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Next.jsの副業は稼げる?案件獲得の方法や必要なスキルを解説

Next.jsの副業は稼げる?案件獲得の方法や必要なスキルを解説

「副業に興味があるけれど、何から始めればよいかわからない…」「Next.jsスキルを活かしてお金を稼げるのか…」とお悩みを抱えていませんか? 実はNext.jsは需要が高い技術のため、副業初心者でもお金を稼ぐことができます。

今回はNext.jsの副業は稼げるのかについて解説します。この記事では、Next.js案件の獲得方法や必要なスキルをご紹介しているため、副業を始める前に記事を読んでみてください。

Next.js副業の単価相場

Next.js副業の単価相場は、週5日稼働で70~80万円/月です。週2日稼働であれば25~30万円/月となります。時給制のNext.js案件もあり、相場は4,000円~5,000円です。Next.js案件の単価相場は稼働日数やスキルで変動しますが、どれぐらいお金を稼ぐことができるのか参考にしてみてください。

・Next.js副業の単価相場

案件名 単価相場
プラットフォーム開発 4,700円/時
SaaS開発案件 5,200円/時
SNS開発案件 4,600円/時
サイト開発 4,600円/時

初心者・実務未経験でもNext.jsの副業案件は獲得できる?

初心者・実務未経験者ではNext.jsの副業案件を獲得しづらいのが現実です。 なぜなら、Next.js案件ではReact/Next.jsを使ったWebサイトやアプリ開発の経験が必要とされるためです。一般的に、3年以上の実務経験が求められます。

また、要件定義からリリース、運用までの一連の開発工程の経験が歓迎されるケースも多いです。そのため、Next.jsスキルを活用してお金を稼ぎたい場合は、3年以上の実務経験を積んでから副業を始めることをおすすめします。

Next.js副業の主な業務内容

Next.js副業案件には「Webサイト制作・改修」「ECサイトのフロントエンド開発」「管理画面・ダッシュボード画面開発」「Webアプリの機能追加・改修」があります。

Webサイト制作・改修

Next.js案件には、Webサイト制作や既存サイトの改修業務があります。静的サイト生成(SSG)やサーバーサイドレンダリング(SSR)を使用すれば、高速な読み込み速度でSEOに強いWebサイトが作れるため、Webサイト制作の現場にてNext.jsの需要が高まっています。

副業案件ではデザインの変更に伴うフロントエンドの改修、コンテンツ追加など細かな作業を依頼されることが多いです。Webサイト制作・改修の案件を獲得したい場合はHTML・CSS・JavaScriptの基本スキルと、Next.jsの実務経験を積んでおきましょう。

ECサイトのフロントエンド開発

Next.js案件の中でもECサイトのフロントエンド開発業務が多くあります。なぜなら、商品一覧ページや商品詳細ページを静的サイト生成(SSG)で高速表示、カート機能や検索機能をクライアントサイドレンダリング(CSR)で簡単に実装できるためです。

APIによる在庫管理や決済処理、ユーザー情報の表示なども作業範囲に含まれます。ECサイトはユーザー体験が売上に直結するため、UI/UXを意識した開発ができると評価されやすくなります。

管理画面・ダッシュボード画面開発

Next.js案件の中には管理画面やダッシュボード画面開発もあります。ユーザー管理、売上分析、レポート出力など、管理業務に必要な情報を管理する画面を構築する案件が多く、副業でも取り組みやすい案件です。

グラフ表示にはRechartsやChart.jsなどのライブラリを使用し、データ管理にはReactのコンテキストを使用するのが一般的です。SaaS開発現場で需要があります。

Webアプリの機能追加・改修

Next.js案件の中にはWebアプリへの機能追加や改修業務もあります。ログイン機能の強化、フォームのバリデーション対応、API連携による機能実装などが主な仕事内容です。

既存のコードベースを読み解き変更を加えるため、ReactやAPIの非同期処理の知識などが求められます。細かな依頼が多く、短期間で完結する案件が多いため副業しやすいです。スキルアップを兼ねた実務経験を積むのにも適しています。

Next.jsの副業を始めるメリット

Next.jsスキルを活用して副業を始めると3つのメリットが得られます。

収入アップに繋がる

Next.jsスキルを活用して副業を始めると収入アップに繋げられます。なぜなら、副業案件は成果報酬型が一般的であり、一定の成果物の対価として報酬が得られるためです。

エンジニアスキルを高め、クライアントに満足してもらえる成果物を提供すれば単価アップや継続受注に繋げることができます。 成果が収入に結びつくため、本業とは異なるやりがいを感じることもできるでしょう。このような理由から、副業を始めるエンジニアが増えてきています。

Next.jsの開発トレンドのキャッチアップができる

副業を始めることで、Next.jsをはじめとした最新技術のトレンドを学べる機会が得られることもメリットです。新しいライブラリやフレームワーク、開発手法に触れることで、スキルのアップデートができ、本業にも生かすことができます。

副業では基本的にクライアントと直接やり取りする場面が多く、プレゼン力、交渉力、コミュニケーション力といったビジネススキルも磨けます。知識や技術力、ヒューマンスキルを磨くことができるため、市場価値を高めたい方にも副業はおすすめです。

フリーランスとして独立の足掛かりとなる

副業を始めれば、さまざまなプロジェクトに携わる機会が得られます。プロジェクト規模や業界・業種、開発体制の異なる現場での経験を通じて、エンジニアとしての視野を広げることができるでしょう。

また、副業で知り合ったクライアントやチームメンバーなどとの出会いを通じて人脈を築くことができます。このように、本業と異なる経験を積み市場価値を高めたり、人脈を築いたりすれば、フリーランスや起業などの足掛かりとなります。

ITエンジニア向けの案件紹介サービスとして、BIGDATA NAVI(ビッグデータナビ)があります。ビッグデータ関連の求人サイトでは業界最大級の案件数を誇り、機械学習・AIなどの先端案件が豊富であることが魅力です。

ITエンジニアやプログラマー、データサイエンティスト、コンサルタント・PM・PMOといったIT系人材は一度登録して案件紹介を受けてみるとよいでしょう。

Next.jsの副業案件で求められるスキルや知識

Next.jsエンジニアとして副業案件を獲得するためには、開発現場で求められるスキルや知識の習得が欠かせません。そのため、Next.jsの副業案件で求められるスキルや知識について理解しておきましょう。

JavaScript/TypeScriptとReactの知識

Next.jsはReactベースのフレームワークのため、Reactの基礎からコンポーネント設計、状態管理、フックに関する知識が必要です。

またJavaScriptの基本文法に加えて、ES2015(ES6以降)の構文や非同期処理について理解していることが前提となります。 近年では、TypeScriptを導入している開発現場が増えているためJavaScriptとTypeScriptの両方に精通することで、高単価の案件が獲得しやすくなります。

Next.jsのページ生成の知識

Next.js案件では、静的サイト生成(SSG)、サーバーサイドレンダリング(SSR)、クライアントサイドレンダリング(CSR)を理解し、要件に応じて適切に選択し実装できる能力が求められます。

例えば、SEO対策が求められるWebページではSSGやSSRが推奨される一方で、ダッシュボードや管理画面ではCSRが推奨されます。またNext.js独自の関数を使いこなせるかどうかも重視されるため、Next.jsに関する知識を深めておきましょう。

APIの設計・実装のスキル

Next.js案件ではAPI連携が求められるケースがあります。そのため、APIの基本知識、認証、エラーハンドリング、バリデーションなど、API設計や実装のスキルを磨いておきましょう。

APIクエリ言語のGraphQLやTypeScript を用いてスキーマやコード生成なしに API を構築するtRPCを採用する開発現場も増えているため、知識を身につけておくとより高単価の副業案件を獲得しやすくなります。

パフォーマンス最適化のスキル

Next.js案件ではWebサイトやWebアプリの実装だけでなく、パフォーマンスを意識した開発が求められます。その中でも、ユーザー体験やSEOに影響を与えるページ表示速度の最適化が求められやすいです。そのため、画像最適化や不要な再レンダリングの回避などの施策が打てると評価されやすくなります。

Core Web Vitalsなどの指標を参考にしたWebサイトやWebアプリの改善の経験があると、クライアントから信頼されて案件が獲得しやすくなるため、実務経験を積んでおくことをおすすめします。

開発環境の構築・管理スキル

Next.js案件では開発環境を自分で構築・管理できるスキルも求められます。

npm、yarn、pnpmなどのパッケージマネージャーをはじめ、エラーやスタイル違反を検出するESLintやコードの整形を自動で行うPrettierなどの便利なツールを使いこなせるようになっておきましょう。

Gitを用いたバージョン管理やブランチ運用ルールへの理解、Dockerを使ったローカル開発環境のコンテナ化なども、開発スキルとして評価されるため、習得しておくことをおすすめします。

ext.jsの副業案件獲得に役立つ資格

フロントエンド開発スキルを証明する資格や、エンジニアの基礎スキルを証明する資格を保有しておくと案件を獲得しやすくなります。書類選考が通過しやすくなるため、案件を獲得するために資格の取得はおすすめです。Next.jsの副業案件獲得に役立つ資格には、以下のようなものがあります。

資格名 概要
HTML5プロフェッショナル認定試験 HTML5/CSS、JavaScriptのWeb開発知識を証明する
HTML5/CSS、JavaScriptのWeb開発知識を証明する JavaScript開発スキル(中級以上)を証明する
OpenJS Node.js Application Developer Node.jsを活用したWebアプリ開発スキルを証明する
基本情報技術者試験 プログラミング全般やネットワーク、アルゴリズムの基礎力を示すことができる
AWS クラウドに関する知識があることを証明できる

Next.js副業案件を獲得する方法

Next.js副業案件を獲得する方法は3つあります。

副業エージェントサービスの利用

副業エージェントサービスは、スキルや希望条件に合った案件を紹介してくれるサービスです。週2日勤務や時短勤務が可能な案件を多く扱っているため、副業の選択肢が広がります。また、エージェント担当者に営業活動をお任せできるため、本業に集中しながら副業ができます。

ただし、副業エージェントサービスを利用する場合は仲介手数料を支払わなければなりません。基本的に20〜30%程度の仲介手数料が差し引かれるため、手取り額が少なくなる恐れがあります。それでも、大手企業やスタートアップなど優良案件が豊富に取り扱っているため、案件次第では満足できる収入が得られます。

クラウドソーシングサービスの利用

クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼したいクライアントと仕事を受けたいフリーランスや副業ワーカーをつなぐマッチングサービスです。

案件の受注から納品、報酬の受け取りまで、オンライン上で完結します。納期を守れば自分の都合に合わせて働ける自由度の高さが魅力となっているため、隙間時間に働きたい方におすすめです。

ただし、単発案件や報酬が低めの案件が多い傾向があるため、継続的に収入を得たい場合はクラウドサービス上の評価を上げていく必要があります。

知人からの紹介

副業案件を獲得する手段として、友人や知人からの紹介も有効です。周囲の繋がりから「この人なら安心して任せられる」と信頼されて案件を紹介されるケースは少なくありません。知人からの紹介で案件を獲得できるようになれば、営業活動をせずに仕事が得られます。信頼を前提に話が進むため、案件の成約率が高く、やりがいを感じやすいのも魅力です。

ただし、万が一トラブルが発生した場合、プライベートの関係に悪影響を及ぼす可能性があります。信頼関係を壊さないためにも、誠実に仕事に取り組むようにしましょう。

Next.jsの副業を行う際の注意点

Next.jsスキルを活用して副業を行う際には注意点も3つあります。

勤務先の就業規則を確認する

副業を始める前には勤務先の就業規則を確認しましょう。なぜなら、企業によって副業を禁止していたり、事前申請を必要としていたりするためです。勤務先の就業規則を破ると戒告や減給などが科せられる恐れがあります。

そのため、就業規則の第14章「副業・兼業の促進に関するガイドライン」に副業に関するルールを必ず読むようにしましょう。また、就業規則を読んだ上で気になることや不明なことがある場合は上司や人事担当者に確認しておくことをおすすめします。

本業とのバランスを考える

副業を始める際には、本業に影響を与えないようにバランスを取ることが大切です。本業と副業の両立が無理なく続けられるようにスケジュールを調整しましょう。副業を始めたばかりの頃は、余裕を持ったスケジュールを立てておくことをおすすめします。

また自信がない案件は無理せず断るのが無難です。もしくは、クライアントに対応可能な範囲を伝えるなど工夫をしましょう。本業は忙しい時期は副業を控えるなど工夫すると継続して働きやすくなります。

確定申告を行う

副業で得た所得(売上―経費)が1月1日~12月31日に20万円を超える場合は確定申告が必要です。

確定申告を行わずに放置してしまうと、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課せられます。さらに、悪質な場合は刑事罰の対象となる可能性もあるため注意しましょう。

税務署は銀行口座の取引履歴を通じて、無申告を発見することができます。つまり、無申告は間違いなく発覚します。そのため、副業で得た所得が20万円を超えた場合は確定申告を行いましょう。

まとめ

Next.jsはWebサイトやWebアプリ開発現場で需要が高い技術のため、スキルを活用して副業を始めればお金を稼ぐことができます。Next.js副業の単価相場は、週2日稼働であれば25~30万円/月となります。時給制のNext.js案件もあり、相場は4,000円~5,000円です。

しかし、Next.js案件では実務経験が求められるため、3年程度の実務経験を積んでおきましょう。この記事では、どのようなスキルを磨いておけばよいかを解説しました。この記事を参考にしながら、最初の一歩を踏み出してみてください。

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