キャリア

2020/11/05

未経験からインフラエンジニアになるには?転職方法・会社選びのポイント

未経験からインフラエンジニアになるにはどのような方法があるのでしょうか。人材不足が続くIT業界では、第二新卒・既卒など未経験歓迎のポテンシャル採用枠からキャリアをスタートし、学歴や職歴に関係なく活躍する人材が増えています。

この記事では、未経験からインフラエンジニアを目指す際の転職方法やキャリアパス、年収・給料、学習方法、資格やスクールなどについて紹介します。

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目次

未経験でもインフラエンジニアになれる?

需要が急増するインフラエンジニアは、未経験者からでも目指しやすい職種です。就職や転職のためには、勉強や準備も必要になりますが、しっかりと対策することでキャリアアップやキャリアチェンジは可能でしょう。

まず最初に、インフラエンジニアの職種やITインフラの基本について紹介します。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアは、サーバー・ネットワークなどITに関するインフラストラクチャの設計・構築・運用に携わる技術者全般を指す言葉です。クラウドコンピューティングの普及やWeb技術の発展により、ITインフラやプラットフォームに関する需要はますます増加しており、インフラ業務を専門とするIT技術者の必要性が高まっているのです。

サーバーやネットワークなどを専門とするIT業界のインフラエンジニアのほかに、Web業界で活躍するSRE(サイトリライアビリティエンジニア)のように大規模サービスの運用を支えるソフトウェアエンジニアもインフラエンジニアと呼ばれることがあります。

インフラエンジニアの扱う対象は、ITシステムやアプリケーションを利用するためのインフラストラクチャ全般です。システムが安定稼働するために、ミドルウェアやOS、ハードウェアのほかに、ネットワークやデータベースなどインフラ基盤を最適な構成で構築して、正常に動作しているよう監視やバックアップもおこないます。

インフラエンジニアの種類と仕事内容

次に、インフラエンジニアの役割や業務内容についてみていきましょう。業界の発展とともにインフラエンジニアはいくつかの種類に分かれており、それぞれ仕事内容が異なります。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの仕事は、システムを稼働させる際にベースとなるサーバーを設計・構築・管理することです。データセンターやIT企業などで活躍することが多く、未経験者は構築や保守管理などからキャリアをスタートします。設計では、システムを正常に動かすために必要なサーバーのスペックを見積もることもあります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事は、事業所内や他拠点間での通信を可能とするネットワーク環境を構築し、運用することです。そのために、通信容量や速度がどれくらい必要になるか見極めたり、クライアントのニーズをくみ取って最適な機材の導入を提案するのも仕事の一つです。これらの業務に就くには豊富な知識と経験が必要です。

データベースエンジニア

データベースエンジニアの仕事は、顧客や事業部門がデータを活用しやすいようにデータベースを設計・構築・運用することです。SQLなどのデータベース言語を駆使し、膨大な情報を操作して、クライアントが望む形で提供します。ビッグデータやクラウド関連の知識が必要な仕事も増えています。

インフラ保守エンジニア

インフラ保守エンジニアはサーバーが無事に稼働し続けるよう、毎日保守管理することが仕事です。サーバーは一旦稼働し始めると、滅多なことでは停止しません。毎日24時間体制で動き続けます。そのため、もしトラブルが発生した場合は速やかに原因を特定して、解決に導かなければなりません。

インフラ運用オペレーター

インフラ運用オペレーターの仕事は、サーバーやデータベース、ネットワーク環境が異常なく稼働しているかどうか、常にチェックすることです。大規模なトラブルが起こる前には前兆となる小さな問題が発生する傾向がありますが、インフラ運用オペレーターはそのような兆しをいち早く見つけ、速やかに解消していきます。

インフラエンジニアのやりがい・魅力

会社員として働く際に、仕事のやりがいも重要でしょう。インフラエンジニアには、他の仕事では得られないやりがいや魅力があります。

IT環境の基盤つくりを担当する

インフラエンジニアの魅力として、企業のIT活用を支えるインフラ全般をデザインしたり設計したりすることがあげられます。インフラ全体のアーキテクチャ設計やネットワーク設計となると経験のあるインフラエンジニアが担当する仕事ですが、それだけにやりがいも大きいといえるでしょう。

多くの企業では、まだまだITインフラが十分に整備されているとはいいきれません。顧客データや売上などの情報を管理し、ITシステムやWebサービスを運営する際の意思決定などに利用していくなど、経営に近い領域に携われる点もインフラ設計や基盤構築業務の魅力です。

サービス提供を支える

急なサービス停止や顧客情報の流出、情報漏洩などのトラブルが起こったとしたら、企業は大損害を被ってしまいます。そのため、インフラエンジニアは危機的な状況が発生しないようセキュリティに配慮し、二重三重に備えをして盤石なIT基盤を構築することが求められます。エラーや小さなトラブルには都度対応して、安定的な稼働を実現し、思い通りの仕事ができた時にはやりがいを感じるでしょう。

サーバーやデータベースなど、テクノロジーは日々進化しています。IT基盤を適切な状態で維持管理し続けるために、インフラエンジニアは常にアンテナを高く張って最新の知識や技術を取り込まなければなりません。

このように、IT技術の最先端を走り続けることは大変です。しかし、だからこそ業務に魅力を感じるエンジニアは多くいます。

インフラエンジニアの給与と年収

インフラエンジニアの給与や年収について把握することも、キャリアパスや転職を検討する上では大切です。ここでは、年収や給料の相場を紹介します。

初年度の給与は約300万円

業界未経験者がインフラエンジニアとして採用された場合、初年度の年収は約300万円が相場です。これを安いと感じるか高いと感じるかはひとそれぞれですが、大学を卒業して一般企業に就職した方の初年度の年収が240万円~270万円だと言われているのに比べると、多少は高い給与といえます。

平均年収は450~500万円

インフラエンジニアの職種全体を対象とした平均年収は450万円~500万円です。一般的なサラリーマンの平均年収が430万円程度と言われていますから、両者を比較するとインフラエンジニアの方が高額になっています。

資格取得で大幅な給与アップも可能

インフラエンジニアの業務に取り組むには、幅広い関連知識が必要です。資格を取得することで十分な知識を身に着けていることを証明できます。つまり、資格取得は転職の際に高評価に繋がりやすいと言えるでしょう。

結果として、大幅な給与アップも不可能ではありません。例えば、CiscoのCCIEを取得したインフラエンジニアの年収は750万円くらいにまで達すると言われています。これは、インフラエンジニアの平均年収である500万円よりも高額です。

インフラエンジニアはきつい?転職のデメリットは?

インフラエンジニアの仕事は良い面ばかりではなく、デメリットも存在します。仕事がきついかどうかは転職を検討する際に気になるポイントのひとつです。悪い点もしっかりと把握しておきましょう。

スタート時点での給料が低い

インフラエンジニアに転職してすぐの頃は給料が低いと感じる人がいるかもしれません。しかし、この仕事には将来性があります。なぜなら、技術職であることから、数年勤務した後の転職や昇給、独立などで年収が大きくアップする傾向があるからです。

中には、数年で100万円以上年収がアップした人もいます。スタート時点では不満を感じても、長い目で見ると事態が好転する可能性は十分にあります。

未経験で就職すると勉強が大変

首尾よくインフラエンジニアに就職できても、未経験の場合、戸惑う場面が頻発します。ITに関する用語を覚えるだけでも一苦労でしょう。通常の保守管理業務はもちろん、些細な問題が起きただけで右往左往してしまうこともあります。そのため、未経験者は日頃から勉強が欠かせません。

書籍やインターネットを活用して知識を身につけたり、実際にサーバーを組み立てて経験を積むなど、あらゆる努力が必要です。働き始めて間もない頃は慣れない仕事との両立に苦しむかもしれません。

時間を問わない障害対応

企業におけるサーバーやネットワークシステムは24時間体制で稼働しています。そのため、いつトラブルが起きても対処できるように、インフラエンジニアが常に監視しているのが一般的です。通常は2~3チームが交代で業務を行いますが、予定通りに行われない場合もあります。オフの時間に電話で呼び出されるかもしれません。

また、一度問題が起きれば、真夜中や早朝でも緊急対応することになります。特にリモート対応の環境が整っていれば、即座に障害対応を求められることもあるため、気が休まらないかもしれません。

夜勤がある場合も

インフラエンジニアは、企業にもよりますが夜勤を伴う職種です。企業のインフラシステムは、常にベストなパフォーマンスを発揮するために不規則的に機器を変更したり、構成を刷新したりします。その際、ユーザーに影響が出るのは避ける必要があるため、インフラエンジニアは利用アクセスが少ない時間帯を狙って作業をします。

ベストなタイミングはITインフラの特性によって異なりますが、深夜から早朝にかけての時間帯や長期休暇中などです。結果として、夜間や休日のシフトが組まれることもあるでしょう。

未経験からインフラエンジニアを目指すメリット

デメリットばかりではなく、インフラエンジニアになると様々なメリットもあります。こちらもしっかり確認しておきましょう。

IT未経験でも就職・転職できる

インフラエンジニアはIT企業に限らず、あらゆる企業からニーズがあります。今後、デジタルトランスフォーメーション(DX)が各企業に益々浸透すれば、更にニーズが高まるでしょう。

そのため、未経験者歓迎やポテンシャル採用を推奨する求人も多くあり、異業種や異業界からの転職も容易です。IT未経験だとしても意欲さえあれば、就職しやすいと言われています。

学歴に関係なくチャレンジできる

IT業界のなかでも、人手不足のベンチャーやスタートアップ企業では、インフラエンジニア職に限らず、全般的にあまり学歴にこだわりません。なぜなら、学問知識より実地的な知識やITスキルが重視されるからです。

企業が求めるエンジニア人材は自ら学ぶ意欲を持った人であるため、学歴を気にせずにチャレンジできます。

手に職がつく

インフラエンジニアとして働くと、否が応でも実践を通してさまざまなスキルが身につくでしょう。オペレーションシステム(OS)やネットワークなどの基礎から、クラウドシステムなど最先端の技術まで多岐にわたります。

覚えた知識やスキルは、専門家にとっては一生モノの財産です。また、手に職をつければ、キャリアアップの幅も広がります。

未経験からインフラエンジニアになる方法

まったくの未経験からインフラエンジニアになるには、どのような手段があるのでしょうか。ここでは、独学や中途採用での転職によって、新卒で就職しなくてもインフラエンジニアになる方法を紹介します。

未経験可の求人に応募して採用される

キャリアの途中でインフラエンジニアを目指すには、未経験可や初心者歓迎の中途採用求人に応募して採用される必要があります。20代や30代前半までなら第二新卒やポテンシャル採用枠の求人募集を求人サイトや転職エージェントを使って探すことができるでしょう。

求人サイトで探す

第二新卒や若手向けで募集される未経験可のインフラエンジニア求人は、通常の求人サイトでも見つけることができます。特に案件が少ないわけでもありません。なぜなら、需要が高い職種だからです。

学歴や職歴に不安があるならハローワークを利用してもよいでしょう。求人を探した後は、気になる会社へ応募します。需要が高いといっても採用の選考では他の候補者とも比較検討されます。

人事担当者や採用担当者から好印象となるよう、履歴書作成や面接対策などにはしっかりと時間を使いましょう。

転職エージェントに相談する

インフラエンジニアの求人案件は豊富ですが、その中から適切な企業を見つけるにはよく吟味する必要があります。もし選択を誤ると、ブラック企業に就職してしまう可能性もゼロではありません。

特に未経験から就職する場合、研修制度の有無などはポイントです。求人に応募する際は、転職エージェントに相談するとスムーズに進められるでしょう。

転職エージェントは、実際に企業に赴いて内情をよく把握しているからです。応募者と企業双方の要望をくみ取り、ベストなマッチングを実現してくれます。

まずサーバー関連の仕事に就く

未経験からでもインフラエンジニアに就職できるとはいえ、経験者と比べたら見劣りするのは事実です。両者が同じ求人に応募した場合、経験者の方が有利なのは間違いないでしょう。そのため、未経験者はできるだけ実績を重ねることが有効です。

最初は未経験でも就職しやすいサーバー関係の仕事から経験することがおすすめです。職歴をつけることで次の転職やステップアップにつながります。インフラエンジニアにとって、サーバー関連の知識は必須だからです。

必要に応じて勉強も必要

未経験とはいえ、ある程度の専門知識が必要な職場も多いです。それは独学やITスクールに通うことでも学べますが、実務を通して身につけることもできます。むしろ、いち早く習得するには、実践が最も効果的です。そのため、自分でサーバーを立ち上げてみるなど就職活動中から独学を進めることも重要です。

インフラエンジニアの仕事は多岐にわたります。そのため、必要に応じて勉強に取り組む姿勢を身につけなければなりません。勉強する方法もいくつかありますので、自分に合ったものを探してみましょう。

ITスクールに通う

インフラエンジニアに必要なスキルが身につくITスクールに通うのも良いでしょう。自宅で学習できるスクールもありますから、働きながらでも学ぶことが可能です。その際、できるだけ実機を想定したカリキュラムを組んでいるスクールがオススメです。

独学で知識を身に着ける

インフラエンジニアに必要な知識は、独学でも身につけられます。まずはプログラミングから着手すると良いでしょう。データベースを操作する際にはSQLが必要で、開発を行う際は他の言語も使います。特別に高度なスキルは要求されないため、本などを見ながら取り組んでみましょう。

サーバーやネットワークに関する知識も必要ですから、関連書籍などを読んで理解を深めることをオススメします。

資格の勉強と並行する

インフラエンジニアは、ハードウェアやOS、ミドルウェア、ネットワークなど情報システムやアプリケーションに関するオールラウンドな知識が必要です。さまざまな事柄を全体的に学ぶには、資格取得を目指すのが効率的だと言われています。

また、資格を保有するとインフラエンジニアとしての評価も高まるでしょう。代表的な資格は次の2つです。

Cisco技術者認定

インフラエンジニアが取得すると評価が上がる資格に、Cisco技術者認定があります。この資格を取得できれば、ネットワーク技術者としての信頼度がアップするでしょう。

Linux技術者認定資格

Linux技術者認定資格はその名の通り、Linuxの操作に関する試験です。難易度によってレベルが分かれているので、自分の状況に合わせて選びましょう。

未経験で入社する会社選びのポイント

未経験からインフラエンジニアとして就職するにあたり、会社選びは重要です。ブラック企業に入社しないよう、複数内定を得たうえでスキルアップできる環境を選択しましょう。ここでは、おすすめできる会社の特徴を解説します。

継続的に研修を受けられる

未経験で入社した社員に対して、研修期間を設けている会社は多数あります。しかし、数ヵ月経った後でも同様にフォローしてくれる会社は多くありません。もし、継続的に研修が受けられるような人材育成や技術習得などスキルアップに関する教育体制が整っている会社であれば、技術者として安心して働けるでしょう。

資格取得の支援をしてくれる

インフラエンジニア向けの資格の中には、受験料が高額になるものもあります。企業の中にはこのような資格取得に関して支援をしてくれるところもありますので、事前に確認しておきましょう。

監視だけなく上流工程もある

インフラエンジニアとして配属された部署の業務が、監視のみというケースもあります。このような職場には得てして、新人や未経験者ばかり在籍しているものです。基礎を学ぶ意味では有意義ですが、スキルアップを望むなら構築や設計といった上流工程も経験できる職場を選択すると良いでしょう。

未経験でもインフラエンジニアに転職できる理由

エンジニア未経験やIT業界が初めての初心者でも、インフラエンジニアに転職できるのには理由があります。

ここでは、未経験からキャリアチェンジが可能な背景をみていきましょう。

インフラエンジニアの求人需要は高い

IT業界を中心に、さまざまな会社でITシステムやアプリケーションの開発などデジタル化やIT投資が活発に行われています。この流れは今後も加速し続けるでしょう。そして、ITサービスを社内で維持運用するには、ベースとなるITインフラを整えなければいけません。そのため、インフラエンジニアの人材需要は高いと言えます。

スクールや研修などの制度が整ってきた

インフラエンジニアの需要は高く、慢性的な人手不足の状態が続いています。優秀な人材を新規獲得することが難しく、人材育成に注力する会社が増えてきました。実際、スクールや研修などの制度を整える動きが活発化しています。この流れのおかげで、未経験でも転職できるチャンスが広がったと言えるでしょう。

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