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2021/01/19

Webプログラマーとは?なるには?仕事内容・スキル・年収・キャリアパス・将来性

プログラマーのなかでもWebサイト制作や自社サービス開発などWeb系の開発を専門とする職業が「Webプログラマー」です。社会におけるデジタル化が急激に進むなか求人需要も年々高まっています。

この記事では、Webプログラマーの仕事内容や必要なスキル、年収、キャリアパスなどを紹介します。独学・スクールなど未経験から転職する方法についても見てきましょう。

Webプログラマーとは

コンピュータに対する命令をコードで記述する仕事がプログラマーです。ひと口にプログラマーといっても、その種類は様々です。インターネットの普及やIT技術の進歩にともなって、幅広い分野でデジタル化が進められており、プログラミングに関する需要は増え続けています。

Webプログラマーは、主にWebサイトやWebサービスなどの開発や保守・運用に関するプログラムの作成に携わります。その点で、IT業界の汎用系プログラマーやゲームプログラマーと区別されます。

WebプログラマーとWebエンジニアの違い

プログラミング言語でWebシステムやソフトウェアを開発する点において、WebプログラマーとWebエンジニアは共通しています。実際に同じ意味合いの言葉として使用されることも少なくありません。

一方で、仕様書や指示内容を元にプログラミングを行う職業プログラマーを「Webプログラマー」、開発する機能やサービスの利用方法からプログラムの構造を考え、コードで実装していくのが「Webエンジニア」というように、両者を区別する考え方もあります。

また、同じWebプログラマーでも得意な言語や経歴によって業務が異なる場合もあります。

管理画面やUIなどクライアントサイドで動作するフロントエンドでは、JavaScriptやTypeScriptなどの言語でユーザーが接する範囲を担当。サーバーサイドでは、PHPやPerl、Ruby、Pythonなどの言語でサービスの裏側で動作するプログラムを担当します。

さらにWeb全般の開発を担当するフルスタックエンジニアとして活動することもあります。そのように同じWeb開発の現場でも、役割に応じて求められるスキルが違ってきます。

Webプログラマーの仕事内容

Webプログラマーの仕事にはどのような内容があるのか紹介します。1つの機能に関する開発だけを行うこともあれば、コードレビューやテストなど複数の作業を兼務することもあります。

プログラミング

コンピュータが理解できる言語を使って、コンピュータに指令を出すのがプログラミングです。コンピュータに実行してほしいことをプログラミング言語で命令するわけですが、WebプログラマーはWeb系でよく使われる言語を用いる開発者として仕事に取り組みます。

サーバーサイドとクライアントサイドでも必要とされるスキルや経験が異なるため、目指すポジションに合わせた言語を習得しておくことが大切です。

Webシステム/サーバーサイド

サービスの企画や仕様に基づいて、サーバーサイドで必要な処理を実行できるプログラムを開発します。要件を理解して、プログラムのコードを記述していく作業をコーディングと呼びます。すべてのプログラムをスクラッチで開発する現場は少なく、ライブラリやフレームワークを使用した開発が主流となっています。

エラーなどのログ監視やチューニング、バッジ処理、API連携など運用に関する開発を担当することもあります。必要な機能を実現するためには、コードを書くだけでなく、サーバーの立ち上げやソフトウェアのインストール、データベースの設定など開発環境の構築などもできるようにしておきましょう。

画面開発/クライアントサイド

Webサイトやスマホアプリなどの開発で、フロントにあたるUIや管理画面に関するプログラミングを行うこともあります。Webデザイナーが作成したデザインに沿ってブラウザ上に表示できるよう開発をおこないます。ユーザーが直接目にするクライアントサイドの仕事のため、デザイナー的なセンスも求められます。HTML/CSSをはじめ、ブラウザの動作に関わるJavaScriptなどを駆使して画面を作っていきます。

ユーザーがWebサイトでクリックしたりマウスオーバーしたとき、単に表示色を変えたり、サイズを大きくしたりといった動きはデザイナーやコーダーが担当することも多いですが、サイト上でデータの受け渡しや計算などの処理機能を付けるのは、Webプログラマーの仕事です。検索や決済といった複雑な処理機能もあり、こうした動きを問題なくスムーズにおこなえるようにすることが大切です。

テスト・バグ修正

自分が開発したプログラムの内容をテストするのも、Webプログラマーの仕事です。コードを書く際に意図した挙動で何の問題もなくWebサイトが動いてくれればよいのですが、ときには目的通りに動いてくれないこともあります。そのとき、どこに問題があるのかを探して、原因究明の後に対策を講じます。エラーチェックであるデバッグ作業をおこない、問題の原因となったバグを見つけて修正まで済ませます。

要件定義

要件定義は、求められるWebサイトやWebサービスにするためにどのような機能が必要かを整理して仕様書などにまとめ明確化することです。上流の仕事としてシステムエンジニアやディレクター、プロデューサーなどが担当することも多いのですが、Webプログラマーが担当することもあります。新規にリリースする機能だけでなく、既存サービスの改修やテコ入れなどを担当することもあり責任の重い仕事です。

Webプログラマーに必要なスキル

Webプログラマーに求められるスキルは、担当する仕事によっても異なります。Web制作からアプリケーション開発、サーバー、ネットワークなどのインフラ関連まで幅広いスキルを持っていれば、様々な仕事を担当できるチャンスにつながります。

フロントエンド

フロントエンドを担当するWebプログラマーは、ユーザーが直接ふれるブラウザ側の機能を開発します。デザイナーが考えたデザインをブラウザに表示するために必須のプログラミング言語が、HTML/CSS、JavaScriptです。

効率の良い作業をするために、更新管理のGit/GithubやフレームワークのReact.js、AngularJS、ライブラリのjQueryなどを使いこなせることも重要です。

バックエンド

バックエンドを担当するWebデザイナーは、ユーザーが直接目に触れない裏側で動く機能を開発します。Webサイトへのログイン、ショッピングの決済、チケット予約など、複雑な機能処理を問題なくおこなえるサイトにしなければなりません。

PHP・Javaなどが基本的によく使われている言語ですが、AI開発で注目度が高まったPythonや食べログなどにも使われているRubyといった言語にも目を向けてみるとよいでしょう。

Webプログラマーの平均年収

Webプログラマーの平均年収は、20代で350万円ほど、30代で450万円ほど、40代で550万円ほどが目安です。勤務する企業によっても異なり、担当する仕事内容も年収に影響してくるでしょう。フリーランスのWebプログラマーの場合も、獲得する案件次第で年収に差が出てきます。

Webプログラマーになるには

Webプログラマーになる方法は、いくつかあります。人手不足が深刻化するWeb業界では、勉強やスキルアップに取り組めば、未経験からでも自分に合った方法で目指すことができます。Webプログラマーへの転職・就職に関して具体的にどのような方法があるかを以下で見ていきましょう。

未経験可の求人に応募する

企業によっては、未経験でWebプログラマーになりたい人を採用することがあります。これから就職する学生や20代前半の方だけでなく30代前半までであれば採用の可能性は十分にあります。未経験可の求人を探して積極的に応募してみるとよいでしょう。

Webプログラマーになることは何歳からでも可能ですが、企業が未経験から人材育成するとなると若手を採用する傾向があります。

独学で勉強する

独学でプログラミングを学んで、Webプログラマーを目指す手もあります。インターネットや教本を参考にすれば、独学でプログラミングを修得するのは不可能ではありません。独学でスキルをつけた人でも、作成したWebサイトやアプリが認められれば企業に採用される可能性があります。

スクールへ通う

何から勉強すればいいかわからない、効率よくスキルを身につけたいという方におすすめなのがプログラミングスクールに通う方法です。Webプログラマーを養成するスクールは数多く、通学以外にオンラインで学べるスクールもあります。

どんなことを学べるのか、卒業後の進路はどうなっているかといった点はしっかりチェックしておきましょう。未経験から挑戦してWebプログラマーになっている人の割合が多ければ、有望です。

Webプログラマーのキャリアパス

念願のWebプログラマーになっても、ずっとそのまま同じ仕事を続けていくとは限りません。もっと出世したくなったり、独立したくなる方もいるでしょう。Webプログラマーにはどんなキャリアプランがあるか、紹介します。

マネジメント

企業に勤めるWebプログラマーなら、プログラマーからリーダー、マネージャーと出世していき、部長、役員などの管理職としてステップアップするキャリアパスがあります。上級職になれば、Webプロジェクトの管理を担当したり、部下をリードする仕事ができます。

プロジェクトの成功を見守る役目ですから、自分でコードを書くよりも、他部署やクライアントと交渉したり、いかに部下を動かすかなどマネジメントの配分が徐々に増えていきます。技術力や開発力だけでなく、リーダーシップやコミュニケーションスキルも求められるようになってくるキャリアです。

エキスパート

Webプログラマーのまま技術者として現場でプログラムを作成する仕事を続けたい場合、エキスパートとして専門的なスキルや経験を摘んでいくキャリアパスがあります。会社員で何年か勤務した後に、独立してフリーランスエンジニアになるキャリアも考えられます。

開発スキルの高さは、生産性の高さにもつながっていることが大切です。受託企業での経験や知識を元に社内SEや自社開発への転職も可能でしょう。何かトラブルがあったとき、マネージャーや後輩から相談役として頼られる役目でもあります。

フリーランス

企業には属さず、フリーランスとして独立活動をするキャリアパスもあります。フリーランスとして仕事を獲得していくためには、過去の実績をクライアントにアピールできなければなりません。

未経験からすぐに独立は難しく、ある程度の経験を積んでコネや実績を作っていくことも大切です。仕事を得るための営業活動、会計処理なども仕事のうちで、求められた仕事内容を納期までにおさめることも次の仕事獲得への信用につながります。

Webプログラマーの将来性

これからWebプログラマーを目指して、どんな未来が待っているのかと心配になることもあるでしょう。Webプログラマーの将来性について、お話します。

コロナ禍でもWeb開発の需要は継続

コロナ禍で業績が上昇した企業には、通販サイトやオンラインショッピングをはじめとしたEC事業者、ゲーム、音楽、漫画などコンテンツ配信などWeb関連企業が目立っています。外出せずに便利に扱えたり、オンラインで決済を済ませることができたり、むしろコロナ禍をきっかけにWebサービスを使う人が増えているほどです。

ユーザーが増えれば、Web開発の需要も増加。Webプログラマーはオフィスでなくても在宅のテレワークやリモートで仕事ができることから、どんな状況にも対応しやすい職業として有望です。

独立すれば若くても高収入が目指せる

企業に勤め続けるばかりが、Webプログラマーとして生きる道ではありません。独立をきっかけに、自分なりの仕事の仕方や収入の得方を見つける人もいます。フリーで働く際は、仕事の獲得を自分でおこなう必要がありますが今はエージェントを活用してすぐに仕事を見つけることができます。

年齢に関係なくスキルや経験次第で高い報酬を得られるため、若いほど独立のメリットは高いです。年収1000万円以上などフリーランスのWebプログラマーは高収入が目指せる点が魅力です。

転職市場での価値は高い

Webプログラマーは、国が育成を支援するほど需要がある職業です。IT業界やWeb業界で実務経験が3年以上あれば転職市場でも求人数が多く、価値ある人材として扱われます。自信を持って前向きにスキル磨きをすることで、より求められるWebプログラマーになれるでしょう。

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