SAPエンジニア求人案件

SAPエンジニア求人案件

本記事では、SAPエンジニアの仕事内容や年収相場、将来性について解説します。SAP案件に関心のあるエンジニアの方はぜひ参考にしてみてください。

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SAPとは?

SAPは、ドイツに本社を構えるソフトウェア会社のSAP社の社名であり、SAP社の提供する製品を指す言葉としても使われます。1972年に設立されたときには、「System Analysis Program Development」という社名だったのですが、1976年に略称である「SAP」が正式な社名となりました。SAP社が提供しているのは、ERP(Enterprise Resources Planning)と呼ばれるもので、企業の資産である「ヒト」「モノ」「カネ」を一元的に管理して業務効率の向上やスピーディーな意思決定などを図れるシステムです。

業務の自動化や新型コロナ流行によるリモートワークの普及などを背景としたデジタル化推進の影響で、ERPを新たに導入する企業は少なくありません。そんなERPの市場において、世界および日本でトップクラスのシェアを誇るのが、SAP社のERP製品であるSAPです。システムの完成度が高く、多くの企業で使われているという実績が、SAP社に対する信頼につながっています。そのSAPを扱うエンジニアのことを、一般的にSAPエンジニアと呼びます。

SAP案件のフリーランス求人動向・案件傾向

SAP案件を請け負うフリーランスとして活躍するとき、案件紹介サイトなどを利用してSAP案件を獲得することになるでしょう。SAP案件の求人を見ていくと、本サイト「ビッグデータナビ」では2023年11月現在22件の案件掲載があり全求人案件の約1%となっております。

なお、案件獲得で注意しなければならないのは、SAP案件の内容です。SAP案件は、仕事の内容によってフリーランスのやるべきことが大きく変わります。自分の能力や特性にあった案件を選ぶことが、SAP専門のフリーランスを長く続けていくためには必要です。ここでは、SAP専門のフリーランスに向けたSAP案件でよく見られるコンサルティング案件、開発案件、運用保守案件を解説していきます。それぞれの違いをよく理解した上で、自分に合った案件は何か、案件傾向がどうなっているのかを確認しましょう。


SAPエンジニアの求人案件


コンサルティング案件

コンサルティング案件とは、SAPを導入したいと考えている企業に対して、導入や保守運用に関するアドバイスをする仕事です。SAP専門のフリーランスは、クライアント企業とのヒアリングを通じた要望の確認、業務フローの洗い出しにより課題の発見を行います。それらの作業により明らかになった要望や課題をもとに、SAPを利用した業務改善策の提案をします。また、クライアント企業の業務にあったSAPを導入できるように、カスタマイズの提案なども行います。さらに、SAPを導入していく上で必要となる準備の支援、導入後にクライアント企業の従業員がSAPを使いこなせるようにする研修やマニュアルの作成、といったこともコンサルティング案件の範疇です。

開発案件

開発案件は、クライアント企業に合わせたSAPを導入するべくシステムの開発を行う仕事です。標準機能にない追加機能(アドオン)の開発、在庫管理や人材管理などに使う設定をプログラムで組み込むパラメーター設定が開発案件の主な仕事です。SAPでは、独自のプログラミング言語である「ABAP」が使われます。開発案件の仕事はコンサルティング案件の仕事に関連している部分が多く、それぞれの案件を請け負ったフリーランスが連携しなければならない場面もあります。

運用保守案件

運用保守案件は、SAP導入後にシステムが正常に動くようにサポートをする仕事です。システムを動かしているサーバー、ネットワークなどの状況を監視して、トラブルがあれば迅速に対応します。クライアント企業からの問い合わせ対応、情報漏洩などが起きたときの再発防止策の策定、新たに必要となる追加機能(アドオン)の実装なども行います。他には、システムの更新やデータのバックアップなども仕事に含まれます。。


SAPエンジニアに必要なスキルや知識

SAPエンジニアは、SAPを扱うためのスキルがなければ、仕事ができませんしクライアントからの信頼を得ることもできません。具体的にどのようなスキルが必要なのかを見ていきましょう。

ABAPの知識

ABAP(Advanced Business Application Programming)は、SAP社が独自開発したSAP専用のプログラミング言語です。SAPエンジニアとして活動をしていくならば、ABAPの知識が必要になります。そのABAPは、シンプルで初心者でも習得しやすいプログラミング言語です。

しかしながら、他の製品では使えないという汎用性の低さのためにABAPの知識を持ったエンジニアの人数はそれほど多くはありません。SAPエンジニアとして活動していく上では、競争相手が少なければ、案件を獲得しやすくなるので有利です。

SAP S/4 HANAの知識

SAP S/4 HANAとは、SAP社の開発したインメモリーデータベースプラットフォーム「SAP HANA」上で動かすERPです。2015年2月に発表、日本での利用は2016年より開始されました。SAPエンジニアとはSAP社製のERPを扱う仕事ですから、当然ながらSAP S/4 HANAのことをよく知っていなければなりません。SAP S/4 HANAを扱う知識と技術を認定する資格として、SAP認定コンサルタントという資格があります。SAPエンジニアとして活躍したいのであれば、資格取得の勉強を通じてSAP S/4 HANAの知識を得ることをおすすめします。

複数モジュールの知識

SAPのプラットフォームは、人事関連のモジュールや会計関連のモジュールというように、複数のモジュール(特定の業務に係る機能をまとめたプログラムの集まり)で構成されます。SAPエンジニアとして複数モジュールの知識があれば、対応できる案件が増えるので多くの収入を得やすくなります。SAP認定コンサルタントの試験ではモジュール関連の知識も問われるので、資格取得を目指した勉強をしておくと役立つでしょう。


SAPの今後の需要や将来性

グローバル化が進み、海外のビジネススピードに合わせた対応が求められる中、SAPは社内業務の効率化に欠かせないITソリューションとして、今後も日本企業での導入が進んでいくものと予想されています。クラウド化が進む昨今においては導入コストも下がってきており、高額な初期コストを理由に導入を躊躇っていた中小企業でも、SAPの導入が進む可能性が高いです。また、既にSAP導入済みの企業の多くは、従来のSAP社のERP「SAP ERP6.0」を利用していますが、こちらのサポートが2027年に終了となることに伴い、「SAP S/4 HANA」へ移行することも見込まれています。これらのことから、しばらくSAPの需要は衰えることなく続いていくものと考えられます。

そして、SAPエンジニアについては、SAP導入や更新をしなければならない企業に必要とされている一方で、その数が少なく、需要に供給が追いついていない状況です。需要過多の状況が続く限りは、フリーランスのSAPエンジニアでも、スキルがあれば仕事に困ることはないでしょう。SAPの導入・更新が一段落付いたあとも、運用保守のためには専門家であるSAPエンジニアの力が必要です。したがって、突然仕事がなくなるという可能性は低いので、フリーランスのSAPエンジニアの将来性についても心配せずとも良いでしょう。


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