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Javaのフリーランス案件獲得方法って?業務内容や単価相場、最新動向をチェック!

「Java」は人気が高く、需要のあるプログラミング言語の1つです。汎用性や信頼性の高さから、さまざまな開発現場で利用されています。そんなJavaですが、近年ではエンジニアの働き方が多様化しており、Javaを扱うフリーランスのプログラマーやエンジニアが活躍する場も増えています。

ここでは、プログラミング言語として人気のある「Java」について、フリーランスの業務内容や単価相場、高収入を狙うための方法について解説します。

Javaのフリーランス案件の業務内容

Javaは汎用性が高いプログラミング言語として知られており、さまざまな現場で使われている万能言語です。そのため、Javaはフリーランス案件の種類も豊富です。それでは、Javaのフリーランス案件として、代表的な4つの業務について詳しく見ていきましょう。

システム開発

Javaを使う開発案件として主流なのが、システム開発です。Javaは汎用性が高いプログラミング言語ですが、特に大規模なシステムで開発に向いているという特徴があります。企業の基幹業務で用いられるシステムや、金融機関の取引システムなど、大規模かつ軽い動作と信頼性が求められるシステムで力を発揮します。このようなシステム開発は、Javaのフリーランス向けの案件としてよく見られるものです。

Webサイト制作

Webサイト制作もJavaを使った開発の1つです。Webサイトは基本的に、ユーザーが触れるフロントエンドと、サーバー側のバックエンドに分かれます。Javaはバックエンドで機能する言語として重宝されており、Web制作の現場でも用いられています。

Webアプリ開発

Webアプリは、Javaを使って開発される主要なサービスの1つです。Webサイトが主にユーザーによる情報の閲覧を目的としているのに対し、Webアプリはユーザー側の操作に応じて反応するサービスのことを指します。そのため、WebサイトよりもWebアプリの方が複雑な処理を求められます。

近年Webアプリは市場が拡大しており、案件も豊富にあります。JavaはWebアプリ開発の現場でも盛んに利用されており、フリーランス向けのWebアプリ開発案件の数も豊富です。

ソフトウェア開発

Javaは、パソコンなどにインストールして使われるソフトウェア開発にも向いているプログラミング言語です。アプリケーションソフトウェアだけでなく、電化製品などを制御するためのソフトウェア(組み込みシステム)にも使われています。Javaは信頼性が高く、多様な機能を実装できるため、様々なソフトウェア開発に向いています。

フリーランス向けのソフトウェア開発案件の数は、システム開発やWebアプリ開発に比べると控えめです。

Javaのフリーランス案件 単価・年収相場

Javaのフリーランス案件の単価や年収相場について解説します。

Javaはプログラミング言語の中でも非常に人気のある言語の1つで、需要も高い言語です。フリーランスエージェント大手「レバテックフリーランス」では、Java案件の平均月額単価は「69万円」です。年収に換算するとおよそ「828万円」ということになります。

また、フリーランスむけ求人サイトの大手「フリーランススタート」では、Java案件の平均月額単価は「62.1万円」です。年収に換算するとおよそ「744万円」ということになります。

Javaは企業での人気も需要もあるプログラミング言語ですが、Javaエンジニアの数は全体として不足しているとされています。なぜなら、Javaは記述ルールの多さやオブジェクト指向などから、プログラミング初心者には習得が難しい言語の1つとされているからです。Javaエンジニアの数が不足している分、優れたスキルを持ったエンジニアはフリーランスであっても高収入を期待できます。

Javaのフリーランス案件の最新動向

Javaの案件数は多く、各求人サイト、フリーランスエージェントにて案件数も他言語に比べて群を抜いているということも珍しくはありません。ここからは、Javaフリーランス案件の最新動向をご紹介します。

リモート・在宅案件は少ない

案件数が多いJavaですが、リモートワークや在宅での案件は少ないと言われています。Javaが主に使われているシステム開発の案件は客先常駐がメインで、リモートワークがしにくいという特徴があります。企業の業務アプリはセキュリティの観点からリモートワークが難しく、規模が大きくエンジニア同士の密なコミュニケーションも求められるため、客先常駐の案件が多いというのが、Java案件の事情です。

近年ではリモートワークも以前より普及しているため、今後Javaを使ったリモート・在宅案件も増えていくかもしれません。エージェントを活用し、最新の情報を集めておきましょう。

Javaのフリーランス案件の獲得方法

Javaのフリーランス案件を獲得する方法を紹介します。Javaは案件数が多いため、どのような媒体であっても獲得そのものが難しいわけではありません。しかし案件の種類も多いため、自分の希望に沿った案件を見つけることも大切です。

フリーランスエージェントを利用する

Javaに限らず、フリーランスエンジニアが案件を獲得する際に、もっともおすすめなのがフリーランスエージェントの利用です。フリーランスエージェントは案件が豊富なだけでなく、次のような多くのメリットがあります。

  • 案件に関する交渉の代行
  • 事務手続きの代行
  • キャリア相談や書類添削を受けられる
  • 非公開求人の紹介

個人で案件を探すよりも効率よく、良質な案件を獲得できる場合が多いため、Javaフリーランス案件を探している方はぜひ相談してみましょう。

クラウドソーシングサービスを利用する

2つ目の方法がクラウドソーシングサービスです。クラウドソーシングとは、個人や企業が不特定多数の人を対象に仕事を依頼する求人形態のことで、近年急速に市場が拡大しています。案件の種類や単価にも幅があり、手軽に仕事を探せます。フリーランスとしてのキャリアが浅い方や、エンジニアとしてのスキルに不安がある方でも、自分のスキルレベルに合った案件を見つけやすいというメリットがあります。

知人や友人から紹介してもらう

3つ目の方法は、知人や友人からの紹介です。元々エンジニアとして働いていた方であれば、業界に知人や友人がいること多く、案件を紹介してもらえる場合もあります。紹介料等が発生することもなく、信頼できる相手から受注できるのもポイントです。

ただし継続的に案件が得られる保証はないため、一時的な案件として考えておくのがおすすめです。フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスをメインに案件を探し、適宜紹介による案件獲得も視野に入れると良いでしょう。

Javaのフリーランス案件で高収入を狙えるスキル・経験

ここでは、Javaフリーランス案件で高収入を得るためのスキル、経験について解説します。Javaのフリーランス案件の平均月額単価はおよそ60~70万円程度ですが、なかには200万円に達する案件もあります。そうした高単価案件を狙うために、必要なスキルについて解説していきます。

PMやSEなど上流工程やマネジメントの経験

フリーランスエンジニア全般に言えることですが、プログラミングだけをこなすプログラマーよりも、システム設計を行うSEや、マネジメントを行うプロジェクトマネージャ等の経験があると、高単価の案件が期待できます。

未経験から上流工程の経験を積むのは難しいため、企業で上流工程を担当できるまで社員として勤務するか、「システムアーキテクト試験」や「プロジェクトマネージャ試験」などの国家資格にもチャレンジしてスキルを磨くとよいでしょう。

スマホアプリやシステム開発の経験

Java案件で高収入を得るために重要となるのが、スマホアプリやシステムの開発経験です。AndroidアプリのほとんどはJavaで開発されており、システム開発はJavaがもっとも得意とする案件の1つです。Webアプリ等でもJavaは使われていますが、スマホアプリやシステムの開発経験があった方が、狙える案件の幅は広がります。

小規模から大規模案件まで対応するスキル

小規模案件から大規模案件まで、幅広く対応できるスキルも大切です。Javaは大規模なシステム開発でもよく使われているため、小規模システムや個人でのアプリ開発しか経験がない、という方は高単価な案件を獲得するのは難しいでしょう。自身のスキルレベルに合わせて、大規模な案件にもチャレンジしていくことをおすすめします。

Javaのフリーランスの将来性・需要

Javaフリーランスの将来性や需要は高いと想定されます。近年ではPythonやRubyといった比較的新しいプログラミング言語も台頭していますが、大規模システムやAndroidアプリなど、Javaでの開発が主流となっている案件は多数あります。また、既存の基幹システムの改修・保守案件なども豊富にあるため、今後もJavaフリーランスの将来性・需要は高いでしょう。もちろん、収入を上げるためには高度なスキルが求められます。上流工程やマネジメントの経験、大規模システムの開発経験を積み、将来性のあるJavaでフリーランスとして活躍しましょう。

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