フリーランス求人を探すFlutterエンジニアのフリーランスになるには？必要な経験やスキル、案件の探し方を解説
FlutterはiOSやAndroidのスマホアプリ開発に使用されており、現在注目されているモバイルフレームワークのひとつです。需要の増加に伴い、Flutterのフリーランスエンジニアを目指す人も増えています。
本記事ではFlutterのフリーランスエンジニアになるために必要な経験やスキル、仕事内容や案件の探し方について詳しく解説します。Flutterのフリーランスエンジニアに興味を持っている方はぜひ参考にしてください。
目次
Flutterとは？
Flutterとは2018年にGoogleがリリースしたオープンソースのモバイルフレームワークです。Flutter はAndroidだけではなく、iOSに対応したスマホアプリ開発にも使用できることが特徴で、リリースから日が浅いにもかかわらず需要が高くなっています。
フリーランスFlutterエンジニアの仕事内容
Flutterエンジニアの仕事内容はスマホアプリ開発です。具体的にはアプリの開発や設計、運用・保守までさまざまな領域の案件があり、開発から実装まで一貫して行う案件もあります。Flutter はAndroidだけではなくiOSに対応できるため、対応する案件はAndroid向けの案件もiOSの案件もあることが大きな特徴です。
フリーランスFlutterエンジニアの単価相場
フリーランスFlutterエンジニアの単価相場は月額60万～100万円です。年収換算すると720万～1,200万円となり、比較的高年収と言えるでしょう。案件によっては月額報酬が100万円を超える案件も珍しくなく、スキル次第で高額報酬の案件獲得も可能です。
Flutterエンジニアがフリーランスになるメリット
Flutterエンジニアの働き方には、どこかの企業に会社員として雇用されるケースとフリーランスとして自分で案件を獲得していくケースがあります。近年、エンジニア職はフリーランスとして稼働している人も多く、Flutterエンジニアも例外ではありません。Flutterエンジニアがフリーランスになるメリットは次の3つです。
- 収入アップが見込める
- 働く場所や時間にとらわれない
- 好きな仕事を選べる
では、上記3つのメリットについて詳しく解説していきます。
収入アップが見込める
フリーランスのFlutterエンジニアとして働く一番のメリットは収入アップが見込めることです。前項目でも紹介しましたが、フリーランスのFlutterエンジニア案件の報酬は月額100万円を超えることもあります。スキルや実績次第で会社員として働くよりも高収入になる可能性も高いです。
さらにフリーランスの場合は自分で仕事量の調整も可能です。複数案件を掛け持ちすることで、結果的に高収入となるケースも存在します。
ひとつの案件あたりの報酬が高額なこと、複数案件を掛け持ち可能なことから、Flutterエンジニアが会社員からフリーランスに転向すると収入アップが見込めるでしょう。
働く場所や時間にとらわれない
二つめのメリットは働く場所や時間にとらわれないことです。Flutterエンジニアの案件はフルリモートの案件もあります。フルリモート案件の場合は働く場所や時間にとらわれず、ライフスタイルに合わせた自由度の高い働き方が可能です。
働く場所や時間の自由度が高いと、ワークライフバランスを自分で決めることが可能です。さらに子育てや家族の介護、引越などのライフスタイルの変化にも、会社員に比べて柔軟に対応できます。
好きな仕事を選べる
フリーランスの場合は自分の裁量で好きな仕事を選べる点もメリットです。Flutterエンジニアの場合は、開発から実装までの全工程に携わる案件もあれば、開発領域のみに携わる案件もあります。自分のスキルや得意分野に応じて案件の種類を選ぶことも可能です。
また、Flutterを使用して開発できるアプリはさまざまなアプリがあります。たとえば、映像配信などのエンタメ業界向けのアプリから飲食業や医療・介護業界向けのアプリまでさまざまです。そのため、自分が得意な業界・分野に絞って案件を選ぶことも可能になります。
フリーランスFlutterエンジニアに必要な経験やスキル
フリーランスでFlutterエンジニアを目指す場合、具体的には下記の経験やスキルが必要です。
- Flutterの実務経験
- 他プログラミング言語・フレームワークの知識やスキル
- スマホアプリ開発言語の知識やスキル
- UI/UXの基礎的なスキル
- 上流工程での経験とスキル
- コミュニケーション能力
フリーランスとして働く場合、付随するアプリ開発言語の知識があると仕事の幅が広がります。また、コミュニケーション能力といった技術面以外のスキルも必要になってきます。では、それぞれのスキルや経験について詳しく紹介します。
Flutterの実務経験
当たり前のことですが、フリーランスのFlutterエンジニアを目指す場合はFlutterの実務経験が必須です。アプリ開発の現場でFlutterのフレームワークを用いた経験が求められます。具体的にはUIやUXの設計、スマホアプリに合わせたバックエンドシステムの設計や検討などです。開発から実装までの全工程に携わった経験があれば、対応できる案件も増えるでしょう。
他プログラミング言語・フレームワークの知識やスキル
FlutterではDartというプログラミング言語を使用します。よってFlutterのフリーランス案件ではDartの知識を求められる可能性が高いです。
Dartとはひとつのコードで異なるOSに対応するアプリの開発が可能な言語です。Flutterの特徴に関わる重要な要素となるため、FlutterエンジニアにはDartの知識やスキルが求められます。
また、Xamarinのような他のフレームワークのスキルがあれば、活躍の幅が広がります。フレームワークが異なれば対応する言語も異なる場合があるため、そのフレームワークに対応する言語のスキルもあればよいでしょう。Xamarinの場合はFlutterと異なり、開発言語はC#を使用します。
スマホアプリ開発言語の知識やスキル
Dart以外にもスマホアプリ開発言語の知識やスキルがあれば、アプリ開発の案件において強みとなります。たとえばAndroidのアプリ開発では、Java、Kotlin、C#などの言語が、iOSのアプリ開発ではObjective-C、Swiftなどの言語が使用されており、これらの言語も扱えると案件獲得率が高くなるでしょう。
また、AI領域で使用されるPythonもアプリ開発に使用されることもあります。Pythonはスマホアプリのフレームワークもあり、ライブラリも充実しています。スマホアプリ開発に関する言語を習得しているなら、案件に応募する際にしっかりとアピールしましょう。
UI/UXの基礎的なスキル
アプリ開発において、ユーザーが使いやすいかどうかは重要視しなければいけません。よって、アプリ開発の現場ではUI/UXの基礎的なスキルが求められます。
具体的には、アプリのUIのデザインが見やすい、情報が整理されていてわかりやすい、表示速度が速いといった満足度の高いUX（ユーザー体験）が提供可能なスキルが必要です。そのためには、WebデザインやHTML、CSSの知識があると役に立つでしょう。
上流工程での経験とスキル
開発プロジェクトの上流工程での実務経験がある場合、重宝される可能性が高いと言えます。
アプリ開発の上流工程とは、アプリの仕様や要件定義などアプリ設計の根幹に関わる工程のことです。上流工程の業務は運用や保守まで見据えた深い知識と高度なスキルが求められます。よって上流工程の実務経験があれば、高く評価され好待遇も見込めます。
コミュニケーション能力
フリーランスは会社組織に属していないぶん、クライアントや参加した案件のプロジェクトチームのメンバーとの自発的なコミュニケーションが需要になります。
たとえば、クライアントやプロジェクトチームのメンバーへのこまめな報告、連絡、相談です。上流工程やマネジメントが求められる立場の場合は、チーム内外での調整役となることもあるでしょう。また、クライアントの要望を正確にくみ取るヒアリング力や、要望に対して適切な提案ができる提案力のようなコミュニケーション能力も求められます。
フリーランス案件の探し方
以前に比べフリーランスエンジニアが増えた現在では、フリーランス案件を探す選択肢も多数存在します。では、代表的なものを詳しく紹介します。
クラウドソーシングを活用
クラウドソーシングは仕事を発注する側がインターネット上で不特定多数の人に業務を発注する業務形態です。ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサイトでは、実務経験が浅くても応募可能な案件もあり、実績を作りやすい点がメリットと言えます。
また、案件に応募する際は履歴書の提出や面接がない場合がほとんどで、すぐに仕事が欲しい場合にもおすすめです。
フリーランス向けエージェントサービスを活用
エージェントサービスのなかには、エンジニアのフリーランス案件に特化したエージェントサービスもあります。フリーランス向けエージェントサービスは、スキルや希望条件に合った求人をエージェントが紹介し、契約締結までサポートしてくれるサービスです。
フリーランス向けエージェントサービスは非公開求人や高単価の案件も多く、効率的に高単価案件を獲得できる点がメリットです。
友人・知人からの紹介
アプリ開発の現場に友人・知人がいる場合は案件の紹介を依頼してみるのもひとつの方法です。声をかけておけば、案件を紹介してもらえるケースもあるでしょう。しかし、確実性には欠けるため、クラウドソーシングやエージェントサービスと並行して行うことをおすすめします。
企業へ直接営業する
スキルや実績に自信がある場合は、アプリ開発を行っている企業へ直接営業をかけるのもおすすめです。その場合はこれまでの実績をポートフォリオにまとめて、スキルをしっかりアピールすることが重要です。直接営業は実績の豊富さに加えて提案力も重要になるため、案件獲得の難易度は高めと言えます。
おすすめのフリーランスエージェント
前項目でフリーランス向けのエージェントサービスについて触れました。フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスはここ最近で増加しており、どのサービスに登録すべきか迷うこともあるでしょう。そこで、この項目ではおすすめのエージェントサービスをいくつか紹介します。
ギークスジョブ
ギークスジョブはフルリモート案件の取り扱いが豊富です。アプリ開発の案件も豊富で、Flutterエンジニアにはおすすめと言えます。また独立相談会をオンラインで開催していたり、副業案件の取り扱いがあったりなど、フリーランスになるか迷っている人向けの内容も充実しています。
公式サイト：https://geechs-job.com/
Midworks
Midworksは正社員からフリーランスを目指す場合におすすめのエージェントサービスです。フルリモート案件はもちろん、対応エリアが全国と幅広いところが魅力と言えます。Flutterエンジニアの案件数をはじめ、アプリ開発の案件数が豊富です。
公式サイト：https://mid-works.com/
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは20年続く実績のあるフリーランスエージェントサービスです。アプリ開発エンジニアの案件数も豊富で、実務経験が浅い人向けの案件も取り扱っています。実務経験が浅い方にもおすすめできるエージェントサービスです。
公式サイト：https://freelance.levtech.jp/
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは週2日など柔軟な働き方に対応した案件が豊富です。アプリ開発の案件でも週3日の稼働が可能な案件があり、他の案件と掛け持ちを考えている方にもおすすめです。
公式サイト：https://itpropartners.com/
BIGDATA NAVI
BIGDATA NAVIはAIやデータ分析に強みのあるエージェントサービスですが、Flutterエンジニアやアプリ開発の案件数も豊富です。Flutter のスキルの他に、Pythonなどのスキルがある方にもおすすめです。
公式サイト：https://www.bigdata-navi.com/
Flutterエンジニアの今後の需要や将来性
近年、スマホアプリの進化は著しく、アプリでさまざまなことができるようになりました。FlutterはAndroidとiOS両方のアプリ開発が可能なことから、アプリ開発の現場においてFlutter は今後も重宝されるでしょう。よって、Flutterエンジニアの需要は今後も高いと予想されます。
まとめ
AndroidとiOS両方のアプリ開発が可能なFlutterは今後も需要が高いと予想されます。Flutterエンジニアの案件数は多く、フリーランス向けの案件も豊富です。フリーランスエンジニアはスキル次第で高収入が実現できます。Flutterやアプリ開発のスキルがあって、フリーランス転向を検討している方は、まずはエージェントサービスに登録して相談してみてはいかがでしょうか。
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