることで、自分の強みや得意分野に絞って案件を選ぶことができます。戦略立案が得意な人、技術よりの支援が得意な人、マネジメントに強い人など、自分の特性に合った案件に取り組める点は大きなメリットです。
責任ある仕事に携わることが出来る
DXフリーランスは、企業の変革を担う重要な役割を任されることが多く、責任あるポジションで仕事ができるケースが少なくありません。経営層や事業責任者と直接やり取りし、意志決定に関わることもあります。プレッシャーはあるかもしれませんが、その分やりがいや達成感も大きく、自身の成長に大きくつなげることができます。
自由な働き方がしやすい
フリーランスは、働く場所や時間の自由度が高い点も魅力です。DX案件ではリモートワークや週3、4日稼働の案件も増えており、ライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。複数の案件を組み合わせたり、一定期間の休みを取ったりと、自分で好きな働き方を設計できる点はフリーランスならではです。
案件数が多く見つかりやすい
前述の通り、DX人材は慢性的に不足しているため、フリーランス向けの案件数が多いのも特徴です。特に即戦力が求められるプロジェクトでは、正社員採用よりもフリーランスが選ばれるケースも増えています。
デメリット
DX人材がフリーランスとして独立するデメリットは大きく3点挙げられます。
案件を獲得しないと収入が無くなる
フリーランスの最大のデメリットは、案件が途切れてしまうと収入がゼロになる点です。会社員のような月、年ごとの安定した収入はなく、常に次の案件を意識する必要があります。そのため、スキルアップだけでなく、人脈作りや継続案件の確保といった視点も重要になります。
経理・営業といったDX以外の業務も行う必要がある
フリーランスになると、DXの案件以外にも、案件取得のための営業活動、契約手続き、税務対応といった業務を自分で行わなければなりません。これらは直接の収入を生む仕事ではないため、負担となる場合もあります。ただし、エージェントの活用や外注することで、ある程度軽減させることは可能です。
常に技術・トレンドの情報収集を行う必要がある
DX領域は変化が非常に早く、常に最新の技術やトレンドを追い続ける姿勢が求められます。知識のアップデートを怠ってしまうと市場価値が下がるリスクがあります。学習を継続する意欲が少ない場合は、フリーランスとして長く活躍するのが難しい点は注意が必要です。DXフリーランスとしての独立は、自己管理能力が求められます。
DX人材がフリーランスとして独立するための手順
DX人材としてフリーランスを目指す場合、いきなり独立してしまうのはリスクが高いです。ここでは、DXフリーランスとして独立するための基本的な手順を順番に解説します。
企業でDXの十分なスキル・経験を積む
まず大切なのは、企業に所属している間にDXの実務経験を積むことです。フリーランス向けのDX案件は、即戦力が前提となるケースが多いです。例えば、DXプロジェクトへの参画経験や、PMの経験があると独立後の案件獲得がしやすくなります。全てを1人でできる必要はありませんが、DXの一連の流れを理解しておくことが重要です。
独立前に人脈を作っておく
DXフリーランスとして安定して働くためには、人脈作りが非常に重要です。独立後にゼロから関係構築を始めるよりも前からつながりを作っておくほうが有利です。DXプロジェクトでかかわった社内外のメンバーや勉強会やコミュニティで知り合った人などのつながりから、案件紹介や相談に結びつくことも少なくありません。
フリーランスになるための届出をする
独立を決めたら、フリーランスとして活動するための各種届出を行います。代表的なものとしては、個人事業主としての開業届の提出、青色申告承認申請書の提出などです。これらの手続きを行うことで、フリーランスとして正式に活動することが可能になります
DXのフリーランス案件の獲得方法
DXフリーランスとして独立後、最初の壁はどのように案件を獲得していくか、という点です。ここでは、実際にDXフリーランスが活用している代表的な案件獲得方法を紹介します。
フリーランスエージェントの活用
DXフリーランスが案件を獲得する上で、最も一般的なのはフリーランスエージェントの活用です。エージェントは企業とフリーランスの間に入り、スキルや希望条件に合った案件を紹介してくれます。DX案件に強いエージェントを利用することで様々なメリットがあります。
クラウドソーシングサイトの活用
クラウドソーシングサイトを活用して案件を獲得する人もいます。比較的短期間かつ小規模な案件が多いです。特徴としては、未経験からでも応募できる案件がある、実績作りとして活用しやすいといったような点です。ただし、単価が低くなりやすい傾向にあります。
ビジネスSNSの活用
DXフリーランスの案件獲得ではSNS利用も欠かせません。LinkedInやX(旧Twitter)などで情報発信を行うことで、企業や担当者とつながることができるケースも増えています。継続的に発信を行うことで、DX推進を任せられると認知され案件の相談がくることもあります。
DXフリーランスの案件を探すなら【BIGDATA NAVI】
DXフリーランスの案件紹介サービスとして、BIGDATA NAVI(ビッグデータナビ)があります。ビッグデータ関連の求人サイトでは業界最大級の案件数を誇り、機械学習・AIなどの先端案件が豊富であることが魅力です。
ITエンジニアやプログラマー、データサイエンティスト、コンサルタント・PM・PMOといったIT系人材は一度登録して案件紹介を受けてみるとよいでしょう。
DX案件の獲得にフリーランスエージェント利用がおすすめな理由
前述の通り、DXフリーランスとして案件を獲得する方法は複数ありますが、効率的に案件を獲得したい場合フリーランスエージェントの利用が特におすすめです。企業との信頼関係が既にあるエージェントを介することで個人では得られないメリットを享受できます。
非公開求人案件の紹介
フリーランスエージェントを利用する最大のメリットの一つが、非公開求人案件を紹介してもらえる点です。DX案件の中には企業戦略や新規事業に直結するものも多く、情報管理の観点から一般に公開されないケースも多いです。しかし、エージェント経由であれば、そういったプロジェクトに出会える可能性があります。
単価などの条件交渉の代行
DXフリーランスにとっては単価交渉や契約条件の調整は大きな負担になりがちです。特に独立直後は、単価が妥当なのか、交渉してもいいのか、ということに悩む人も多いです。フリーランスエージェントを利用すれば、スキルや経験に見合った単価や、稼働日数などの条件調整といった交渉を代行してもらえます。DX案件の相場を把握しているエージェントにやってもらうからこそ、不利な条件で案件を請け負うリスクが減ります。
自身のキャリア相談
フリーランスエージェントは、案件相談だけでなく、キャリア相談もすることができます。エージェントに相談することで、現在自分が持っているスキルの市場価値や、今後の単価アップのために必要な経験は何か、というアドバイスを受けることができます。
煩雑な事務手続きのサポート
フリーランスとして活動する中で、契約書の確認や請求手続きなどの事務作業も避けては通れません。こういった契約関連のサポートや、請求書作成などもエージェントがサポートしてくれます。
フリーランスのDX人材の将来性は高い
結論として、DXフリーランスの将来性は非常に高いと言えます。
DXは一時的なブームではなく、企業が今後も成長し続けるために欠かせない取り組みです。その一方で、複雑かつブラックボックス化した現状のシステムに対して、DXを理解し、実際の現場で推進できる人材は圧倒的に不足しています。
この記事でお伝えしてきたように、DXフリーランスは特別な才能を持った人だけの働き方ではありません。DXの基礎を理解し、実務経験を積み、自分の強みを活かせる領域から少しずつ携わることで誰でも目指すことができます。一番大切なのは、DXに関わりたいという意思を強く持ち、学習を続けながら経験を積み重ねていくことです。
DXはこれからの多くの企業に求め続けられる分野です。少しでもDXフリーランス人材として働くことに興味があれば、将来性の高いDX人材のキャリアを目指してみるのはいかがでしょうか。

AIを仕事にするためのキャリアノウハウ、機械学習・AIに関するTopics、フリーランス向けお役立ち情報を投稿します。

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