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フロントエンドエンジニアの副業は稼げる?報酬単価・仕事獲得のポイント

在宅勤務の定着や政府の兼業促進の波に乗って、フロントエンドエンジニアの副業をする人が増加しています。ユーザーが直接目にするインターフェイスの設計や構築を行い、使いやすく利便性の高いサイトやアプリケーションをコーディング・実装していく役割を担うためフルリモートの案件が豊富にあるためです。

生活費の足しに週末や土日でアルバイト感覚で働けるため、将来的にフリーエンジニアを目指して、副業でフロントエンド開発やコーディングの仕事を個人で受注する営業活動を試している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フロントエンドエンジニアが副業案件を受注する方法、報酬金額や単価、仕事の探し方、未経験から実績を作る方法などわかりやすく解説していきます。

フロントエンドエンジニア副業の傾向

在宅勤務の定着や政府の兼業促進の波に乗って、フロントエンドエンジニアの副業をする人が増加しています。Webサービスやアプリなどの開発では、フルリモートで実施できる仕事が豊富にあり会社員が副業として平日の夜や土日に作業するのに向いています。

在宅やリモートの案件が豊富

フロントエンドエンジニアが行う実際の作業は、多くの部分がマークアップ言語やプログラミング言語のコーディングになります。そのためパソコンと通信環境さえあれば在宅でも十分仕事を進めることができます。時には他のスタッフとの打ち合わせが必要となるケースもありますが、その際はクラウドツールで連絡を取り合うことも可能です。

実際に各種の求人サイトで募集が行われている個別の勤務条件を見ても、そのほとんどが在宅・リモートでの就労可となっています。

業務経験者は仕事を見つけやすい

現在フロントエンド開発の技術者が不足しており、企業からの求人需要は非常に高いです。React、Vue.js、Angularなどのフレームワークを活用した業務経験があれば、副業での仕事は探しやすいでしょう。フロントエンドエンジニアの仕事は、ほとんどが一つのプロジェクトに対して複数のスタッフでチーム編成して取り組んでいくというスタイルを取ります。

スタッフ同士の連携を取りながら進めていくためには、一定程度の業務知識が必要となりますので、業務経験者は優遇される傾向があります。

副業で稼げる金額の目安

会社員として働くフロントエンドエンジニアの収入は年収で500万円ほどといわれていますが、副業で稼げる金額や報酬の単価はどの程度になるのでしょうか。doocyJobによると副業・フリーランスで募集のあるフロントエンドエンジニア求人の平均単価は時給換算で4,595円です。週5日稼働する際の基準時間を月に140~180時間として業務委託で60万円から80万円の報酬額となります。仮に副業で月30時間の案件で稼働したとすると、報酬は13万7850円になる計算です。

取り組む仕事の内容にもよりますが、初心者の場合は月10~20万円程度を目標とするとよいでしょう。

フロントエンドエンジニアの副業案件と単価相場

ここからは、フロントエンドエンジニアが業務委託で取り組む副業の案件例について紹介します。世の中に出回る案件のうち大部分を占めるのは、コーディングやデザインなど「開発」の仕事です。一方で、数は少ないですが「コンサルティング」や「講師」などの仕事もあり、本業で経験できないタスクに挑戦してスキルアップしたり、仕事の幅をさらに広げたりすることが可能です。

内容により難易度や報酬の相場も変わってくるため、以下で詳細をみていきましょう。

開発

開発は、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を用いて、ユーザーインターフェイスとなるサイトやアプリケーションのフロントエンド部分を設計、構築する仕事です。SEO対策やインフラに関わる運用改善などもあわせて行うことがあります。仕事の規模や携わる日数によって単価は変わってきますが、おおむね月に10万から30万円を見込むことができます。

得られる収入の相場は週1日の就労で月に10万から20万円、週2日で20万から30万円程度となります。チームに参加して作業時間に応じた報酬を受け取る方法のほかに、成果物の納品に対して報酬を得る形で案件を受注することも可能です。

コンサルティング

短時間で効率よく稼げる副業としては、コンサルや技術顧問の仕事がおすすめです。土曜・日曜日の週末に限った案件は少ないですが、自身で開発するわけではないので作業時間が少なく経済的です。フロントエンドエンジニアの業務を通じて培ったノウハウをいかし、サイトやアプリの開発に関してコンサルティングや助言をおこないます。

技術者としての実務能力はもちろんのこと、プロジェクト全体を俯瞰して的確に課題や問題点、行動指針を示すための知見が求められるため、開発組織の体制やメンバー育成、事業運営などに関する豊富な経験が必要となります。自身の経歴や技術に需要のある副業先を見つければ、毎月10~50万円ほどの定期収入を得ることができます。

執筆・ライティング

エンジニアとしての経験や知識をいかして、Webライターとして活動することもできます。テクノロジーや技術系スタートアップなどに関するコンテンツ作成の需要は高く、通常の記事執筆よりも高単価で案件を受注できます。企業などから依頼を受けて文章を納品するのが執筆・ライティングの副業です。また、自身でアフィリエイトサイトを運営して、収益を得ることもできます。

これからWeb業界を目指したい人やフロントエンドエンジニアになってまだ間もない人に向けて各種の有益な情報を発信したり、抱えている悩みを解消するようなサービスを紹介したりするのです。記事作成やライティングの代行は、案件数が多く、初心者でもすぐに仕事がみつかるでしょう。ただし、単価は低めで、1文字あたり2円から5円程度が相場とされています。

講師

プログラミングスクールでフロントエンド技術を学びたい人向けの講座を担当したり、セミナーや企業研修、専門学校などで後進の育成にあたったりするのが講師の副業です。講義の対象は初心者が多いため、難しい内容を解りやすく伝えるという技術が求められます。

講義の内容や依頼先の規模にもよりますが、講師料の相場は時給に換算しておおむね2000円前後となります。

フロントエンドエンジニアの副業を探す方法

フロントエンドエンジニアが副業の案件を獲得するには、インターネット上の副業マッチングや求人情報サイトを検索して探す方法や、会社の同僚、知人・友人など身近な人脈からの紹介で営業をおこなう方法などがあります。副業マッチングなどの仲介サービスを活用するケースでは、エージェント、クラウドソーシング、スキルシェアサービスなどへの登録が考えられます。どれか一つに絞らなければならないわけではないため、複数の手段を試して条件にあう副業を探すようにしましょう。

エージェントに登録

確実に副業を見つけたいなら、エージェントに登録してスキルにマッチした案件の紹介を受けると良いでしょう。経験や希望条件を加味して、仕事の提案を受けられ報酬の目安なども確認できるため、自分の市場価値について客観的な評価を得られます。エージェントにも種類があり、フロントエンドエンジニア向けとしてはIT業界の専門エージェントやエンジニア向けエージェント、副業エージェントなどが該当します。

状況にあわせて使い分けができますし、営業担当者との相性などもありますので、いくつかの事業者に登録して無料のカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

クラウドソーシングで探す

単発やスポットの案件を探すのに向いているのがランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサイトです。仕事を依頼したい企業や個人の発注者が掲載する依頼や求人募集が多くあり、新規開発や改修などフロントエンドの案件を探すことも難しくないでしょう。発注者と受注者とで業務内容や納期、予算などがうまくマッチした場合に契約を締結してプロジェクトがスタートします。

案件の数は多く、仕事の幅も広いのですが、専門外の人や初心者も案件を受注できる仕組みになっているため、単価は比較的安い傾向にあります。ポートフォリオやプロフィールを充実することで、発注者の目にとまりやすくなり報酬をあげやすくなるでしょう。

スキルシェアサービスを活用する

個人の持つ経験や能力を社会全体で共有する「スキルシェアリング」という考え方が国内でも広がってきており、副業・兼業で利用できるサービスも増えてきました。スキルシェアサービスはクラウドソーシングの一種で、サイト上で個人のスキルや出来ることを事前に登録しておき、必要な人が購入することで案件を受注するという仕組みです。

また、副業マッチングをインターネット上でおこなうサイトや社会人向けのインターンなどもこのジャンルに分類されるでしょう。フロントエンドエンジニアとして、コーディングやサイト制作をおこなうほかに、写真撮影や映像制作、話し相手になるといった副業もおこなうことができます。

紹介などで直接受注する

エンジニアやデザイナーなど業界に人脈がある職業では、そのつてをたどって個人で業務委託の依頼をうけて仕事を受注するという方法があります。顔が見える関係なので安心感もあり、エージェントやクラウドソーシングなどの事業者を介して仕事を探す際の仲介手数料などもかからないというメリットがあります。ただし、仲介してもらった相手の顔をつぶせないため、簡単に仕事をやめられないなどのプレッシャーも生じてきます。

フロントエンドの副業に必要なスキル

フロントエンドエンジニアの副業を行うためには、最低限どの程度の能力を備えていなければならないのでしょうか。また、身につけていれば高単価案件の受注にもつながる有利なスキルなどもあるのでしょうか。以下に詳しく見ていきます。

UI・UX設計

サービスと利用者を繋ぐ接点であるUI(ユーザーインターフェース)と、サービスを利用した際に得られる体験や経験を意味するUX(ユーザーエクスペリエンス)を効果的に設計する技術は、フロントエンド開発の仕事に欠かすことのできないスキルです。事業部門のプロダクトマネージャーやマーケティング担当者、ディレクターやプロデューサーとの共通言語として機能しますし、この設計の完成度がサイトの有益性を大きく左右すると言っても過言ではありません。

JavaScriptやPHP

JavaScript・PHPは、HTML内で動作させることができるので、フロントエンド業務で使用することが多い言語です。身につけておけば、副業する際にも特に有利なスキルです。JavaScriptはクライアントサイド言語とよばれ、ローカルPC上で処理が行われます。動きのあるデザインを実装することができリアルタイムな処理が可能な反面、複雑な処理はできません。PHPも動きのあるデザインを実装することができますが、こちらはサーバー上で実行されるサーバーサイド言語で、複雑な処理ができる反面、リアルタイムな処理ができないという点がJavaScriptとの大きな違いになります。

Webデザイン

サイトのデザインを副業で依頼されることもあるでしょう。パソコンやスマートフォンなどの端末で表示されるサイトの見た目を制作する一連の作業をWebデザインといいます。具体的にはサイト上に示されるフォントのデザインや図表、写真の加工、それらの配置を効果的に行うレイアウト作業、全体の色遣いなど、デザインに関するすべての要素に関わります。フロントエンドエンジニアの必須スキルといえるでしょう。

HTML・CSS

Webページの作成のために作られたプログラミング言語がHTMLで、インターネット上のほぼすべてのWebページがこの言語で作成されています。CSSはこのHTMLで書かれた文書を、背景色やフォント、写真なども含めて装飾・レイアウトするスタイルシート言語です。ともにWebページの骨格をなす、フロントエンドエンジニア必須の基本スキルです。

フロントエンドの副業をするメリット

フロントエンドエンジニアの副業を行うことには多くのメリットがあります。お金を稼ぐことを目的としてサイドビジネスに取り組むケースも多いと思いますが、参画先で新たな技術に触れたり、今の職場とは違った価値観を学ぶなどスキルアップにも良い影響があります。スキルの蓄積は将来の独立・起業や転職にもつながっていきます。

独立・起業につながる

将来フリーランスエンジニアとして活動したいなら、独立前に副業で個人事業主として活動しておくと良いでしょう。報酬額の見積もりや提案などの営業活動、契約、請求などの事務手続き、確定申告といった一連の流れを知ることができるため独立後の生活をイメージしやすくなります。また、本業のほかに副業で手掛けた案件は、独立後の実績になります。

営業活動をすると得意な仕事や案件もわかりますので、起業後の仕事選びに役立ち、ひとりでこなせる業務量なども把握できます。その間に培った人脈も、独立時には大きな財産となるはずです。

技術を習得できる

本業で利用していないツールや言語の求人にあえて応募したり、未経験の業務にチャレンジしたりするなどして副業をてがけていくと新しい技術の習得を実現できます。会社員は上司や会社の指示に従わなければならないため、必ずしも自分のやりたい仕事ができるとは限りません。

しかしながら、副業では、受注する仕事を自分で選べるため、希望する領域に限定して仕事にとりくむことができるのです。

収入を増やせる

フロントエンドエンジニアの副業では、時給換算で3000円~4000円程度が手堅く副収入として見込めますので、本業に影響しない週末だけの稼働でも、ある程度の収入増を見込むことができます。

また、Wワークで稼いだお金を貯蓄に回し、将来の独立資金として積み立てるというような目標を立てれば、副業へのモチベーションが確実に上がり、その結果さらに収入が増えるという好循環を生み出すこともできるでしょう。

未経験からフロントエンドの副業案件を獲得する手順

フロントエンドエンジニアの副業は、実績が何よりも重視されるため、仕事を請け負う際は経験者の方が有利である点は間違いありません。しかし未経験者でも就職して技術を身につけたり、個人事業主として活動しながら手順を踏んで実績を積み上げれば案件を獲得することは可能です。そのためには、詳細なポートフォリオの作成、簡単なWeb制作案件を受注しての実績作り、サイトやSNSでの積極的な情報発信などが必要になります。

ポートフォリオを作成する

まず、スキルや実績が何もない未経験者に対して発注をおこなう企業は少ないです。そのため、たとえ実績がゼロだったとしても、自らのスキルや能力を示す資料の作成が必要になります。ポートフォリオとは、一言でいえば「作品集」です。

フロントエンドエンジニアとしてどのようなプログラムを作成できるのか、どんな技術に精通しているのか、クライアントに伝えるための成果物を作成することが、案件獲得への第一歩となります。

簡単なWeb制作案件を受注する

未経験者が副業案件を受注するには、最初の実績作りがとても大切です。仕事としてフロントエンドの開発をおこなった経験が何もない状態では掲載できる内容がないため、ポートフォリオを充実させることが難しいでしょう。

副業獲得のため、まずは、クラウドソーシングなどを利用して、簡単なWeb制作案件について営業を開始するところからスタートします。内容は簡単なものでも、数が増えれば力になります。

WebサイトやSNSを活用する

はじめのうちは単価を下げてでも仕事を受注し、納品を重ねることでポートフォリオができ上ったら積極的に情報を発信して自分の実績をアピールしていきます。見込み顧客へアピールする手段としては、ブログなどのWebサイトやSNSでの発信が効果的です。作品に興味を持ってもらえれば、そこから案件の受注に結びつく可能性も広がります。

フロントエンドの副業を始める前に

実際にフロントエンドエンジニアの副業を開始するにあたっては、具体的に仕事の流れをシミュレーションしておく必要があります。注意すべき点もいくつかありますので、事前に確認しておきましょう。

会社の規定を確認

企業によっては、就業規則に副業禁止を掲げているところがありますので、自分の勤める会社の決まりがどうなっているのか事前に確認しておく必要があります。ただし、申告すれば条件付きで認めてもらうことができるケースもありますので、会社側と話し合ってみることも一つの方法です。

できることを整理して市場価値を把握する

副業で着実に実績を積んでいくためには、フロントエンドエンジニアとして自分がどの程度の実力なのかを把握することが必要です。分不相応に高望みの案件に取り組んでも力不足で挫折してしまいます。確かなスキルアップを図っていくためにも、できることをあらかじめ整理して、自分の市場価値を冷静に把握することが大切です。

副業で稼ぐ金額などの目標を明確にする

副業するからには稼げるだけ稼ぐ、という気持ちでは、モチベーションが長続きせずすぐに息切れしてしまいます。収入アップの金額をはっきり決め、何があってもこの金額はクリアするという現実的な目標金額を設定することで、副業が習慣化して確実な収入増につながります。

案件の分野を決め仕事を選ぶ

フロントエンドエンジニアの副業には大きく四つの分野がありますが、開発、コンサルティング、執筆・ライティング、講師のうち、自分が本当にやりたい仕事の分野を一つに絞って取り組むことが必要です。なぜなら総花的に案件をこなしていけば系統だったスキルの取得ができないからです。まず一つの分野に仕事を絞り、段階を経て他の分野に手を伸ばしていくようにします。

コミュニケーションは必要

エンジニアなので、営業職のようなコミュニケーション能力は必要ないと思うのは誤解です。副業の案件を獲得するためにはクライアントへの提案力は必須ですし、案件受注後も作業の進捗状況について報告や連絡を怠ればクライアントの不信を招き、連続して案件を発注してもらうことが難しくなるかもしれません。着実にフロントエンドエンジニアの副業を続けていくためには、適切なコミュニケーションが不可欠となります。

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