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SNSの副業は稼げる?土日で出来る?報酬目安・案件の探し方・未経験での始め方

TwitterやInstagram、LINE、TikTokなどSNSアカウントの運用代行やFacebook、YouTubeなどへの広告出稿、動画作成の企画・実行といったSNSマーケティングに関する業務が平日の夜や週末の土日など会社員の本業の合間に行える副業として人気を集めています。

YouTuber(ユーチューバー)やInstagrammer(インスタグラマー)などのインフルエンサーを目指して、SNSでのフォロワー集めを検討中の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、SNSの副業が人気の理由、報酬金額や単価の目安、副業案件の探し方、未経験から実績を作り個人で営業する方法などをわかりやすく解説していきます。

SNSの副業が人気の理由

SNSとはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を省略した言葉で、オンライン上で交流できる会員制サービスを意味します。今や若者だけでなく様々な年齢のユーザーが、スマホアプリやサイト上から文章、チャット、写真や映像などを投稿して、日々コミュニケーションを行う時代となりました。

誰もが簡単に情報発信を行えるようになり、話題性のある投稿は瞬時に拡散される土壌ができあがったため、SNS上での口コミや評判は企業にとっても無視できないものとなっています。スマートフォンが普及し完全に日常生活の一部となった2010年代後半以降、顧客と接点を持つための重要な媒体としてSNSを捉えるようになったのです。

また、我々の生活にとけこみ社会のインフラと化したSNSだからこそ、自身の近況を報告したり、趣味の仲間を募ったりといった活用以外に、アフィリエイトや広告、投げ銭などで個人がお金を稼ぐ場所としても浸透してきました。土日や休日の時間を使った活動で会社員で働く本業の給料以上の収入を得る人も出てきているほどです。

以下では、そんなSNSに関する副業が人気となっている要因をいくつかピックアップして解説します。

SNSを利用する企業から求人や仕事の需要が増加

2022年6月現在、LINEの国内ユーザー数は9200万人。YouTubeは6500万人の規模に到達しており、多数のユーザーを抱えるメディアとしてその影響力は計り知れません。そしてSNSを中心としたソーシャルメディアはテレビや新聞などのマスメディアと並びプロモーションの中で主要な媒体と位置づけられるようにもなっています。

消費者に情報を伝える場として価値が高まったことで、SNSは個人のユーザーだけでなく、様々な企業や店舗にも活用されるツールとして広く認知されています。告知やお知らせ、広報、PRのために企業が運営する公式アカウントをタイムライン上で見かけることも珍しくなくなりました。

そのようにSNSを活用する企業が拡大したことで、投稿や返信などの運用業務やプロモーション支援に関わる仕事の求人数が増え、業務委託で外部にタスクを依頼したいという需要も増加しているのです。

商品・サービスの宣伝をおこなう広告もソーシャルメディア上で配信されており、フォロワーを集めたり、いいね!や投稿、リツイートでの拡散を促すなどSNSと連動させたキャンペーンも頻繁に行われています。マーケティングにおけるSNSの活用は最早業界を問わず様々な企業で定着していると言ってよいでしょう。

インフルエンサーの需要が増え、報酬を得る手段が広まった

情報発信を通して人の思考や行動に与える影響が大きい人を「インフルエンサー」と呼びます。元々は芸能人やスポーツ選手、経営者といった業界における著名人・有名人が担うポジションでしたが、SNSの隆盛以降は、多数のフォロワーを抱え情報を拡散する能力の高いユーチューバーやインスタグラマーなどを指して使われるようになりました。

インターネットにおいてブログや個人サイトが情報発信の主な手段だった頃は「アルファブロガー」と呼ばれる高いPV数を誇るブログ運営者がこの役割を担い、世論形成や流行を先導していた背景もあります。

現在においてCGM(Consumer Generated Media)に分類される口コミサイトやブログにより購買を後押しするアフィリエイターの活躍がなくなったわけではありません。しかしながら、施策の即効性やターゲット層にリーチしやすいといった観点から、特定のコミュニティで強い発言権を持つインフルエンサーへの依頼が急速に拡大してきました。そして、広告主から報酬が発生することで、稼げる仕事としても広まってきたわけです。

企業の担当者は、サービスの利用者に影響を持つインフルエンサーを起用して販促をおこないたいと考えているため、情報発信により良質なフォロワーを集めることができれば、趣味の延長として会社員を続けながらでも、週末起業のような形で広告や依頼をとおして副業で稼ぐことができるのです。

バズや流行を生み出すインフルエンサーですが、影響力を発揮できるジャンルはそれぞれ異なり、美容、ファッション、グルメ、旅行、音楽、ゲーム、教育、投資などに細分化できます。また、フォロワー層によっても相性の良い商材や単価には違いが生じます。例えばゲームについての宣伝を行う場合は、ゲーム実況に強いユーチューバーに対して依頼を行いますし、ファッション関連の販促ならインスタグラマーが向いているといった具合です。

SNSで実績を持つ人材の不足

SNSマーケティングをおこなう企業は増えてきているものの、他のWeb媒体やメディアと比べると歴史が浅く、運用に関する業務経験やノウハウを持ち、企業の利益になるようSNSを効果的に使いこなしている人はそこまで多いわけではありません。プラットフォームによってユーザーの利用目的や閲覧頻度、年齢、男女比などが異なるため、活用の仕方にも差異が生じています。そのため、広告に使用するフォーマットやレギュレーション、掲載金額、SNS毎の媒体特性を熟知している人材は貴重な存在といえるでしょう。個人でSNSを活用して短期間に多くのフォロワーを集めた実績を持つ人材なども同様です。

中の人としてSNSの運用を担当するには、単にSNSプラットフォームの使い方の知識があるというだけではなく、エンゲージメントやインプレッションといったデータの意味を読み解き分析を行うことができたり、ネット文脈やスラングを理解し炎上対策などをおこなうリテラシーを備えたうえで、人目につきやすい投稿を行うコツを把握していることが求められます。

対象となるコンテンツによっても求められるスキルや知識は変わります。画像が主体のInstagram(インスタグラム)では「写真撮影」や「画像の魅せ方」について知っている必要がありますし、動画投稿を行うYouTube(ユーチューブ)やTikTok(ティックトック)などのSNSでは、「映像作り」についての知識が求められます。また前提としてユーザーの共感を得て、興味を引くための考察が重要です。ただし、そのようなスキルを備えていて実績も伴う人材というと、かなり少ないのが実情です。

経験者やノウハウを持った人が少ないことは副業をする側からするとチャンスともいえます。未経験からでも実力さえ証明できれば、企業から案件を獲得することは難しくありませんし、特定のSNSに特化して卓越した知見を持つ人材は企業にとって喉から手が出るほど求められる存在です。安定して仕事を受注できれば、個人事業主やフリーランスとして独り立ちすることもできます。

SNS副業の報酬・単価相場

人によっては月100万円以上の収入があるともいわれるSNS界隈の副業ですが、実際のところ稼げる報酬の金額や案件の単価相場はどのくらいのものとなっているのでしょうか。副業から得られる収入は、費やす時間や取り組む内容、保有する経験やスキルによっても変わってくるため、一概にはいえませんが経験のあるマーケターやSNS担当者が副業をする場合は、10から30万円程度が収入の目安となるでしょう。

ソーシャルメディア関連の副業案件でも簡単な部類にはいる、SNSアカウントでの投稿やデータ集計・入力などの業務であれば時給1000~2000円程度が相場となります。コンサルティングや広告運用のアドバイスなどになると、もう少し高い金額で報酬をえられるでしょう。

案件によってはフォロワーが増えるごとに成功報酬が追加で支払われる場合もあったり、投稿の拡散状況やリンクのクリック回数などに応じた成果報酬としている場合もあります。

SNS副業の種類

ひとくちにSNS上でおこなう副業と言っても、様々な種類が存在します。以下では、副業として取り組むことのできる具体的な業務内容をいくつか紹介します。

SNS運用代行

SNSアカウントの運用を依頼主に代わって行うのがSNS運用代行です。店舗やサービスを運営する企業のほか、広告代理店や制作会社、マーケティング支援の会社などからもニーズがあります。スケジュールに沿って定められた投稿をおこなうデータ入力に近い仕事から、自分で調査・分析などおこない紹介や宣伝の方針を決めたり、業務フローを改善するような高度な業務までと幅はありますが、ユーザーの反応を読み取り投稿に反映したり、質問にコメントをつけたり、DMの送信をおこなったりとマルチタスクで業務をこなすことが多いでしょう。

いわゆる「企業アカウントの中の人」として活動するため、インパクトのある投稿を行うのはもちろんのこと、コミュニケーション能力も求められるのがこのような運用代行に関する副業案件の特徴と言えるでしょう。

PR・広報活動

インフルエンサーに働きかけ、製品やサービスのPRを行ったり、ブランディングや認知向上に関する様々な情報を社外向けの広報として発信したりする業務もSNSまわりの副業のひとつとして扱われます。運用代行に比べて必要となるスキルは少ないものの、企業の魅力を見抜き、文章やコンテンツとして仕立てる力がなければ、この業務は務まりません。

メディアや媒体、影響力の強いインフルエンサーとの関係性だけでなく、サービスの利用者や顧客に対して情報発信をおこない、ユーザー会やイベントなどのコミュニティを運営するような業務もここに含まれます。採用や経営などビジネスに関わる知見も必要となるため、ハードルは他の副業に比べて高いと言えます。

しかし、ひとたび集客やフォロワー数などの実績をつくれば、案件が向こうからやってくるという強みも存在するのです。

アフィリエイトなどの広告収入

SNSの投稿から自分のブログページに誘導したり、広告主のサイトに誘導してアプリのダウンロードや会員登録、ECサイトでの商品購入につなげたりすることでアフィリエイトの成果報酬によって広告収入を得る、という形態の副業も存在します。ある意味で、インフルエンサーとしての活動の一形態と言えるでしょう。依頼主やクライアントがいるわけではないため自分のペースで取り組める点がメリットです。平日の業務が終了した後や土日など自由に作業時間を決められます。

ただし、作業をすればしただけの報酬を得られる運用代行やコンサルなどの受託案件と異なり、収入をえられるかどうかは完全に成果に左右されます。また、軌道にのせるまでに、時間がかかる点をデメリットに感じるかもしれません。SNSでのフォロワー数が多いと、一つの投稿に対して報酬をえられるような案件もあるためハードルは下がっているものの、稼ぐことが大変であることは注意しておきましょう。

アフィリエイターとして本格的に活動する際は、ブログページの運営とSNSアカウントの運用の両方を行うことも有効です。文章を書くのが好きな人や、特定のジャンルに対する熱量が高い人にとってはおすすめのサイドビジネスといえます。

商品やサービスの販売

普段は会社員として働きながら、週末起業のような形でSNSを通じて商品やサービスを販売するというWワークもあります。音楽や漫画、イラスト、ゲームなど趣味のコミュニティは物販やECと相性がよいですし、マニアックなジャンルやビジネスに関連する法人向けの分野などでも新たなサービスが生まれています。

商品の販売と聞いてすぐに想起されるのが自作のグッズやアートの販売ですが、動画投稿サイトなどの有料メンバーシップやサブスクリプション制度に加入してもらうといった方法も考えられます。クリエイティブな創作活動をそのまま副業にできる点は他にはない魅力と言えるでしょう。

SNSを使った副業のメリット

以下では、SNSを使った副業のメリットにはどのようなものがあるかを解説します。

求人が豊富にある

求人数が多いため仕事を探しやすく、副業先を簡単に見つけやすいという点は、いま伸び盛りのSNSならではのメリットでしょう。経験のある社員の数が足りず、SNSの案件を回せきれていない状況の広告主や代理店では、人手不足を解消する方法として副業社員を活用する会社も増えています。

そのような状況だからこそ、実務経験者であれば副業案件の受注にそれほど苦戦しないでしょう。スキルを満たしていると判断されればプロジェクトに参画できるため、仕事がなくて困る、といった悩みとは無縁と言えます。

在宅ワークで出来る

平日の夜間や土日の時間を副業に充てたいという人も多いです。その点、SNSの副業は在宅ワークやテレワークといった形式で完結できる仕事がほとんどです。インターネットに接続されたパソコンが自宅にあれば、業務を進めることができますし、SNSへの投稿は出先でスマートフォンから入力することもできます。このように場所を選ばずにフルリモートで作業できる案件が多い点はメリットと考えられます。

また、打ち合わせやミーティングについても、ZoomやMicrosoft Teamsなどオンライン会議システムを利用すればわざわざクライアント企業に出向く必要もありません。在宅で全て完結するため、1日の時間を有意義に活用することができる上に、自分の好きな環境で仕事をすることが可能です。

未経験から始めやすい

普段からSNSに慣れ親しんでいる人にとっては、Twitter(ツイッター)やLINE(ライン)などのソーシャルメディアでフォロワーを集めるような副業は普段の生活の延長線上にあると言っても過言ではありません。またTikTokやnoteなどの新興のプラットフォームになるほど、経験者の母数が少ない傾向にあります。そのため、参入障壁は非常に低く、未経験でも始めやすいのです。もちろん、マーケティングに関する知識や、どのような投稿が「バズる」のかに関する知見は必要となります。

しかし、これらは業務を遂行していく上で自ずと身につける必要に駆られるため、自分から積極的に学ぶことを厭わない人にとってはうってつけと言えるでしょう。逆に、これらのスキルを身につけることに抵抗を持つ人や、自分の好きなように投稿したいという人にとっては向いていないとも考えられます。

専門知識が身につく

副業とはいえSNSを運用して収益に結び付ける以上はマーケティングに関する知識が要求されます。また、画像加工や映像編集、文章作成といったクリエイティブに関するスキルも高めることになるでしょう。拡散されやすい投稿内容や時間帯、頻度といった実際の数値も知ることができます。

裏を返せば、副業での経験を通じてキャリアチェンジのためのスキルアップを実現できるよい機会となるのです。依頼されて運用を代行するのではなく、自分自身のアカウントを使用するとしても、ターゲットの選定や、投稿に対する反応の分析など、ビジネスの成功において必要な知識やスキルを得ることができます。

そして、これらの知識やスキルは、自身がブログやWebサイトといったメディアを立ち上げる際にも大いに役立つため、身につけて損はありません。

SNSを使った副業のデメリット

副業には、当然ながらメリットばかりではなくデメリットもいくつか存在します。SNSを活用してサイドビジネスやパラレルワークをするリスクについても押さえておきましょう。

流行り廃りの影響を受けやすい

良くも悪くも流行に左右されやすい商売である点はSNSに関わる仕事の特徴です。プラットフォームが世の中から注目を集めているうちは話題性があり報酬も安定しやすいですが、いったん飽きられてしまうと衰退のスピードも速く、ユーザーが減り仕事も激減といったことが起こりえます。

ット社会は常に情報が更新されるものです。数年前に人気だったSNSでも今はユーザー数が減ってしまったサービスは多数あります。また、プラットフォーム自体は人気でも、あなた自身が流行に追いつけなくなってしまえば、たちまちフォロワーの興味を失ってしまうことでしょう。

また、ライバルとなる競合の数や市場環境は常に変化しています。始めた当初は順調にフォロワーを集めたとしても、その人気がこの先も続くとは限りません。最新のトレンドを意識して投稿を行うためにも、情報を常に収集する必要があります。そのような点はデメリットといえるでしょう。

報酬の単価が低い事務系の仕事も多い

副業で取り組む案件によって業務内容が異なり、報酬の金額も様々なため一概には言えませんが、SNSアカウントの運用代行の場合は、常にパソコンと向き合って作業を行う入力系のタスクに分類されるため、報酬の単価が低く地味な仕事が多くなります。また、DMやコメントに対して返信を行う際には、テンプレートのメッセージを時と場合に合わせて改稿して返信を行うなどといった、事務的な作業になることも少なくありません。

こうしたコツコツと同じことを続けることが苦痛な人にとっては、モチベーションが低くなってしまい長続きしないことが懸念されます。アフィリエイトやインフルエンサーとして活動するなど自身のアカウントを運用する際は、十分な報酬が得られるところまで進める人のほうが少ないくらいなので、作業時間あたりで換算すると報酬と労力が見合わないと感じるかもしれません。

SNS投稿から思わぬトラブルが発生することも

簡単な操作で自由に投稿ができるSNSでは炎上や誹謗中傷などの危険性を意識する必要があります。操作ミスなどを起因とするトラブルにも気を付けたほうがよいでしょう。例えば、複数のアカウントを使い分けている場合は、投稿するアカウントを間違える、いわゆる「誤爆」が発生してしまう可能性もあります。

普段からプライベートでSNSを利用している人は、個人のパソコンやスマートフォンから複数のアカウントにログインして投稿やユーザーとのやり取りを行うことになるため、副業で使用する企業のアカウントやインフルエンサー用のアカウントから間違えてプライベートな内容を投稿してしまう恐れがあるのです。

そのほか、名前や顔を隠して匿名でSNSを利用していたものの、普段の投稿を手掛かりに身元を特定されてしまう「身バレ」が発生してしまうこともあります。そのように思わぬトラブルにつながってしまうこともある点を踏まえたうえで副業に取り組むとよいでしょう。

初心者におすすめ!SNSの副業案件の探し方・獲得方法

クライアントからの依頼を受けて業務委託でSNS関連の仕事をする場合は、見込み顧客を探して自らを売り込み、仕事の発注を受ける必要があります。以下では、初心者向けに副業でSNS案件を獲得する方法について解説します。

未経験者はクラウドソーシングがおすすめ

オンライン上のマーケットプレイスを通して、発注者と受注者とを仲介する仕組みが「クラウドソーシング」です。 SNS関連の業務経験のない未経験者の場合は、クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサイトに登録して簡単な仕事から始めるのがよいでしょう。Twitter、LINEなど公式アカウントの運用代行や広告配信、口コミ・レビューの調査など様々な種類の案件があり、初心者でも受注できる仕事が沢山あります。

報酬が支払われる際に手数料が引かれますが、契約や代金の支払いについてのサポートを受けられるため取りこぼしがなく安心できます。登録や仕事探しは無料で利用できるため、未経験から個人事業主として実績を積んでいく上では最適な手段と言えるでしょう。

サイトに登録したばかりだと評価がゼロから開始となるため、最初は取引をこなして実績をつくる必要があります。評価の件数やポートフォリオ・プロフィールなどの情報を充実させることで、より報酬の良い仕事にもチャレンジできるようになっていきます。ライバルも多い市場ですので、差別化を図りながら精力的な活動が求められます。

実務経験者はエージェントがおすすめ

正社員として企業に勤務してSNSマーケティングや広告運用、広報・PRなどの実務経験がある人の場合は、副業やフリーランス向けエージェントのサービスを利用することをおすすめします。これは、自分自身のスキルや職務経歴、副業先の希望条件をつたえておくと、それに見合った仕事を紹介してもらえるというサービスです。オンライン上の管理画面を操作して登録が完了するクラウドソーシングと異なり、エージェントの場合は面談を必須とする会社も多く、登録が面倒と感じるかもしれません。

しかしながら、契約の手続きや報酬額の交渉などはエージェントの担当者が代行しますし、面倒な新規の顧客開拓や営業周りを任せられる点がメリットと言えるでしょう。その他にも、報酬の単価が高いことや作業時間に応じて報酬が得られる点などがあげられます。一方のデメリットとしては、報酬からマージンが引かれること、週何時間の稼働など業務時間を確保する必要があることなどが該当するでしょう。

準委任契約で稼働する業務委託の案件が中心のため、稼働できる時間によって稼げる金額にどうしても上限がでてしまうことや、業務時間が縛られることもあるためメリットばかりではありませんが、クラウドソーシングでの案件に慣れてきたところで、より高報酬の仕事を狙う際などにもうってつけのサービスです。

紹介や直接の営業も

経験者が副業をする際は、以前の職場や仕事仲間、友人・家族など、知り合い経由で仕事の紹介を受けることも多くなります。また、SNSを活用したい企業や個人に営業して、フリーランスとして直接仕事を受注する方法もありますし、自身のブログやSNSで情報発信をして、仕事の引き合いを得るというやり方も広く知られています。クライアントから直接仕事を依頼されるとマージンや手数料が発生しないため、報酬を全額えることができ、顧問契約のような形で毎月固定費を得られる契約を結べると安定的な収入源になります。

ただし、中には報酬を支払わない、受注後に追加要件を加えてタダ働きさせるなどの悪質なクライアントも存在します。個人として仕事の依頼を受ける際は、納品後の代金回収や請求にも注意しなければなりません。エージェントやクラウドソーシングなどの仲介業者を通さない仕事では、何かトラブルが起きた場合もすべて自己責任です。依頼を受ける際は、クライアントの人柄や評判にも気を配って、怪しい場合は自分から仕事を断るという判断も必要です。

未経験からSNSの副業を始める方法

SNSを活用した副業を始めるにあたっては、以下で紹介するステップを踏む必要があります。スムーズに仕事を進めるためにも、必要な手順を押さえておきましょう。

SNS運用で実績を作る

まずは、SNS運用の実績を作ることが何よりも大事です。目標となるメディアやジャンル、フォロワー数などの目標を決め、市場調査を実施したうえで実行に移しましょう。最初から想定通りにいかなくとも問題ありません。PDCAをまわしながら改善をおこなっていくことが大事です。クライアントからの信用を高めて案件獲得率を上げるためにも、以下の事柄をしっかりとこなしておきましょう。

市場調査を行う

実績づくりの最初のステップは、市場調査です。対象とするジャンルの選定や目標設定をおこなったうえで、今のトレンドは何なのか、何が人々の興味を集めているのかをしっかりと把握しましょう。また、SNS運用を行う上で必要なWebマーケティングに関する知識についても、この段階で学んでおくことをおすすめします。実際に人気を集めているアカウントをピックアップして、投稿内容やコンテンツを分析したり、ユーザー数に対して提供者が少なく、参入余地のあるジャンルを探るなどして、運用の方針を決めるのです。常に調査や分析を行う習慣をつけて、バズを生みそうなネタを蓄積しておけば、実際の業務をスムーズに進めることが可能です。

フォロワー数を増やす

調査の後は実績作りです。実際にアカウントを開設して投稿をおこっていきます。ニュースや時事問題に関する投稿を行ったり、笑いやインパクト、実用性など関心を集める投稿を繰り返しながら、フォロワー数を増やしていきます。自分から関連するアカウントをフォローしたり交流していくことも必要です。インフルエンサーとしての活動や、アフィリエイト収入を狙う場合はこのステップは特に重要と言えるでしょう。もちろん、SNS運用代行を行う場合も、「自分の投稿でフォロワー数をこれだけ増やした」という事実がそのままクライアントにアピールできる実績となります。目標を達成して数値で示せる定量的な実績をつくることで、クライアントから仕事を受注するための下地をしっかりと作っておきましょう。

案件を探して営業する

実力を証明できる実績ができたら、その成果をもとに営業して副業の案件を受注します。自身の抱えるフォロワーに興味のありそうな企業や団体に働きかけて広告費を得ることもできますし、似たようなジャンル・テーマでSNSを運営する会社に運用代行やマーケティングの支援で売り込むこともできます。実績作りに失敗して、思うようにフォロワー集めが できなかった場合でも、クラウドソーシングサイトに登録して簡単な仕事から副業を始めることは可能です。

ただし、当然ながらSNSで副業をおこないたい新規参入者は自分ひとりだけではないため、案件を受注するためには意欲をアピールして、外注先としての利便性を提案するなど営業活動が必要となります。得意分野やプロフィールなどをもとに、見込み顧客に対して労働力としての自分を積極的に売り込んでいきましょう。

副業を受注する

自分に興味を持ってくれて、業務内容や報酬金額などを交渉した結果、正式に仕事を依頼したいというクライアントが見つかれば、契約を締結し副業を受注することが可能となります。納期や作業範囲、報酬の支払い時期など契約の内容について不明点があればしっかりと確認を行い、認識を合わせておくと良いでしょう。受注後に揉めないようクライアントとの連絡は密に行うようにしましょう。勘違いしてしまいがちですが、委託先のパートナーとして採用されることはゴールではありません。あくまでスタートラインに立っただけに過ぎないのです。自分を信用して仕事を任せてくれたクライアントの期待に応えるためにも、しっかりと業務をこなしていきましょう。

SNSの副業で稼ぐために

SNSの副業で稼ぐためのコツはいくつか存在します。以下では「これから初めて副業に取り組む人」や「副業でもっと稼ぎたいという人」が押さえておくべきポイントについて解説します。

企画力を身につける

SNSの運営を行う上では、企画力を身につけておくとよいでしょう。実現したいことにあわせて適切なコンテンツや施策を企画・立案できれば、アカウントの運用が成功しやすくなりますし、クライアントから任せてもらえる仕事の幅も広がります。とは言っても、プロジェクトに参加して早々に、いきなり自分から企画を立てて提案してもあまり良い結果は生まれません。

まずはクライアントから指示された業務をこなしながら、ユーザーが求める投稿内容やチーム運営上の課題を探っていくことをおすすめします。その中で、実情に合わせた企画を考え、ここぞというタイミングで責任者に提案するとよいでしょう。

外部のパートナーとはいえ、支援先となるクライアントからの信頼を勝ち取ることができれば、単価の交渉や報酬額の引き上げに有利に働きます。やり方次第で企画の立案から運営までの主導権を全て握ることも不可能ではありません。

分析・改善を繰り返す

長期的な視点からは、SNSアカウントの運用状況について調査・分析を行い改善につなげた経験を持つことも重要です。投稿する内容や時間帯に応じてフォロワーの反応の変化を確認し、いつ、どのような内容を、誰に向けて投稿すればいいかを考え、試行錯誤を繰り返していきましょう。実際のアカウント運用を通して取得した数値上のデータやノウハウは、他のクライアントを支援する際にも役立ちます。

また、施策の効果を具体的な数字で解説できると、誰に説明する際もわかりやすく、実績としても効果的でしょう。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を繰り返すPDCAサイクルを意識することで、徐々に業務のクオリティを上げていくことができるようになります。

複数のSNSを併用する

様々なメディアが生まれ複雑化する現在のSNSマーケティングでは、単一のSNSを運用するだけでは不十分です。Twitter、Facebook、LINE、YouTubeといった昔からあるメディアだけでなく、TikTokやInstagram、Pinterest、LinkedInなど様々なプラットフォームの使い方をしっかりとマスターし、プロジェクトの状況に応じて最適なSNSを活用する方法を把握しておく必要があります。

Twitterなど短文を投稿するSNSでは短い文章の中で必要な情報を伝える、InstagramやPinterestなど画像特化型のソーシャルメディアでは見栄えの良い画像を選択するなど、各プラットフォームに合わせたノウハウを蓄積していくと応用力がそなわっていきます。

開設初期やフォロワーが集まった後、ブランディング重視かパフォーマンス重視かなどアカウントの目的によっても採るべき手法は変わってきます。それぞれの文脈に応じた対応を取れるよう経験を積みスキルアップしていくとよいでしょう。

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