セキュリティエンジニアの求人案件

セキュリティエンジニアの求人案件

企業内ネットワークのIT化はもちろんのこと、クラウド化によるデータの一元管理、さらにIoT・5G・AIなどの影響で、個人情報や機密情報の管理はこれまで以上に重要視されている時代になりました。そうなると情報セキュリティの重要性も高まっていきます。機密性、完全性、可用性を考慮しながら、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティ対策を専門的に担う職業が「セキュリティエンジニア」です。

この特集では、セキュリティエンジニアのフリーランス求人動向から始めて、案件で求められるスキル、仕事内容、需要や年収、役立つ資格、さらにその将来性まで詳しく見ていきます。

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セキュリティエンジニアのフリーランス求人動向

ハッキングやクラッキングなどIT分野でのセキュリティ(情報セキュリティ)に関する悪意ある行為は年々巧妙化・高度化しており、企業ではそれらの対策が急務となっています。ただし、それらを担えるセキュリティエンジニアの数は少なく、社内育成や中途採用で補える人員には限界があります。そのため、フリーランスとして即戦力で案件に加われるエンジニアのニーズは高く、求人数も堅調に推移しています。

情報セキュリティといえばウイルスやデータの改ざん、流出といった悪意のある行為やサイバー攻撃から情報資産を守る対策のことです。現在はインターネットと接続する機器が増加し、システムで扱う機密情報や個人情報が増大しているため、企業はもちろん、一般家庭で暮らす人たちにも非常に大きな影響を及ぼしやすい環境になっています。

ネットワークやシステムに関するちょっとした隙をつかれる形で問題が起こると、企業にとっては致命傷ともなる不祥事に結びついてしまうというリスクがあり、あらゆる分野の開発でセキュリティの重要性が高まっています。

セキュリティエンジニアの求人案件

セキュリティエンジニアの仕事内容

ソフトウェアやネットワーク・インフラなどITシステムに関連したセキュリティ業務を担うのがセキュリティエンジニアの役割です。ただその仕事内容の範囲は年々拡大しており、セキュリティ業務そのものが専門分化していくとともにエンジニアには幅広い業務を担当できるスキルや知識が求められるようになっています。

企画・提案

セキュリティのためのソフトやシステムを作り出すための企画、提案力が求められるのもセキュリティエンジニアの大きな特徴として挙げられるでしょう。これまでのようにシステムにセキュリティソフトなどを組み入れるのではなく、セキュリティのためのシステムやソフトウェアそのものを企画する必要も出てきますし、企業や企業が提供しているネットワークの中でいかに効率性と確実性を備えたセキュリティ環境を維持・管理できるかを見越した提案も必要です。

まったく新しいソフトウェア・ハードウェアを生み出す想像力や発想力よりもシステム・ネットワークの全体像を把握したうえで効率的なセキュリティ環境を企画できるかどうか、豊富な知識と柔軟な提案力が問われる面があるわけです。

また、企業からセキュリティ環境の構築の依頼を受けた場合にはそれぞれのクライアントの環境に合わせた企画・提案が求められますし、予算の範囲内で求められるサービスを提供できるかといった視点からも企画・提案力が問われる部分もあります。

設計

そして設計。セキュリティほど即効性が求められるエンジニアの仕事も少ないでしょう。すぐに効果が挙げられるセキュリティ環境のために設計を行います。セキュリティ・システム環境が広ければ広いほど、扱っている情報が多ければ多いほど複雑なセキュリティ環境を構築していく必要があるため、エンジニアには専門的かつ幅広い知識が求められるようになります。

単にシステム面のセキュリティ設計だけでなく、必要な機器を導入・選択するのも大事な役割です。そうなると他の問題も出てきますし、既存の機器との相性、現場がその機器を使いこなせるかといった視点からの設計も求められるでしょう。この設計の点でも柔軟性が問われることになるわけです。

実装

設計の次は実装、エンジニアとしての専門的な知識がもっとも問われる部分といってもよいでしょう。ネットワーク、ソフトウェアなどセキュリティをきちんと機能させるためのプログラムの作成を行っていきます。

その際には現代のセキュリティに欠かせないセキュアプログラミングなど最低限の知識が求められる一方、ケースバイケースでさまざまな知識が問われるようになります。例えばクライアントのシステム環境、パソコンをはじめとした機器の性能によっても行うプログラムの内容が変わってきます。いくら優れたセキュリティ環境でも現場のハードウェアに負荷をかけてしまうようなシステムでは業務に支障をもたらしてしまう恐れがあります。

安全性が高いだけでなく、「きちんと動いて」はじめて質の高いセキュリティ環境となるわけですから、高度な知識で高いセキュリティ環境を追い求めるだけではいけないわけです。脆弱性をしっかりカバーしつついかに快適に動く環境を追及できるか。ここにも情報通信の分野に特化したセキュリティエンジニアの手腕が問われるでしょう。

テスト

膨大な情報を扱い、広大なネットワークを構築しているシステムの場合、ちょっとしたプログラミングの不具合が全体に大きな支障をもたらしてしまうことも少なくありません。それを防ぐためは実用化する前にテストが欠かせません。

このテストの目的は2つ、まず「ちゃんと機能するかどうか」。そしてもうひとつはセキュリティ環境の改善の余地があるかどうかを確認するかです。セキュリティに脆弱性がないか、「抜け道」のようなものが存在しないかどうかをわざと攻撃を行うことで確認します。

そのうえで万一脆弱性が発見された場合、あるいはさらなる向上・改善の余地があった場合にはそれを行う。このテストと改善の繰り返しを行うことでよりセキュリティ環境に磨きをかけていくことができます。

難しいのは脆弱性を確認するための意図的な攻撃の内容です。自分の都合の良い、つまりきちんと撃退できる攻撃だけを繰り返してもテストにはならず、悪意を持った人たちがどのようなアプローチで攻撃を仕掛けてくるかを想定したうえで自分のプログラムにとって「都合の悪い」攻撃も試してみる必要があります。そのためには築き上げたセキュリティ環境やシステム・ネットワークそのものの状況に合わせて攻撃方法を選択する必要も出てきます。

運用・保守

セキュリティは継続的に機能してはじめて意味を持つものです。しかもサイバー攻撃とセキュリティの関係はいたちごっこにも通じる部分があり、最新のサイバー攻撃を防ぐために新たなセキュリティ環境が生み出され、さらにそれを打ち破るための新たなサイバー攻撃が生み出され…が繰り返されています。

ですからセキュリティ環境の構築は完成したら終わりではなく、つねに状況に合わせたアップデートが欠かせません。ある意味開発以上に最新の知識・スキルに基づいた業務が求められる部分です。

またサイバー攻撃だけでなく、システム・ネットワークの利用環境によってセキュリティに不具合が出てくるケースも見られます。システムを利用していくうちに扱うデータの量が膨大になったことでセキュリティ環境が適さなくなるといったケースも出てくるからです。こうしたさまざまな面で刻一刻と変化していく状況に合わせた保守管理が求められます。

セキュリティエンジニアの求人の多くはこの保守管理の役割を期待されていると考えてもよいでしょう。

セキュリティエンジニアの年収・フリーランス単価相場

こうした仕事内容からセキュリティエンジニアは現代ビジネスシーンで非常に重要性の高い業務であることがわかります。それだけに年収も上昇傾向にあり、他のエンジニアの仕事に比べると若干ながら高い水準にある傾向が見られます。

正社員で働くセキュリティエンジニアの平均年収

会社員とフリーランスの収入の違いは雇用環境はもちろんのこと、業務内容とも深く関わっています。先ほども触れたように正社員としてセキュリティエンジニアを雇用する場合、継続的なシステムの保守運用が重要な業務になるのに対し、フリーランスの場合は企画・提案や設計、実装の仕事が多くなるからです。

そして企画・提案や設計、実装の仕事は内容によって単価が大きく異なるため、一概に正社員よりもフリーランスのほうが年収に個人差が出やすい傾向が見られます。

その点、正社員のセキュリティエンジニアの年収は相場が出しやすい面があり、全体で600万円~760万円程度といわれています。やはりかなり高い水準にあるのは間違いないでしょう。

フリーランスのセキュリティエンジニアの単価相場

正社員のところで触れたようにフリーランスのセキュリティエンジニアの年収は個人差が出やすく、全体の相場を出しにくい面もあります。また単価の相場も業務内容や契約期間によって違いが出てきます。保守運用の場合は契約期間が長期に及びやすいのに対して企画・立案や開発の契約期間はそれほど長くない一方、単価が高くなる傾向が見られます。

初級スキルの単価では50万円程度のものがある一方、上級スキルの単価では100万円を超えるものもあります。どのレベルの仕事をどれだけ担当するかによって収入が決まってくるわけです。上級レベルで活躍しているフリーランスのセキュリティエンジニアの中には年収1000万円を超える人も多く、単価が100万円を軽く超える案件を継続して扱っているケースも少なくありません。

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セキュリティエンジニアに必要な知識・スキル

セキュリティエンジニアに求められるのはまず何といってもエンジニアとしての基本的・専門的な知識・スキルです。これがなければ話になりませんが、こうした職種として必須のものだけでなく、現場で活躍するために必要なスキル・知識も少なくありません。

また先ほども触れたようにセキュリティ環境は時の流れとともにどんどん変化し、サイバー攻撃の手法も巧妙化していきます。それに対応するための最新の知識・スキルをつねに吸収し、自分のものとしていく積極性や向学心が問われるのもこの仕事の大きな特徴といえるでしょう。

幅広いエンジニア知識とセキュリティの専門性

当然エンジニアに必要な知識が求められるわけですが、幅広さと専門性の両方が問われるだけに業務内容によっては膨大な範囲の知識をカバーする必要が出てくることもあります。OSやネットワーク、サーバー、データベースなどITシステムに関する幅広い知識があればあるほど、さまざまなセキュリティ案件でフリーランスとしても活躍できます。セキュリティに関する法令に精通する必要があるなど、技術以外の業務知識も必要です。一人エンジニアがすべてのセキュリティ業務に対応するのは難しく、今後は専門化が進んでいくとみられますがベースのIT知識は共通です。

そのため、必要とされる知識を幅広い身に付けるよう心がけつつも、自分が得意とするセキュリティ業務を見据えたうえで専門的な知識に磨きをかけていく選択も求められます。ある程度対応できる業務範囲を狭めても得意分野で優れた知識とスキルを持ち合わせていれば高単価の仕事で収入を得ていくことができるわけです。

また繰り返しになりますが常に最新のセキュリティやサイバー攻撃に関する知識も欠かせません。

コミュニケーション力

セキュリティエンジニアとコミュニケーション力はあまり関係がなさそうですが、じつは非常に深いかかわりがあります。仕事内容の部分で触れましたが、セキュリティ環境は担当するシステム・ネットワークの状況によって異なりますし、クライアントの要望・予算に合わせた環境づくりも求められます。

ですから常に完璧なセキュリティ環境を組み込めるとは限らず、できる範囲内でいかに求められるセキュリティを提供できるかが問われるわけで、そのためにはクライアントとよく話し合い意思疎通を行ったうえでの業務が欠かせません。

また専門的な知識が必要になる一方、自分の業務内容や目的、状況などを専門的知識を持っていない人に説明するコミュニケーション力も問われるようになります。とくに企画・立案、設計の業務ではこの面でのコミュニケーション力が非常に重要になりますから、ただ「結果を出せばよい」的な職人気質のエンジニアでは勤まらない面もあるのです。

モラルと洞察力・想像力

そして専門的ではないもののもっとも重要な適性ともいえるのがモラルです。現代のセキュリティにおける最大のテーマは情報管理です。ですからセキュリティ環境を構築する際にはクライアントの内部情報と接する機会も多くなりますから、悪用しないモラルが求められます。

これまで内部流出の形で情報が漏洩してしまった事件も数多く起きており、サイバー攻撃など外部攻撃だけでなく内部の管理もセキュリティ環境には欠かせません。とくにフリーランスで活躍する場合にはモラルの点でしっかりしていることが大前提で、逆にこの点が欠けているといかに高いスキル・知識を備えていても仕事を獲得するのが難しくなるでしょう。

また、状況に合わせて適切なセキュリティ環境を計画・変更できる洞察力・想像力も欠かせません。

セキュリティエンジニアに役立つ資格

セキュリティエンジニアに必須な資格はとくにありませんが、所持していると便利な資格がいくつかあります。

情報処理安全確保支援士試験

その名称の通り情報処理の状況を安全に確保するために必要な知識を問われる試験で、2017年に導入されたまだ新しい資格です。

ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)

おもにハッカーやサイバー攻撃といった外部攻撃から保護するための情報管理能力が問われる資格です。

公認情報セキュリティマネージャー(CISM)

この資格の特徴は資格認定を受ける前に情報セキュリティマネージメントの経験が必須になることで、現場レベルではなくマネージメントレベルでの情報管理能力が問われます。

CompTIA 認定資格

こちらはアメリカを中心に展開している資格で、IT業界における実務能力を認定するための資格、セキュリティだけでなく幅広い知識・スキルが問われます。

シスコ技術者認定

ネットワーク分野では世界屈指の会社であるシスコが認定している資格です。もっともワールドワイドで通用する資格の一つでしょう。

セキュリティエンジニアの将来性

セキュリティ分野は今後も成長が見込める領域のため、職種としての将来性は豊かといえるでしょう。業務システム、Webアプリケーション、ネットワーク・インフラなど得意分野やバックグラウンドをもとに優れた知識・スキルを備え、セキュリティエンジニアとしての経験や評判を重ねれば重ねるほど高収入が期待できます。

一方で今後は、他の領域と同じくセキュリティについても、ますます専門化と高度化が進んでいくことでしょう。そのため、金融、製造、IT、EC、ゲームなど特定の業界経験や設計・開発・運用など特定フェーズでの業務経験が重視される現場も増えていくでしょう。また、最新のセキュリティ環境に適応できるかどうかなど、第一線の技術者として生き残りをかけた努力が問われる箇所も出てくることが予想されます。

導入するシステムやIT環境が高度になればなるほどセキュリティも高度なものがもとられるようになり、それを担うことができる専門的なスキルを備えた人材が求められるようになる傾向にあります。そうした状況から複数のエンジニアを束ねるプロジェクトマネジメントや設計など上流工程を担える人材の需要が高まっている面もあります。

ネットワークやシステムのセキュリティを担うという意味で、セキュリティエンジニアは以前からあるおなじみの職業ですが、その業務を専門的に扱うという意味では新しい職業のため今後も求められる人物像や需要は変化していくと考えられます。そのような変化に対応できるよう常にスキルアップに挑戦する姿勢が重要です。

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