フリーランス

2020/08/14

エンジニアの副業を徹底解説|メリット・デメリット・報酬目安・探し方・注意点

働き方改革や在宅ワークが浸透しつつあり、企業の副業解禁などに注目が集まっています。IT業界のエンジニアはテレワークやリモート環境で働くことも多い職業のため副業を検討中の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エンジニアが副業を始める際の注意点や収入アップのコツ・メリット・デメリットなどを紹介します。副業の種類や探し方についても解説します。

目次

エンジニアが副業する理由

エンジニアが副業をする理由には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、具体的な理由についてご紹介します。

収入を増やしたい

会社員エンジニアの副業理由として多いのが収入の向上です。一般的な職業より人手不足といわれるエンジニアといえども昇進や昇給であがる給料の額には自ずと限界があります。人材の流動性が高いIT業界では、転職や独立で給料アップを目指すこともできますが、より手軽に取り組める方法が副業なのです。毎月振り込まれる賃金にプラスして、広告収入や業務委託の仕事などからも報酬を得ることができればトータルの収入を増やすことができます。

エンジニアが携わる仕事は高額案件も多く、フルリモートや在宅の案件も少なくありません。技術や経験を活かした副業をすることで収入アップが期待できます。小さな改修やサイト制作などの小規模プロジェクトも多いため、短期間で参加することも可能です。エージェントに登録して時間に余裕がある時だけ仕事を引き受けている人もいます。

スキルアップしたい

腕を磨きたいエンジニアは、技術力の向上や経験を求めて副業に取り組むこともあります。本業では使わない言語や技術要素を副業案件でなら経験できることもあります。普段の仕事とは他に、副業で多くの開発案件に携わることで、システムのアーキテクチャや開発チームの体制についてなど、技術以外のさまざまな面でも知識やスキルが身に付けられます。

そのため、エンジニア自身のスキルアップにつながるでしょう。本業で同じような案件しかできない場合は、副業で他の知識やスキルを身に付けるのも一つの手段です。

実績を作りたい

開発者としての実績を副業で作るエンジニアもいます。例えば、個人的にアプリ開発をしたり、技術ブログを公開して人気になったりすると実績としても残りやすいです。イベントやセミナーなどの登壇経験があれば、本業で評価される場合もあります。また、将来的に独立を検討している時にも多くの実績を作っておくことで有利に進められます。

エンジニア副業の種類

エンジニアの副業として「リモートで業務委託」「在宅で請負開発」「プログラミングスクール講師」「ライティング」「ブログ運営」「自分でアプリやサービスを開発する」などが挙げられます。これから、それぞれの内容やメリットなどをご紹介します。

業務委託

正社員や派遣社員などの雇用契約ではなく、業務委託で働くエンジニアの副業です。リモートワークや在宅での作業が中心になりますが、セミナーや研修の講師など対面やオフィスに訪問して行う仕事もあります。システムやソフトウェアの一部の機能のみを担当したり、更新やメンテナンス作業を個人で請け負ったり、技術的なアドバイスやコンサルティングを実施したりと様々な仕事があります。

特定分野の高いスキルや業界経験を求められる場合もありますが、その分報酬は高いケースが多いです。自宅やレンタルオフィスなどでリモート業務ができるため、効率的に作業が進められるでしょう。企画や設計などの上流経験があると、より高い報酬が期待できます。

請負開発

ツールやシステム、Webサイトなどの請負開発を副業でおこなう場合は、個人でも請けられる範囲の小規模な案件に携わるケースが多いです。クライアントと直接やりとりをして、要件定義や設計・開発・テスト・納品などをすべて行います。成果物や納品をゴールとするため、本業のある会社員は受託できる案件の規模や納期に注意が必要です。

詳しくない領域をあえて受注することで、エンジニアとしてスキルアップは期待できますが、全ての作業を一人で担当するため、さまざまな知識やスキルが必要です。

プログラミングスクール講師

社会人向けにプログラミングを教えるスクールが増えている影響で、現役エンジニアの講師や生徒をケアするメンターの需要が高まっています。スクールの講師業務は常時仕事があるわけでもないため、副業やフリーで働くことが多いのです。教える相手は大人だけではなく子供もいるため、相手によって指導方法や話し方を変える必要があります。ですが、普段から使っているプログラミング言語の指導なら副業として難しくはないでしょう。

ライティング・技術ライター

メディアの記事を書いたり文章を納品するライティングの副業もあります。紙の専門媒体だけでなく、Webコンテンツやブログなどのサイトに載せる記事の執筆依頼が増えていることが特徴です。ライティング案件を取り扱うクラウドソーシングに登録すると、エンジニア向けのテクニカルライター案件が掲載されています。主な内容は、技術やプログラミング、コンピュータに関するライティングやマニュアル作成などです。

副業としてライティングの難易度は低めで、単価も低く設定されています。文字単価は約0.5円~1円が多いです。エンジニアやITに関する記事は専門的な知識が必要な場合もあるため、中には報酬が高めに設定されているものもあります。そのようなIT知識をいかした記事に挑戦するとよりライターとしても高収入を狙えるでしょう。

ブログ運営

技術的な好奇心が強くアウトプットが得意なエンジニアは自分が作成したブログで広告収入を得ることもできます。アフィリエイトやバナー広告などで広告収入を得るためには、ブログの閲覧数を増やさなければなりません。そのため、ブログが検索で上位表示されたり、固定の読者がつくなど軌道に乗るまでは稼ぎにくいですが、人気があるブログになると副収入につながります。

ブログ運営では、多くの人が気になる内容や検索数が多い話題の記事を書くことが大切です。そして、定期的にサイトを訪問してくれるファンを増やせると安定した収入になります。

スマホアプリやWebサービスを開発する

自分でアプリやサービスを開発できる環境がある場合、挑戦してみるのも一つの手段です。ブログと同じで基本的にユーザーは無料で使えるようにして広告収入を得る方法が一般的ですが収益化は難しいです。一方で、有料アプリや法人向けにサービスを開発して継続利用をする場合に料金が発生する仕組みもあります。

直接収入を得るこちらの方法であれば、多くのユーザーから支持されなくとも収入に繋がります。それをきっかけに独立できる可能性もあり、自分の技術やスキルを試せるでしょう。

エンジニア副業のメリット

エンジニア副業のメリットには、「他社の情報に触れ視野が広がる」「社外にコネや人脈ができる」「独立の準備ができる」などが挙げられます。これから、それぞれのメリットの詳細をご紹介します。

他社の情報に触れ視野が広がる

エンジニアで副業をする場合、自社以外の人と関わる仕事が増えます。他社の情報にも触れるため、視野が広がる可能性が高いです。また、普段とは異なる仕事でリフレッシュすると、本業へのモチベーションが高まったり、スキルアップに繋がったりします。

社外にコネや人脈ができる

一人で行う副業もありますが、システム開発などの副業ではクライアントや他のエンジニア・デザイナーと関わる場合もあります。社外にもコネや人脈を作るのは、エンジニアにとって大切なことです。その結果、新しい仕事を発注される機会が増える可能性があるからです。特に独立を検討している場合、ビジネスパートナーが見つかるケースもあります。

独立の準備ができる

エンジニアで独立をする場合、フリーランスエンジニアになる人や会社経営をする人などさまざまです。フリーランスエンジニアを目指している場合、現在の本業と両立させながら仕事に繋がる案件を探す方法が有効です。そして、実績を作ってから独立する場合が多いです。また、副業の際にフリーランスエンジニアとしての収入や生活スタイルなどの知識を得ていると、独立による失敗を防ぐことにつながります。

エンジニア副業のデメリット

エンジニア副業のデメリットには「自由な時間が減る」「副業バレのリスク」などがあります。ここでは、デメリットについて詳しく解説します。

自由な時間が減る

基本的に副業は本業をしていない時間にやることになります。そのため、自分の自由な時間が減ってしまうのはデメリットと言えるでしょう。本業や副業で忙しくなってしまうと、プライベートの時間や睡眠時間を減らさざるを得ず、モチベーションの低下につながる可能性があります。

副業バレのリスク

本業で副業が禁止されている場合、副業をしていると処分されることがあります。厳重注意だけでなく減給や解雇になる可能性もあるため、注意が必要です。特に競合他社や本業に悪影響がある副業をしていると、処分も大きくなってしまいます。それを避けるために事前に就業規則を確認し、副業に関する規定は守るようにしましょう。

エンジニア副業の探し方

エンジニアの副業はどのようにして探せば良いのでしょうか。ここでは、副業の探し方についてご紹介します。

知り合いのつて

知り合いの会社でエンジニアを探しているという場合などは、その手伝いをすると良いでしょう。希望する働き方の条件なども交渉しやすく、効率の良い副業ができる可能性が高いです。請け負いたい案件などがある場合は、その点を周囲につたえておくとよいでしょう。

エージェントに登録する

副業エージェントに登録しておくと、案件があった時にだけ仕事ができます。エージェントから紹介があり、案件の内容や仕上げる期間などを確認してから取り組むことが可能です。自分で業務委託などを探せない場合は、副業エージェントの登録が有効な手段と言えます。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングでは小規模なシステム開発やライティングなどの案件があり、条件に合うものを探してから取り組めます。時間の余裕がある時に自分で案件を探せることが特徴です。

Wantedlyで探す

WantedlyはSNSと連携した求人探しやビジネス上の情報交換などができるサービスです。Wantedlyに登録してスカウトを待ったり、求人に応募していれば副業の案件が見つかるだけでなく、人脈も広がるでしょう。ここでは、登録する際のポイントを解説します。

プロフィールに希望条件を書く

プロフィールは詳細に記載できるため、事前に希望条件を書いておくことがポイントです。例えば、「週に〇時間ほど働ける副業を探しています」「時給は2,000円以上希望します」などと記載しておけば、クライアントから依頼があった時に条件でのミスマッチを防げます。また、持っている知識やスキルを明確にしていると、自分に合った案件が見つかりやすいでしょう。

複数の企業にアタックする

Wantedlyでは、自分から企業にアピールすることもできます。その際、複数の企業にアタックすると依頼に繋がりやすいでしょう。企業から依頼が来るのを待っているだけでは、副業をなかなか始められない場合もあります。

エンジニアが副業収入をアップさせるコツ

エンジニアが副業収入をアップさせるコツとしては、「実績で信用してもらう」「ブログやSNSで技術情報を発信」「サロンや広告収入などの副収入を持つ」などが挙げられます。ここでは、その詳細をご紹介します。

実績をつくって信用してもらう

副業で仕事の依頼を受ける時には、実績と信用が大切です。まずは簡単な内容でもいいので、実績を作りましょう。クライアントの要望に合った内容を納品していれば、信用にも繋がります。そこから、新しい発注を個人的に依頼されたり、人脈が広がることが期待できます。仕事の依頼が増えれば、当然副業での収入も増やせます。

ブログやSNSで技術情報を発信する

自分のブログやSNSで技術情報を発信すると、それに目を付けた企業から依頼が来る場合があります。アプリやシステム開発などをしている人はこまめに情報を発信して、アピールするのも良いでしょう。

サロンや広告収入などの副収入を持つ

サロンで指導をすると、一定の副収入が得られます。安定した副収入が欲しい場合は、そういったところで継続的に副業するのも良いでしょう。また、自身のブログの人気が高まれば、多くの広告収入が入ります。ブログの広告収入は上限がないことが多く、場合によっては本業よりも高い収入が期待できます。

エンジニア副業の収入目安と報酬毎の行動プラン

ある程度の収入目安と副業プランを考えておくと、自分に合った副業ができるでしょう。ここでは、「月1~2万円」「月5~10万円」「本業より稼ぐ」に分けて、副業の内容やプランをご紹介します。

月1~2万円

月に1~2万円の副業をしたい場合は、時間に余裕がある時だけ仕事をします。まずは単価が低くて、数時間~数日で終わる案件から取り組むと良いでしょう。例えば、クラウドソーシングやLP制作・ライティングなどがあります。

初心者はクラウドソーシングがおすすめ

初心者の場合、クラウドソーシングによる副業がおすすめです。その理由は、多くの案件が短時間で終わるからです。その分単価は低くなってしまいますが、万が一不採用になった時のダメージも少ないでしょう。募集されている案件を見て、自分ができそうなものに応募していきます。クラウドソーシングでも実績がない場合は依頼されないことがありますから、多くの案件に応募し、実績を積むのも一つの手段です。

LP制作やライティング案件は手軽

LP制作は1ページで完結する販売促進用ページのことで、エンジニアならすぐに作成できます。また、ライティングであればエンジニア向けの記事の作成依頼もあるため、自分が持っている知識や技術を使いながら気軽に取り組めるでしょう。

月5~10万円

月に5~10万の副業収入を得たい時には、しっかりと依頼を引き受けることが大切です。業務委託でのツール制作や開発案件は必要な知識や技術が高度になります。求められている内容に応じた仕事ができれば、月5~10万円の収入が期待できるでしょう。

信頼を得て定期的な依頼を引き受ける

仕事の納品などで信頼を得ていると、企業やエージェントから定期的に依頼が来ます。月に1つの案件だけではなく複数の案件を定期的に行えば、5~10万円の収入は不可能ではないでしょう。副業でも依頼や紹介される仕事が途切れない人は、高収入が見込めます。

業務ツール制作や開発案件で稼ぐ

業務ツールの制作と案件開発は報酬が高額になります。1つの案件をしただけでも、高収入になりやすいです。求められている知識や技術が高度になればなるほど、報酬も高くなるでしょう。

本業より稼ぎたい

本業より稼ぎたいと思っている時には、当然単価が高い案件を受注しなければなりません。自分にしかできない仕事を積極的にアピールして、案件を見つけましょう。知識やスキルがあると、副業だけで50万円以上稼いでいる人もいます。

技術水準の高い高単価案件を受注する

技術水準が高い案件はその分単価も高いです。案件自体に取り組める人も少ないため、自分にスキルがある時には挑戦すると良いでしょう。ただし、信用力とも関係しているため、自分が持っている能力を理解してから受注することが大切です。

知名度をあげ直接仕事をもらう

「いい仕事をする」「高度な技術を持っている」などで知名度を上げられると、直接仕事の依頼が入る場合があります。直接仕事を依頼されると、自分が希望する条件などを交渉することも可能です。単価を上げることもでき、効率的に副業で収入が得られるでしょう。

副業をする時の注意点

副業の注意点を理解していると、さまざまなリスクを防げます。ここでは、副業をする時の注意点についてご紹介します。

会社の就業規則を確認する

まずは会社の就業規則を確認し、副業可能であるかの確認をしましょう。副業が可能でも競合企業は避けるなど、細かい決まりがある場合もあります。本業で処分されて、収入が少なくなってしまっては意味がありません。それを避けるためにも、会社の就業規則の範囲内で副業することが大切です。

20万円以上の所得は確定申告が必要

月に20万円以上の所得があると確定申告が必要になります。収入を隠すと脱税になる可能性もあるため、注意が必要です。また、確定申告の手間もかかります。さらに、確定申告によって、会社に副業が知られてしまう場合もあるでしょう。

副業のリスクを把握しておく

エンジニアの副業は、契約不適合責任やライセンス違反・著作権などを意識して行うことが大切です。本業での解雇や問題があった時の訴訟など、収入だけでなくリスクも押さえてから何をするのか決めることが必要になります。事前にリスクが理解できていないと、かえって大きな負担が生じる場合もあります。

副業時間の確保や自己管理が大切

副業による収入が欲しくても、時間に余裕がない人が副業するのは困難です。また、睡眠不足などで体調を崩してしまう可能性もあります。そのため、副業をする時間が確保でき、自己管理もできる人でないと副業するのは難しいでしょう。

売上金額は周りに漏らさない

副業で収入を得ていると、嫉妬の対象になることがあります。そのため、副業している事実や売上金額は同僚や知人に話さない方が良いでしょう。就業規則に違反していなくても、「本業中に副業をしている」「独立する予定がある」など自分に不利な噂を流される可能性もあります。

エンジニアの副業を始めよう

エンジニアの副業解禁は進んでいます。リモートワークもできる職種のため、挑戦もしやすいです。また、隙間時間の活用もでき、効率的に副収入が得られます。さらに、初期投資額がなくても、始められることがメリットです。

副業解禁が進んでいる

エンジニアは副業解禁が進んでいる職種の一つです。企業に属していても、他の企業や案件に携われる環境ができています。企業側は副業で身に付けた知識やスキルも活用できると考え、多くの企業で解禁し始めています。そのため、仕事仲間も副業をしている可能性は大いにあり、気軽に始めやすくなっています。

エンジニアはリモートワークに適した職種

エンジニアの仕事は、多くがパソコンでの作業です。クライアントや仕事仲間との打ち合わせもリモートワークができます。リモートワークに適している職種のため、仕事をする時間の調整もしやすいです。時間の調整ができれば、副業に充てる時間も作りやすいでしょう。

平日の夜間や土日など隙間時間の有効活用

エンジニアの業務は自宅でできる内容も多く、平日の夜間や土日など隙間時間を活用して働くことが可能です。隙間時間を有効に活用できれば、効率良く副収入が得られるでしょう。隙間時間で働くと、満足感や達成感も増します。

初期投資ゼロでも開始できる

エンジニアの副業は、基本的に初期投資が必要ありません。起業する場合は多くの初期費用がかかりますが、成果報酬型の副業なら初期費用は不要です。初期投資0円で成果の分だけ報酬が得られるのは、副業のメリットと言えるでしょう。

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